こちらの四つ目垣は和負の庭づくりに併せまして設置したものとなります。
四つ目垣は二か所に設けており、一つは道路との境界に、もう一つはお庭内のアクセント(簡易的な区切り)として施工を致しております。

露地風の門に合わせる四つ目垣の境界

露地風の門に合わせる四つ目垣の境界

門周りに設けた四つ目垣です。風情を感じさせる垣根の姿は、周囲をより一層和風に感じさせてくれます。 四つ目垣は通常、向こう側を透かして見せながらも跨ぐ事は出来ない、といった設計とします。境界でありながら全く圧迫案を感じさせない優れた垣根と言えます。

 

低木や小石と合わせた四つ目垣の表情

低木や小石と合わせた四つ目垣の表情

四つ目垣は周囲に何も無くすっきりとした空間に設置される事も多いのですが、こちらの様に低木や小石と合わせた様も風情が感じられます。植栽によって柱部分を隠したり、垣根の裾を低木で見え隠れさせる事で、より技巧的な空間に見せる事が出来ます。

 

庭の区切りとして設けられた四つ目垣

庭の区切りとして設けられた四つ目垣

こちらは敷地境界とは異なり、お庭の中で簡易的な区切りとして設置した四つ目垣となります。砂利敷きの空間へ庭石組によって植栽エリアを設け、そのスクリーンとしての景観的役割を持っております。植栽の裏側が筒抜けでありますと景観として成り立ちにくいのですが、四つ目垣を背景にしますと不思議と一つの空間として成り立ちます。
四つ目垣であれば垣根の近くに植栽をしても木が傷まず、向こう側が透ける事でお庭を狭く見せる事はございません。 尚、四つ目垣も表裏を設定する明確な工法があり、写真の向きが表側となっております。