眼下に都心の街並みを、その先の東京湾をも真近に見る事が出来る地上43階のバルコニーにて、緑を添えるプランターへの植栽を施工させていただきました。
こちらはフラワーアーティスト:ちばまきこ先生によるフラワーデザインレッスンが行われております、虎ノ門ヒルズレジデンスのバルコニーとなっております。
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ちばまきこ先生は日本におけるフラワーデザインを確立された第一人者でいらっしゃいます。
先生は植物のグリーンもとても大切にされており、バルコニーには手の掛けられた植物が息づいております。
今回は先生のお持ちになられます植物と共存する雰囲気を大切に、プランター植栽の施工をさせていただきました。

 

都心タワーレジデンスのバルコニーで楽しむ、土が育む緑の風景。剛健種のコニファーとテラコッタプランターを合わせました。

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ちばまきこ先生とのお打ち合わせの際には、あらゆる植物の環境適応度についてご相談を致しました。43階という環境は植物選びも困難であり、暑さや強風、都心高所における潮風など、あらゆる弊害に耐える植栽品種が必要となります。 なおかつ存在感があり、強い緑色を放つ植物が必要でございました。そこで今回ご用意致しましたのはコニファー系グランドカバーとして使用されるブルーパシフィックです。様々な面で剛健であり、乾燥の早いプランターでも生育が可能です。 グリーンのボリューム感を考えますと、プランターはやや小振りの方が効果的となります。溢れる様なグリーンが並ぶ、上品な空間となりました。

 

さりげなく並ぶグリーンがバルコニーを彩ります。どんな場所でも緑を楽しめるのがプランター植栽の魅力です。

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アウトリビングと呼ぶにふさわしいバルコニーの様子。下に並べられた植栽のグリーンが、額縁の様に風景に溶け込みます。 こちらのプランターは室内からも見えますので、大きな景観的効果もございます。都心部のマンションは無機質なデザインの空間が多く見られますが、やはり植物のグリーンは風景を優しく一変させます。
プランター植栽における寄せ植えは、植物の向きや高さを調整し、時には傾けて植えつける必要も生じます。そうして植栽された植物へ適度な剪定を施しておく事が大切です。見た目だけではなく、初期生長を促進させる大切な作業となります。

 

丸鉢の植え込みとプランター植栽。形の異なる多くの緑が共演する空間となりました。

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地上43階とは思えない様な緑の空間。大切に手を掛けられた植物は、厳しい環境の中でいきいきと育っています。弊社施工のプランターはあくまでも風景の脇役ではございますが、都心の眺めや鉢植えを大いに引き立ててくれると思います。
プランター植栽の際、植物選びと同様に土が大切です。肥料の強いプランター培養土などは多くの種類が販売されておりますが、乾燥しやすい物やすぐに砂の様になってしまう物も多いので注意が必要です。今回は限りなく庭土に近い用土を使用しております。樹皮堆肥に赤土を合わせた物ですが、肥料焼けや極度の乾燥が起こりにくい優れた土となっております。

こちらのプランター植栽の作業につきましてはお庭造りブログ-フラワーデザインレッスン虎ノ門ヒルズレジデンス様-小型プランターの緑でバルコニーに彩をにてご覧戴く事が出来ます。