今回は江戸川区のA様邸にて施工をさせていただきました、雑草対策工事の様子をご紹介致します。

A様邸のお庭はお住まいの裏手に位置しており面積もございますが、隣家様との距離が近い為に陽が差しづらく暗い印象でございました。

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陽が差さない事の問題点と致しまして、よく「植物が育たない」といった事を思い浮かべられる方も多いと思いますが、日陰向きの植物は意外にも多く存在し、山間向けの自然樹などは日陰気味の方が生育も良く、ナチュラルガーデンなどは日陰の方が適していると申しましても過言ではございません。
日陰気味のお庭の問題点は「水分が乾きにくい」という事が大きな問題となります。降った雨がいつまでも湿り気を残し、つねにじめじめした環境となり、夏場は虫も多く発生する様になります。
雑草対策におきまして砂利敷きが多く用いられますのは、表面的な湿気を回避できる事にあります。土中に水分は残りますものの、砂利表面はすぐに乾きやすく、水溜りも表面化する事が無くなります為、雨上がりでもお庭に出る事が出来る様になります。
また、靴に土や泥が付着しなくなる為、いつの間にか玄関や通路が泥だらけになる、といった事も起こらなくなります。

今回はこちらのお庭へ防草シートと砂利敷きによる雑草対策を行います。

雑草や芝生を細かく撤去し、お庭を平らに整地します。

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鎌を使い根こそぎ雑草を撤去する動作にあわせ、土を削りながら整地を施していきます。やはり日陰気味のお庭ですので、雑草を撤去した後は土の表面が非常に湿っております。

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整地用の鎌やスコップを使いながら整地を進め、お庭の表面が整ってきた様子です。作業中に土中から出た小石などは一旦まとめ、支障の無い場所へ埋めて処理します。

お庭を彩る少量の植栽と庭石を配置します。

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お庭の中心には植木を植えるスペースを設け、手間の掛からない植栽を施していきます。ドウダンツツジなどは強い日差しで葉が焼けてしまいますが、こういった場所ですと秋の紅葉まで葉を綺麗に維持する事が出来ます。ですが陽が少なくなると花付きも悪くなりますので留意する事が必要です。

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同じく沈丁花も日陰向きの庭木として重宝されます。こちらは花付きに影響はなく、乾燥が続く事が無ければ生育に問題ございません。むしろ花後に樹形・大きさを維持する剪定を施す事が重要で、萌芽力を活かした思い切りの良い剪定が必要です。大きくなり過ぎますと自重で枝が曲がってきてしまう事が良くございます。

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みかも石の持つ茶系色は、少量でもお庭の中に明るい色を自然に添えてくれます。多量を寄せて使うレンガなどと異なり、ランダムに配置される色彩は見た目にも面白いお庭となります。

整地されたお庭へ防草シートを敷き込み、錆砂利敷きをして雑草対策工事が完了となります。

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防草シートの持つ1メートル幅を最大限に活かし、継ぎ目の無い施工を進めていきます。庭石の入り組みなどの部分も継ぎ接ぎはせず、ハサミで切り抜きながら隙間や継ぎ目が無い様に仕上げていきます。

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防草シートを施工したお庭の様子。貼り合わせなどの部分がほとんど無く、一面に雑草対策を行う事が出来ました。この状態まで仕上げれば、錆砂利を敷きこんで完工となります。

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錆砂利を搬入して敷き込み、雑草対策工事が完了したお庭です。こうなりますと雑草も非常に生えづらく、表面がいつも快適に乾いたお庭となります。低木の植栽がお庭に緑を添え、色彩も充実しました。
今回の雑草対策工事につきましてはお庭の施工例-暗いお庭を砂利敷きによる雑草対策で明るくリフォーム-江戸川区A様邸にてご紹介を致しておりますので、併せましてご参考下さいませ。

それでは失礼致します。