今回は稲毛区のO様邸にて施工をさせていただきました、樹脂フェンス設置工事の様子をご紹介致します。

フェンスにて目隠しを希望される場所は道路よりも高い部分となっており、施工前はヒバの木が大きく生長しておりました。

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ヒバの木は古くなるにつれ自然な枯れ枝が生じやすく、根の張りも弱い為、倒木しやすい特性がございます。

日差しを求めて生長した結果、道路へ覆いかぶさる様な状態になってしまいました。
こうなりますと枯れた細かい葉が道路に飛散しやすく、ヒバの枯れ葉は肌に付くと痛みを感じる事もございます。
今回はこちらのヒバを伐採、抜根処分し、新たに樹脂フェンスによる目隠し対策を施します。

既存の庭木を伐採処分。根も残らない様に取り除きます。

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まずは木の枝を払い除き、やや細かく裁断していきます。
トラックの荷台にて切り刻み、リサイクル処分へ持ち込める状態にします。

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木の根の周りには既存のブロック、地中にはその基礎もございます為、手作業にて周囲を掘り下げて根を除去していきます。ヒバの場合は、太い根を3本程切断すれば抜きやすくなる事が多い為、抜根はスムーズに進みます。

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根を掘り起こして庭木を撤去し、チェーンソーにて規定以下の長さへ切断し、リサイクル処理へと持ち込みます。
全ての木を撤去し、ようやくフェンス設置工事へ進みます。

ロータイプの樹脂フェンスの柱材を設置していきます。

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フェンスの設計を踏まえて柱材の据付位置を測定し、柱材を埋め込む穴を掘っていきます。柱の埋め込みは40センチ程となり、埋設はコンクリートを使用して強固に固めます。

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既存壁の基礎が20センチ程庭側へ入り込んでおります為、柱材の位置はこの様な位置となります。1本ずつ計測を行い、横一列に据え付けていきます。

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今回の樹脂フェンス施工は全長8メートルとなり、柱の数は9本の設計となります。高台に施工するフェンスですので目隠しの高さは70cm程で十分となります。柱材の設置を終え、コンクリートが硬化するまで養生致します。

目隠しの効果を担う樹脂フェンス材を取り付けます。

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フェンス材は端より順に取り付けていきます。それぞれ端の限界接点を計測し、目隠し剤が必要最大限の位置まで寄る様に設定します。既存フェンスに接する寸前の位置よりフェンス材を取り付けていきます。

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フェンス材は2メートルの長さですので、この様に柱の中心部にて次のフェンス材とバトンタッチをする様な構造となります。この接点は1センチの空間を設け、「ジョイント材」によって空間を隠す様にします。

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この工程を繰り返す様に、順に樹脂フェンス材を取り付けます。低く長く伸びる、シックなローフェンスが出来上がってきます。

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仕上げに細かいダストや、穴開けの際に出る樹脂粉を拭き取っていきます。フェンス材は施工中に汚れやすくもございますので、手の跡や埃を丁寧に拭き取って完成となります。

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樹脂フェンスが完成した様子です。庭木の時よりも明るくなり、かつしっかりとした目隠し効果を発揮してくれます。全長が長い樹脂フェンスの場合はむやみに明るいカラーよりもこちらの様なシックなカラーですと奇抜な印象に見えず、自然に住宅街に溶け込みます。
こちらの樹脂フェンスにつきましてはお庭の施工例-ロータイプの樹脂フェンスで適度な目隠しを-稲毛区O様邸にてご紹介をさせていただいております。

必要最低限の高さでお洒落な目隠しとなる樹脂フェンスを、是非取り入れてみては如何でしょうか。
それでは失礼致します。