今回は柏市S様邸の花壇にて施工をさせていただきました、植栽工事の様子をご紹介させていただきます。

予め設置されておりました花壇は細長い形状ですが、幅が5m弱あり、ご自身にて植物を充実させるには広すぎる構造となっておりました。

設置されていた幅の広い花壇
花壇の周囲を見ますと背後にリビングの窓がございますので、こちらの花壇には目隠しを兼ねたシンボルツリー、その他の植栽を施しながら、一つの庭としてデザインする事となりました。

また、植栽は充実させながらも、ご自身にて植え込みをしていただける花壇を2箇所設ける事もプランに盛り込んでまいりました。

目隠し効果も備えたシンボルツリー(常緑ヤマボウシ)を含む、植木3本を植栽します

洋風植栽として用いられる事も多い、常緑ヤマボウシをシンボルツリーとして花壇の中央へ植栽します。

シンボルツリーの植栽
ご用意致しました常緑ヤマボウシ(ホンコンエンシス)は樹高3メートルの株立ち樹形。枝が密で幅のある、目隠しに向いたものをお探し致しました。ホンコンエンシスは常緑と言われましても冬季に葉を落とす習性があり、特に北風が吹き付ける場所への植栽時は予め想定しておく事が必要です。

隣地境界側へソヨゴを植栽
続きまして花壇左手、隣地境界側へソヨゴの株立ちを植栽します。こちらは目隠しの必要性は重要ではありませんので、軽やかな印象の植木を選択する事が出来ます。加えて隣地への枝の越境を考慮し、予め生育の緩やかな植木を選ぶ事が大切です。

オリーブを植栽
こちらは花壇右手、小振りなオリーブを植栽します。小振りと言いましてもオリーブは生育が非常に旺盛です。こちらは敷地上中央辺りに位置しますので、ある程度の大きさになる事を想定しております。ゆくゆくはこちらの花壇の中で最も大きな木になる事でしょう。

 

庭石と縁石組みによって右側の花壇を作成。周囲はグランドカバー類の植栽で柔らかく演出。

今回の庭づくりでは、花壇の中へ2ヶ所の園芸スペースを設ける事となっています。まずは右側の花壇を作っていきます。

庭石と縁石による花壇組み
オリーブの足下から石組みをスタートさせ、木材調デザインのコンクリート縁石を使って繋いでいきます。
庭石はあくまでもオリーブとの兼ね合いを重要視し、違和感なく花壇のパーツとなる様にレイアウトしていきます。

花壇の終点部分の庭石
花壇の終点部分は再び庭石組みに切り替わり、反対側と同様にこちらは常緑ヤマボウシとのバランスを加味して組み付けます。花壇の最後は既存の縁石へ自然に接触させます。
縁石と庭石は共にコンクリートを使用して固定しており、完成した際は頑丈な花壇となります。

庭石に添えるグランドカバー
出来上がった花壇の枠を柔らかく見せる様に、ブルーパシフィックをグランドカバーとして寄せ植え。庭石は片側が緑に隠れるだけで印象が全く異なって見え、色合いもより浮き上がってきます。

花壇の向こう側へカレックスを植栽
花壇の向こう側へは細葉のグラス系であるカレックスを植栽。周囲と異なる色彩をワンポイントのみ加える事で、自然に目が移るポイントを作ります。こちらの植栽により、特に花壇内に植物が植えられてない時も、お庭らしい景観を維持する効果がございます。

 

左側花壇は庭石組みのみで構成。端部だからこそ色味の強い低木植栽で引き立てます。

左手花壇は庭石のみで構成
こちらは縁石を用いずに庭石のみで緩やかな曲線で組み付けます。よほど小さな石ですとカーブも作りやすいのですが、こちらの庭石サイズで短距離カーブを描く際は少々コツが必要です。同じくコンクリートを使用して頑丈に組んでおります。

目を引くイエローリーフのグランドカバー
花壇の左手奥、こちらの部分は敷地全体から見ても端にあたりますので、目を引くイエローリーフの低木を植栽しています。こちらに目立つ色彩をレイアウトする事で端まで目を引く事ができ、全体的に整った印象に見せる効果を生み出します。

 

花壇の中は深さ20cm程まで掘削し、土壌改良を施します

せっかくに花壇を作りましても、固い土が残っていたりしますと小さなスコップで植え付けをしづらく、当然植物の生育もよろしくありません。

花壇の中の土を入れ替え    
そこで出来上がった花壇内の土は20cm程掘り下げて処分します。ポット物の植物であれば余裕を持って植え付けられる深さを見ております。


左手の花壇も同様に土を掘削します。この深さまで土壌改良を施しますと、水捌けそのものも良好になります。これは花壇の外の土にも良い影響を及ぼします。

新たに客土された堆肥入りの赤土
新たに樹皮堆肥を混ぜ込んだ赤土ベースの土壌となった花壇内。培養土や園芸用土ほど乾燥しにくく、かえって長期的に安定した土壌を保ちます。花壇やプランターの場合、あまり肥料分を含んだ土はお勧めしませんうえ、施肥については適量をご自身で行っていただくのが最良と考えます。

同様に客土をされた左手花壇
左手の花壇も同様に、深い場所まで土壌改良を行いました。水遣りや降雨の際、余分な水が速やかに下層へ排水されます。土壌改良を致しますと、小さなスコップでも穴を掘る事が出来る様になりますので、植え込みの際の負担を大幅に減らす事となります。

 

完成した花壇への植栽、植え込みスペースの様子です

完成した花壇の様子
完成した花壇の様子です。使いやすいサイズの花壇が二箇所へ設けられ、シンボルツリーを中心とした植木が均等に配置されています。左右隅々まで整備されたお庭の様になり、グランドカバーや庭石組みが一層色鮮やかに見せてくれます。

こちらのお庭の詳細につきましてはお庭の施工例-花壇の中へシンボルツリーの植栽と2つに分けた花壇を設置-柏市S様邸にてご覧戴く事が出来ます。