M様邸のお庭は道路に面しておりますが、外構工事で設置した目隠しフェンスの高さが低く、道路からリビング窓が良く見えてしまう状態でありました。

道路沿いの境界には目隠しの要素を取り入れる事が必要ですが、この高さはやはり1.6m程度が目安になると思います。

道路から窓が見えてしまうケース

道路から窓が見えてしまうケース

人の背の高さと目の高さは異なりますので、一般的には目隠し高として1.6mもあれば十分となります。

しかし今回の既存フェンスは高さが地面から1m程度であり、これでは外からリビングの床まで見えてしまう事となります。

そこでお引越しの時期と合わせる形にて、植栽による目隠し対策を行う事となりました。
また、お庭を歩いても泥を引っ張ってしまわない様、雑草対策を兼ねた砂利敷きも行っております。

 

植栽と砂利敷きのエリア分けをするエッジ

植栽と砂利敷きのエリア分けをするエッジ

庭木の植栽と砂利敷き仕上げを合わせる場合、この2つのエリアは明確に分ける事が多いです。

もちろん低木類や下草を多用すればエリア分けとする事も出来ますが、広い面積が必要である上、メンテナンスの必要性も高くなります。

写真の様な簡易的エッジ材を地面に埋め込む事で、綺麗に地面を区分けする事が出来ますので、植栽と砂利敷きをコンパクトにまとめたい場合におすすめ出来ます。

より頑丈なエッジを必要とする場合は、ピンコロ石や小石組みをモルタルで据え付ける事も選択肢となります。

 

目隠しとなるシラカシの植栽

目隠しとなるシラカシの植栽

シラカシの植栽によって目隠しを施した様子です。

ご用意したシラカシは2.4m前後の株立ちであり、既に葉張りのある樹形を選んでおります。

1株のシラカシで目隠し幅が1m弱を確保できますので、無理に距離を近付けた植栽をする必要もありません。

特にシラカシは適度な間隔を保持して植栽する事が必要であり、生垣風の植栽時にも間隔は広めとする様にしています。

こうする事で1株ずつの樹形が小枝によって構成される姿を保つ事ができ、将来的に硬い木が並んでいる様に成長してしまう事を避ける事となります。

 

横からの目隠しを担うソヨゴ

横からの目隠しを担うソヨゴ

道路沿いの目隠し対策はシラカシとなっていますが、横からの視線対策としてソヨゴの単幹樹形を植栽しています。

お住まいにやや近い位置であり、フェンス外側が駐輪スペースとなっている為、成長の緩やかな庭木を選ぶ必要がありました。

ソヨゴの最大のメリットとして歩行通路沿いへも安心して植栽できる事が挙げられます。

一本幹の樹形は窓越しに植えても鬱蒼とせず、適度な空間を保って美しいソヨゴのシルエットを楽しむ事が出来ます。

 

庭の中から見る目隠し具合

庭の中から見る目隠し具合

シラカシは葉と葉が触れ合う程度の間隔で列植しており、これが地面をすっきり見せてくれることがお解りになるかと思います。

庭木の間隔を空ける事で得られるメリットは多くあり、

  • 小枝を育てられる
  • 風が抜けやすくなる(病虫害の抑制)
  • 陽が入りやすくなる(健全な生育)
  • 本数が少なくなり維持が軽くなる

等などが挙げられます。

目隠し効果は成長と共に育てるものでもありますので、様々な要因を植栽計画に盛り込む事が大切です。

 

エッジが作り出す砂利敷きの模様

エッジが作り出す砂利敷きの模様

エッジの素材は自由な曲線を作る事が可能であり、これを活用すればお庭へ手軽にデザイン性を取り入れられる様になります。

特に砂利敷きの場合は模様を浮き上がらせると美しく映え、雑草対策をおしゃれに見せる方法としておすすめしております。

また、砂利を明確に区切る事で散らかりを防ぐ他、反対に土が砂利へ流れてしまう事も避けられます。

庭木の下の部分はこのまま花壇として活用する事が可能で、庭木が作り出す半日陰を活かせば、山野草なども含めた様々な植物を使ったガーデニングを楽しむ事が出来るでしょう。