H様邸の1階窓は道路の近くに面しており、位置としては高さがあるものの落ち着かない状況でございました。
窓の目隠しをする際はフェンスや植木など方法がございますが、どちらに致しましても窓からの距離が近いと不自然に見えたり窓としての利便性を損なう事があります。

植栽が出来ないコンクリート仕上げ

植栽が出来ないコンクリート仕上げ

該当の窓下はコンクリートによって仕上げられており、フェンスの柱設置や植栽が出来ない状況です。
そこで今回は頑丈な業務用プランターを使用した植栽を「設置」する方向にて施工を承りました。

 

窓の目隠しに設置したプランター植栽

窓の目隠しに設置したプランター植栽

プランターの植木は地植えとは逆に、設置後の高さが上がります。この為コンパクトなサイズの植木でも立派に見せる事ができ、目隠しを担う際はメリットとなります。
樹種は幹数の多いソヨゴの株立ちで、特に目隠し効果が高く、同時に真っ直ぐ上へ成長する「芯」が綺麗に残っている木を吟味しております。
こちらの場所は窓にも道路にも近い為、とにかく生育が緩やかな木を選択する必要がございます。
ソヨゴでしたらこちらの様に陽の当たりにくい場所でも緑濃く生育しますうえ、乾燥を起こしやすいプランターも強い日照りに晒されない安心感があります。

 

同種を列植えすれば生垣調の雰囲気も

同種を列植えすれば生垣調の雰囲気も

プランターが複数になれば異種の植木を植えたくなるものではありますが、目書くし効果を必要とする際は生垣と同じく同種の木をレイアウトする事がおすすめとなります。
同種の木であれば枝同士の接触が起きても違和感がなく、かえって壁の様に自然に塞がって見えます。こうなりますと生垣の様にしっかりとした目隠し効果が発揮され、植木自体も立派な姿へ生育させる事が可能になってきます。

 

乾燥防止にバークチップでマルチングを

乾燥防止にバークチップでマルチングを

植栽部の地表はバークチップを敷き詰め、見栄えと乾燥防止を兼ね備えています。プランターは夏場に限らず冬季も強い乾燥を起こしますので有効となります。
冬は根の冷えも想定する必要がありますので、きちんとした保護と厚く頑丈なプランターを使用しますとあらゆる面で安心です。