今回は杉並区のN様邸にて施工をさせていただきました、小さな庭造りの様子をご紹介させていただきます。

施工前のお庭の様子
施工前のお庭の様子です。 こちらのお庭は玄関前から駐車場へ向かう通り道でもあり、通路としての機能も備える必要がございます。 お庭に馴染んだ景観的にも優れたアプローチを施工します。 奥に見える排水パンも撤去し、お庭に馴染む石組みへリフォーム致します。

既存の芝生を剥がして撤去しながらお庭を整地していきます

芝生の撤去作業
スコップで切り込みを入れ、土と分別しながら芝生を撤去してきます。芝生は植物として廃棄し、土は残土処分とします。

P1030137
芝生の撤去は地下茎をなるべく残さずに行うのが必須です。バラバラになった地下茎はそれほど繁殖力を持ちませんが、念の為に可能なだけ撤去していきます。

 

お客様所有の沈丁花は移植してお庭づくりで活かします

沈丁花の移植作業
既存の沈丁花は移植して新たなお庭で活かします。沈丁花は移植が困難な植木でもあります。これは根が多岐に渡って広がらず、1~2本の根が長く伸びて生長する為、それを切ると根が残らなくなる為です。反面、挿し木は容易に行う事が出来ます。

 

お庭と駐車スペースを区切る縁石を設置します

縁石設置の掘削
駐車スペースとお庭を区切る為の縁石の設置に伴い、境界部分を掘削します。コンクリートでの強固な据付に対応する為、深めな掘削が必要です。

設置施工を終えた縁石
お住まいに対して真っ直ぐなラインを維持しながら縁石を設置した様子です。 木質感のある加工をされたコンクリート縁石です。3面加工を施された製品ですので、側面も顔を出す様な高さに設定しております。

 

立水栓の排水部分の施工を進めます

排水部分への石組み
排水部分を深く掘削し、周囲を庭石(みかも石)によって形付けます。既存の排水管には丈夫なアミをセットし、ゴミが進入しない様にして埋設して置きます。

砂利を埋設 P1030144
排水用の細かな砂利を埋設し、排水管を隠します。これにより一度に大量の水が流れ込んでも排水管がオーバーフローの働きをする為、水が一時的に上がってくる事が無くなります。最終的には化粧砂利で仕上げます。

P1030165
排水部分の仕上げとしてシックな割砂利を敷き込みます。気持ちよく排水される箇所が出来上がりました。

 

歩行部分と植栽部分を明確にする花壇を施工します

庭石による花壇の成型
花壇は植栽と歩行部分を明確に分けるだけではなく、お庭の一部として美しい形でありたいものです。そうする事で何も植わっていない状態でもお庭の一部として溶け込んでくれます。

P1030152
庭石と合わせて木質工の縁石も一部に設置します。花壇に変化が生まれ、小さな鉢置場としての利用も出来ます。庭石・縁石共にコンクリートを使って強固に据え付けております。

花壇の中へ植木を植栽
花壇の中にはヒメシャリンバイを1本植栽します。アプローチ沿いに適した生長の緩やかな植木で、細かな葉を年間通して付けております。

 

景観のメインとなる駐車場へのアプローチを枕木で施工します

枕木アプローチの施工
玄関からお庭を通る枕木アプローチの施工を進めます。下地はコンクリートを使用した上部な作りとなります。僅かに左右へのゆすりを付けた設置で自然味を出します。

P1030160
駐車場へ向かう枕木アプローチ(コンクリート製)の様子。一番奥のみ立水栓に向けた据付によって自然な仕上がりにしております。

 

植栽・歩行箇所以外の部分へ雑草対策を施します

花壇を形付ける下草類
隙間へ防草シートを施工しながら、花壇を形付ける下草類を植栽しました。アプローチと花壇が僅かながら一体化する様な植栽レイアウトになっております。

P1030166
細かな部分へはコンクリートを入れ、その他部分は防草シートによる雑草対策を。隅々まで施工をされた事がお解かりいただけると思います。

 

お庭全体の仕上げとして、バークチップを敷き詰めます

バークチップの敷き込み
こちらのお庭はバークチップ敷きによる仕上げとなります。使用したバークチップは最も細かいサイズですが、バーク特有の頑丈さを持ち合わせています。細かい為、この様な細かな部分まで美しく敷き詰める事ができます。

施工を終えたお庭の様子
バークチップが敷き詰められ、施工を終えたお庭の様子です。歩きやすくメンテナンスも容易な洋風ナチュラルな雰囲気を持つお庭が出来上がりました。
こちらのお庭につきましてはお庭の施工例-バークチップの中を枕木アプローチが続く小さな庭-杉並区N様邸にてご紹介をさせていただいておりますので、併せましてご参考下さいませ。

それでは失礼致します。