今回は松戸市のM様邸にて施工をさせてただきました、生垣づくりの様子をご紹介致します。

M様邸のお庭は隣家様の玄関に面しており、玄関の出入りがよく見えてしまう状況でございました。
また、玄関の特性上、ステップを上がった小高い位置にございます為、目隠しは2.2m程の高さが必要となります。

そこで今回はこの高さを補いながら、メンテナンスによって美しく維持出来る生垣を施工し、目隠し対策と致します。

骨格となる丸太を埋け込み、横フレームとなる竹材を打ち込みます。

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まず丸太を3箇所へ頑丈に埋け込み、丸太上部へ竹材を打ち込みます。
この竹は植栽の中間程の高さに位置し、縛り付けとしては下段となります。

 

通常の生垣骨格よりも高さを補う為、さらに上段の骨格を作ります。

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竹材を立てる様に、丸太へ釘打ちで固定します。この立て竹は3箇所となりますが、高さは綺麗に揃えて施工します。

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竹材を立てる様に固定させた様子です。竹材の高さは植木よりもやや低い位置に設計しておりますので、植栽後は目立たなくなる様になります。

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釘通しと棕櫚縄の縛り付けによって、上段の横竹を取り付けます。この竹に植木の上部を縛り付ける事により、背の高い生垣を安定させる事が出来ます。

 

生垣用のマキを植栽しながら、骨格へ縛り付けていきます。

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植栽を致しますマキは小さめな葉が魅力的なラカンマキです。生垣用としては背の高いものをお探しし、今回の生垣作りに適したものをご用意する事が出来ました。通常よりも葉が細かい繊細な生垣を仕上げる事が出来ます。 上段の竹に縛り付けて固定する事で、生垣の形も安定してまいります。

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下段、上段の竹への縛り付けは、生垣用の植木に必須であります矯正を加える事ができ、生長を美しくする事が可能となります。

 

生垣に初期剪定を施して新芽の発生を促進し、植木へ水決めをして生垣が完成します。

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植栽されたマキに初期剪定を施します。生垣の場合、特に大切な事と致しまして「上部を甘やかさない」事がございます。どんな植木でも上部の方が生長しやすく、自然の摂理ではそれに伴い下の枝を枯らせていきます。上部をきちんと剪定し続ける事で、下の部分も葉が充実した生垣にする事が出来ます。

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一通りの作業を終え、周囲の土を片付けて植木へ水決めをします。

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完成したラカンマキの生垣です。隣家様の玄関を十分に目隠しする事が出来ました。今後の剪定によってさらに密度の濃い生垣にする事が出来ますので、景観的にも将来が楽しみです。
フェンスと異なり圧迫感もなく、隣家様も玄関を開けた際に緑がある事で気持ちの良い景観となる事と思います。
こちらの生垣につきましてはお庭の施工例-隣家様の玄関ドアを目隠しするマキの生垣-松戸市T様邸にてご紹介をさせていただいております。

表裏ともに緑が美しい生垣による目隠し対策。圧迫感を出したくない場合には是非考えられてみては如何でしょうか。

それでは失礼致します。