今回は鎌ヶ谷市Y様邸にて施工を致しました、金芽ツゲの生垣工事のご紹介です。

生垣と申しますと、大きくなりすぎて道路にはみ出した生垣を想像される方も多いのではないでしょうか。

弊社のご提案にも生垣の施工が含まれる事がございますが、特に樹種やサイズには注意して設計を致しております。

小さな生垣、背の低い生垣は、お客様ご自身での剪定・手入れが行き届きやすく、作業自体も難しいものではございません。
特に「生垣」は細かなメンテナンスによる「状態向上」が表れやすく、やりがいもある楽しみとなり得ます。

ご提案の際にはご自身での手入れ方なども含めてお話をさせていただいておりますので、これから剪定を楽しまれる方にもお勧めです。

今回施工致しました生垣は、上記の様に手入れがしやすい、アクセント的な意義を持っております。

生垣の骨組み丸太の据付 竹材の差込延長

生垣設置場所へ、骨組みとなる丸太を据え付けます。
緑の壁となるまでは非常に目立ちますので、均等に美しく見える様に施工します。
右写真は別の場所ですが、竹を延長する際は写真の様に隙間無く竹を差し込み合わせて釘打ちをします。

ツゲを仮置きして竹の高さを決定

竹は二段使いの骨組みとしますが、高さは植栽する植木の状態により変化します。
同じ高さの植木でも、仕入れによって枝の「クセ」が異なりますので、その都度調整しております。
写真の様に生垣用の植木を仮置きし、適切な骨組み位置を決定します。

植栽した植木を縛りつけ

植木を植え込みながら、骨組みに縛る作業です。
金芽ツゲは小枝が既に充実している場合が多く、引き込み調整がさほど必要ではない反面、幹に「強い曲がり」などのクセが付きやすい傾向がございます。
ですので、出来るだけ真っ直ぐな幹に育てる事を優先した縛り付けが必要です。

完成した金芽ツゲの生垣

完成した金芽ツゲの生垣です。
距離はやや長い生垣ですが、低く無駄の無いサイズですので、圧迫感や植栽によって暗くなるという事はございません。
濃緑色の植栽は特に圧迫感が出ない作りが大切となりますので、ツゲなどの樹種は特に低い生垣向きと言えます。
また、金芽ツゲは古くから和風の庭の生垣に用いられておりますが、葉の形が細かいので周りの風景と調和しやすく、洋風のお住まいであれば洋風に、自然風の風景いわゆるナチュラルガーデンにも違和感無く溶け込みます。

低い生垣をご検討の方はぜひ参考にしていただければと思います。

それでは失礼致します。