今回は市川市T様邸のお住まい脇通路に施工致しました雑草対策施工のご紹介です。

施工致しましたのは、透水性の簡易舗装であります、固まる土です。既に石材を使った通路がございました為、それらを活かす様に周りを固める事と致しました。

入念に整地処理

土の部分、雑草の発生が懸念される部分は全て土を掘削してレベルを下げ、平らに整地して丈夫に踏み固めておきます。
防草シートでは発生を抑える事が出来ない雑草の代表と致しましては、
スギナ
ドクダミ
ササ類
等が挙げられます。

これらは根を地中で生長させ、あらゆる箇所へ移動する特性を持っています。
1ミリ程の隙間へも根を伸ばして侵入する事がありますので、防草シートの隙間や防草シートと建物の隙間からいとも簡単に発生してきてしまいます。
ですので細部まで簡易的な舗装を施し、なおかつ水分も浸透する「固まる土」の施工は非常に有効といえます。
面積が小さく細かく入り組んだ箇所への施工がお勧めです。

室外機下への舗装

室外機の下からササの発生が著しかった為、この部分は特に入念な施工を致しました。
除草の際、ササは無理に手で引っ張るとケガをする事もございますので、作業の際は軍手などをする様にして下さい。
室外機を一旦移動し、底へ舗装材を厚めに敷きこみ、先立って散水をして仕上げてしまいます。
程よく硬化してきたところで室外機は元に戻しておきます。

敷き均した舗装材へ散水
細部まで敷き均した舗装材へ、霧状に水を吹きかけます。
仕上がりの美しさを損なわない様、まずはこの様に湿らすのみに留め、表面の硬化を待ちます。

仕上がった「固まる土」
二次散水を終えて仕上がった「固まる土」の様子です。
土色に染まり、既存の石材も味わい深い雰囲気に変わります。
年月を経ると場所によっては黒ずんだり苔むしたりと表情が変化し、文字通り土の雰囲気そのままの空間となります。

隙間への舗装
石材同士のわずかな隙間にも、この様に簡易舗装を施工する事が出来ます。
古い芝生やササなどは特にこの様な隙間から強く発生する特性を持っている為、大いに有効な施工となります。

狭い場所ほど除草作業は大変に感じるものです。
体が入りにくい場所などは特に放置してしまいがちなうえ、それゆえに雑草の成長も非常に速まります。
特に足を踏み入れない場所は雑草の種子などが発芽・生長しやすく、日当たりの悪い場所でも背の高い草が発生する事もございます。
また、草むしりのピークは夏場ですので、日中は作業をお勧めできませんし、夕刻は蚊の発生で大変な事となります。

放置してしまいがちな裏手やわき道などは、簡易的な舗装によって雑草の生えない空間へと変えてしまう施工がお勧めです。

それでは失礼致します。