今回は板橋区のマンションN様邸にて施工をさせていただきました雑草対策工事の様子をご紹介致します。

施工前の専用庭
N様邸のマンション専用庭の特徴と致しまして、非常に面積が広い事が挙げられます。
前所有者様が植えられておりました植物を始め、枕木や造園資材、さらには土を盛り上げた築山がそのままとなっており、雑草だけが次々に生育してしまう環境でございました。
この様な面積ですと夏場などはとても雑草駆除が追いつかず、休日も作業で一杯になってしまいます。

そこで今回は専用庭を一掃したうえで雑草対策を施工させていただく事になりました。

雑草を根ごと撤去し、地面を漉き取り残土処分を行います。

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枕木やその他資材を搬出し、土と雑草だけのお庭にします。
ここから全体的に平らになる様に、雑草の根ごと土を削り取っていきます。

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削り取りながら、残土はその都度土のう袋へ詰めていきます。
マンションの廊下やエントランスを通過する為、搬出の際はあらゆる物に養生をして運び出します。

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既存の枕木など、造園資材もまとめて運び出します。
こちらの枕木は長さがございました為、チェーンソーで切断のうえ搬出を致しました。

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スコップで手早く、整地を兼ねながら雑草の根を削り出します。
草の根をDIYにて駆除される場合、写真の様なスコップを使って作業されることをお勧めします。
道具は重い程に力が伝わりやすく、小道具に比べ格段に楽に土を削る事が出来ます。
小さな道具は手首をよく使ってしまう為、疲れや痛みの原因にもなるのでご注意下さい。

既存の庭石や敷石を再利用します。

既存敷石の据え付け
土の中に埋まっておりました敷石を、景観上のアクセントとして据え付けます。
実際に歩く為の据え付けではございませんが、面積の広いお庭の中で「間」を持つ役割を持ってくれます。
据え付けはコンクリートを使用してがたつきが起こらない様にします。

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敷石の据え付けに合わせ、こちらも既存の庭石を石庭風に据え直します。
土の中に埋まっていた小石ではございますが、造園技法を活かした据え付けによって生まれ変わります。

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大小のバランスや前後の振りを与えて組んだ庭石。先行して防草シートを敷き、中粒のゴロタ石を敷き込んで仕上げました。

防草シートの施工が出来ない細かい箇所は透水性舗装(固まる土)で雑草を食い止めます。

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この様に非常に細い隙間の様な部分はシートによる施工が難しくなります。
この様な場所は粉状の舗装材を詰める事が有効となります。
まずは草の根が混じった土を掻き出して舗装材を詰める下準備を行います。

固まる土を施工
舗装材を詰め込み、刷毛によって平らに仕上げます。この後、散水によって硬化させれば強固な雑草抑制効果を発揮致します。

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こちらの部分にも固まる土によって雑草対策を施しました。この様な場所から生える雑草ほど強く土を掴んで育つ為、手作業による駆除が困難となります。

専用庭全体に防草シートと錆砂利による雑草対策を施します。

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専用庭の隅々まで、防草シートによる雑草対策を施していきます。1m幅のシートをそのまま敷き込み、障害物のある部分だけをくり抜く様に施工していきます。

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防草シートを敷き込んだ箇所から錆砂利を敷き詰めていきます。雨による泥跳ねに悩まされていた外周部分も、砂利敷き仕上げによって改善されます。

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ほぼ全面に渡り防草シートを施工した様子です。雑草の生えないローメンテナンスのお庭へ変わっていきます。

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錆砂利をお庭全面に敷き詰めて綺麗に均し、砂利に付着しているダストを散水によって洗い流します。整地によって平らになった地面は不思議とお庭を美しく見せます。

雑草対策工事を終えた専用庭の様子
敷石や庭石も併せて洗浄し、雑草対策工事を終えた専用庭の様子です。
広い面積の雑草駆除から開放され、風通しも良好なお庭に生まれ変わりました。

こちらの雑草対策につきましてはお庭の施工例-マンション専用庭へ雑草対策を施工して石庭の雰囲気を-板橋区マンションM様邸にてご覧いただく事が出来ます。

それでは失礼致します。