今回は世田谷区桜上水にてご開業をされました「るみえ歯科・矯正歯科医院」様にて、花壇への植栽と診療室窓への植栽を施工させていただきました。

こちらの立地は小高く日当たりもよく、風通しも良好な環境でありました為、植栽した植木も健全に育っていくかと思います。
ちょっとした丘の上、とも言えるこの様な立地は空も広く感じられ、実際に植物の生育も良好になる傾向があります。

立看板と馴染むサイズの植栽を

立看板と馴染むサイズの植栽を

街でよく見掛ける立看板やサインは、近付いてみると意外に大きな物である事が多いです。小さく見えていた物でも3m程の高さがあったりしますので、合わせる植栽も立派な物を選んでおく事がおすすめです。
看板に寄り添う木がサイズ不足でありますと、不思議と看板が過剰に大きく見えてしまったり、木が頼りなく感じてしまう事もあります。
また、生育の速すぎる樹種を選んでしまいますと枝が接触したり文字を隠したりしてしまいやすく、その都度枝をカットしなければならなくなって樹形の崩れに繋がります。
この様なシチュエーションにおきましては予め生育が緩やかであり、尚且つある程度の高さまで美しく仕立てられた植木を使う事が望ましくあります。

 

色彩豊かにデザインした低木植栽

色彩豊かにデザインした低木植栽

足下への低木レイアウトは、グランドカバーのコニファーも合わせて色彩豊かな雰囲気にデザイン。
看板の周囲はコンクリート基礎がある為に植栽は避け、泥跳ねを防止してくれる化粧砂利による仕上げに。その中へカレックス・アマゾンミストを1株だけオーナメントの様に植栽しています。
斑入りツゲは日当たりが重要ですのでサイドへレイアウトし、前面へコニファーを植栽しています。植物の生育が難しい奥まった部分へはバークチップを敷き詰めております。

 

エントランスに馴染むアオダモ

エントランスに馴染むアオダモ

クリニック様におきましても住宅の様にナチュラルな植栽を取り入れたいものです。ですが落葉樹は種類を吟味しませんと通路へ枝が走りやすく、エントランスへの植栽としては不向きな種類も多くございます。
予め下枝が少ないアオダモ等を添えてあげますと通路でも邪魔になる事はございませんが、物足りない、寂しく見える、などのケースもあります。
この場合は低木や下草類などを吟味し、全てを「植栽群」として見せる植栽デザインを施すと良いでしょう。

 

賑やかながらローメンテナンスな低木エリア

賑やかながらローメンテナンスな低木エリア

枝葉の少ないアオダモが寂しく感じられない様、足下へ低木や下草による植栽群を形成しています。
ライトは土から突出する姿は好ましくありませんのでグランドカバーで覆っています。地面との区切りをぼかすだけでも景観向上となりますので、是非取り入れたい植栽方法です。
少量の下草はメンテナンスがほぼ不要であり、コンフューサは切り戻しを行っても自然に見せる事が出来ますので寄せ植えレイアウトでも活躍します。

 

診療室から眺める植栽のグリーン

診療室から眺める植栽のグリーン

隣家様の外壁が近接する診療室窓ですが、こちらへはソヨゴの植栽を施し、身近にグリーンを感じられる様にしています。列植の扱いにはなりますものの、生垣の様な硬さは感じさせず、枝葉の空間が確保される様なレイアウトをしています。
枝葉が多少混み合ってきましてもソヨゴであれば葉色を美しく保てる他、生育の緩やかさから窓に干渉しにくいというメリットがあります。
塞ぐという感覚ではなく、庭木の緑を添えるといった目隠し植栽と言えます。

日陰となる窓前の植栽状況

日陰となる窓前の植栽状況

診療室の窓への植栽を、外部から見た様子です。窓からの距離は近くなっていますが、1年に1度程度の剪定を行っていけば維持が可能な配置と言えます。
この様な場所へシマトネリコやカシ類を植栽してしまう例を見掛ける事もありますが、狭小地である程日光を求めて急な生育を見せる傾向があります。生育力や特性を考慮した植栽計画が大切です。
また、日陰がちな場所ですと病虫害も発生しやすいので、そちらの所も考慮すると良いでしょう。