今回は世田谷区I様邸にて、造園工事に際し最終仕上げと致しまして施工を致しました、「固まる土」を使った雑草対策工事のご紹介です。

お住まい裏手や目に届きにくい場所と異なり、今回は主庭へ続く通路からお庭内にかけて、広範囲の施工となりました。
雑草の生えない事はもちろん、水捌け良い資材の為、雨上がりでも快適な環境となります。

透水性舗装材の敷き均し

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

地面を掘削して整地を施した通路へ、透水性舗装材を敷き均していきます。

植栽部分への施工は避ける為、簡易的な見切り材(杉板)を設置しております。

こちらの通路は道路際に面する為、目隠しと彩りを兼ねた生垣を施工してあります。
樹種は紅花トキワマンサクです。
赤く小さな葉は、白いお住まいと非常に合います。
また、伸びた枝がすぐに太くならないのも魅力の一つです。

敷き均して散水を終えた様子

「固まる土」を敷き均し、散水を終えた様子です。
養生は3日ほど要しますので、踏み入れないように注意していただく必要がございます。
掃除もしやすい快適な通路となりました。

続きまして主庭へも舗装材を施工致しました。

主庭へも舗装材を敷き均し

既存の飛び石(根府川石)を使った渡りを持つ主庭です。
鳥海石の石組みを縁取りとして、舗装材を敷き均していきます。
こちらのお庭は砂利を敷かず、舗装材での仕上がりと致します。
この「固まる土」は経年変化によって黒ずみ、昔の土間打ちの様な味わいが出て参りますので、意外にも和風のお庭との相性が良いです。
コンクリートの様な無機質な表情と異なり、舗装材でありながら、庭石や飛び石の存在感を引き立ててくれます。

散水をして仕上がった主庭の雑草対策

散水を終えて舗装材が仕上がった、主庭の様子です。
くつぬぎ石や根府川飛び石がより立体的に浮き上がり、しっとりとした空間に。

舗装材は主庭の奥まで続き、細部まで雑草を抑制してくれます。
植栽部分は土のままですが、下草類の生長や、お客様ご自身での植栽により、雑草の範囲は最小限に抑えられる事と思います。

雑草対策の舗装材は、裏手通路や隙間等に限定された素材ではなく、こちらの様に主庭にてその魅力を活かす事も出来ます。
雑草対策をお考えの際は、合わせまして全体的な風景を考えてみるのも良いと思います。

それでは失礼致します。