今回植栽を施しましたのは、道路沿いに位置する長方形の花壇です。

花壇は全面積を草花等できれいに維持するのが難しく、植え替えに伴い費用もかさんでしまいます。

植木を全体的に思い切って配置する事で、花壇の弱点である土の表面の乾燥も改善され、地被植物による雑草の抑制効果もあります。

葉の色や形、樹高に違いを持たせた植栽レイアウト

葉の色や形、樹高に違いを持たせた植栽レイアウト

長方形の単調な花壇に見えない様に、葉の色や形に違いを持たせて樹種を選んでおります。

中央にはシンボルとなる常緑ヤマボウシ(ホンコンエンシス)を植え、花を楽しめるフェイジョア、ヒメシャリンバイ、アロニア等を添えています。

良く歩く玄関側には成長の緩やかなソヨゴの株立ちを植栽しており、生活動線の妨げにならない様に配慮致しました。

樹種の違いはもちろん、樹高にも変化を持たせる事で、遠くから眺めても楽し気な植栽デザインになっていると思います。

 

グランドカバーと洋風化粧砂利がもたらすコントラスト

グランドカバーと洋風化粧砂利がもたらすコントラスト

こちらの花壇は東向きですので、午後からはこの様な程よい日陰に入ります。

花壇の最大の問題は乾燥ですので、日当たりの良過ぎない場所ですと植栽種類の選択が広がります。

ソヨゴやヒメシャリンバイの生長は緩やかですが、ホンコンエンシスやフェイジョアは2年置き程の間隔で剪定を施す事がお勧めです。

プリペットやコニファー等の低木は色合いの美しい樹種も多いものですが、成長を見込んで樹種ごとに空間を設ける事が大切です。

空間はそれぞれの低木の色や存在感を引き立て、管理の軽減にも繋がります。

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