N様邸のお庭には道路に面した生垣がございましたが、生長が旺盛な為に剪定メンテナンスを欠かす事が出来ず、剪定を施しても幹が太って道路へ越境してしまう状況でございました。

生垣の植栽はカナメモチでした。レッドロビンに似ていますが、若干葉が小さく生垣向きであると言われております。

ウッドフェンス施工前の生垣

ウッドフェンス施工前の生垣

ですが根本的な性質はレッドロビンと同じですので、繰り返しの刈り込みによって急速に枝や幹が太ってしまい、日当たりの良い上方の生育に偏ってきてしまいます。
そうなりますと幹そのものが日向側へ傾いて太り始め、やがて越境を防ぐ剪定が出来なくなってきてしまいます。
そこで今回はこちらの生垣を撤去し、お庭リフォームに併せましてウッドフェンスを施工させていただきました。

 

必要最低限の高さで施工したウッドフェンス

必要最低限の高さで施工したウッドフェンス

お庭リフォームに併せまして新たに施工を致しましたウッドフェンスの眺めです。
人の背丈エリアの越境の心配が無くなりました事はもちろん、お客様と入念にお打ち合わせを致しました最低限の高さにより、圧迫感を感じない佇まいとなりました。
樹脂フェンスよりも強度が強く、ウッドデッキ材として活躍するイタウバ材。人が乗っても平気な強度を持つ板材をふんだんに使用しております。

 

広めの隙間で光と風を通す設計に

広めの隙間で光と風を通す設計に

強い目隠し効果を必要とする場合、板材の隙間は10~15ミリに留めますが、こちらのウッドフェンスはお住まい窓から近い事もあり、暗くなり過ぎない事を考慮致しました。お話し合いによって板材隙間は30ミリとし、光と風を妨げない設計となっております。最下部にもお庭の空気を澱ませない隙間を設けており、小さな植物周りの空気が循環する様に致しております。
板材は色味に個体差がございます。打ち付け時には一枚ずつ板材の色を確認しながら、同じ色が集中しない様に配材を致しております。

 

施工場所に応じて設計を変える事が可能です

施工場所に応じて設計を変える事が可能です

左写真:お庭の入り口となる扉の横にもウッドフェンスを施工。
道路側のフェンスと高さを統一して一体感を出しておりますが、全く同じ設計に致しますと単純に囲った様な雰囲気となります為、こちらは風の出入り口として隙間をより広く空けたデザインに。
ウッドフェンスの背後に常緑樹を植栽する事で双方が引き立ち合い、目隠しの効果も得る事が出来ます。
尚、内側に施工を致しましたお庭につきましてはお庭の施工例-頭上の緑が心地良さを感じさせるナチュラルガーデン-板橋区N様邸にてご紹介を致しております。
右写真:フェンス材にはあらゆる素材が存在致しますが、植栽、特に自然樹形の木々との相性を考えました場合はウッドフェンスは最高の存在と言えます。
こちらのウッドフェンスの施工中の様子はお庭づくりブログ-板橋区N様邸ウッドフェンス工事-光と風を通す軽快感のあるフェンス作りの様子にてご覧戴く事が出来ます。
 

ハードウッドを使った目隠しウッドフェンスにつきましては、以下で詳しく解説を致しております。
併せましてご参考下さいませ。

目隠しウッドフェンスでナチュラル感を

 

 

こちらでは、お庭の目隠しについての総合的な解説や、ウッドフェンス以外の効果的な対策方法もご紹介しておりますので、是非ご参考下さい。

お庭を目隠しするメリットは?効果的な5つの対策方法もご紹介