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造園、植栽、千葉県・東京都の庭施工、坪庭・垣根施工。千葉県市川市の「住まいの造園施工専門会社」です。

植物で自然な視線対策-目隠しや生垣向きの庭木30種類

「庭に目隠しをしたいけど、フェンスを設置する程でもないし、圧迫感が心配」

そんなお悩みにお応えするのが、植栽によって目隠しをする方法です。

目隠しを緑で柔らかに-目隠しや生垣向きの庭木20種類

緑の目隠しなら自然で気持ちが良く、私もこれまでに多くの庭木を目隠しとして植栽しております。

ここでは植物(植木)を使って目線をカットする方法に触れながら、適した木の種類と活用法を見てまいりましょう。

 

植木で目隠しをする4つのメリット

フェンスの設置とは異なる植木での目隠し対策ですが、庭木特有のメリットも多くあるものです。
まずは庭木による目隠しが持つ、独自のメリットを見てみましょう。

メリット①:目隠しの存在感が自然に見える

存在感も自然な植栽による目隠し

存在感も自然な植栽による目隠し

フェンス類による対策をしますと、隣家対策であった場合に「見えない様に塞がれた」という心象を持たれる事がありますが、植木を植えた目隠しであれば存在感は自然なものになります。
庭に植木があるのはごく自然な事でありますので、視線対策である事を感じさせない雰囲気となります。

特にフェンス類は工事期間もある程度必要な他、電動カッターやコンクリート生成などを伴いますので、いかにも目隠し設置工事という印象も強くなります。
植木の植栽であれば庭に緑を添える、簡単で短い作業で済ます事が可能です。

 

 

メリット②:ピンポイントの目隠しに対応出来る

単独の植栽で玄関を目隠し

単独の植栽で玄関を程好く隠す

フェンスなどでは不自然に見えてしまう幅1m以下の目隠しも、1本植えの植栽であれば違和感無く溶け込みます。
幅の狭いフェンス設置に比べて大幅なコストダウンを実現出来ますので、土の部分があれば植栽は是非取り入れたい方法です。

尚、玄関周りなどへの植栽をお考えの場合は、人の背丈ほどの低木タイプの庭木を選ぶのが良いでしょう。
庭木の傍を歩く事が多い場合は、成長が緩やかな木や、毛虫が発生しにくい木を選んでおくのも大切なポイントです。

 

メリット③:植栽ならお住まいの景観向上に

目隠しの庭木が景観の向上に

目隠しの庭木が景観の向上に

目隠しの植栽とはいえ、ご提案時は庭づくりと同じく景観の向上を考慮したプランをお出しします。
1本植えの植栽であればシンボルツリーと目隠し効果を兼ねる事も多い為、植栽後はお住まいの景観が格段に良くなります。
この場合は背丈の高い庭木を選ぶ事となりますので、植栽環境の確認に併せ、メンテナンス性に優れた庭木を選んでおく事がおすすめです。

 

メリット④:フェンスでは届かない高い場所をカバー出来る

フェンスでは届かない場所まで目隠し

フェンスでは届かない場所まで目隠し

一般的なフェンスの高さである1.8~2mですと、目的の高さに到達しないケースもあります。
植木であれば高さが2m以上のものは小振りな部類に入る程で、生育に適した広さのある場所でしたら数mの高さまで目隠しをする事が可能になります。これは高垣とも呼ばれ、特に背の高い生垣を指します。
しかし高垣の剪定・管理は技量も要し危険も伴いますので、年に一度でも植木屋さんによるお手入れが必要と踏まえ、予め管理コストを考慮しておく事が望ましくあります。

 

植木を使った4パターンの目隠し方法

植栽による目隠しという部分は共通しておりますが、目隠しが必要な程度や場所によって、植栽方法は大きく4つのパターンに分けられます。

それではそれぞれの植栽パターンを見てまいりましょう。

1本ずつの植栽でピンポイントの目隠し

最もポピュラーで、手軽に取り入れられる目隠し方法です。
目隠しをしたい場所や方向が明確に定まっている場合に応用する事ができ、植栽する庭木も最低限の本数で済みます。

リビング窓をピンポイントで目隠し

リビング窓付近へピンポイントで植栽

尚、庭づくりの際は予め目隠しが必要な箇所をデザインに組み込んでおき、植栽時には目隠し効果のある木を植える様にしています。
1本が独立した装いになる為にシンプルで庭木の生育も良くなり、歩行や駐車などの生活動線を踏まえた植栽計画をすれば生活の邪魔になってしまう事も避けられます。

この植栽方法の場合は目隠しとシンボルツリーを兼ねる事が多い為、樹形が美しい木、単独植えでも見栄えの良い木を選ぶ事となります。

 

同種の庭木を寄せ植えして目隠し範囲を広げる

庭木1本ではカバーしきれない、やや広い範囲を目隠ししたい場合に有効な方法です。
おおよそ幅2m程の範囲を庭木で目隠ししたい場合におすすめです。

同じ種類の庭木を寄せ植えして目隠しに

同じ種類の庭木を寄せ植えして目隠しに

この場合は2株のシラカシを寄せ植えして、幅広い範囲の目隠しを行っております。
同種の庭木の寄せ植えであれば枝同士が接触・交差をしても違和感が無い為、種類の異なる庭木を寄せてしまうよりも後々の景観も良くなります。

同種の寄せ植えですと手法は生垣と似ておりますが、この場合は剪定時にある程度の枝透かしを伴う様にします。
生垣の様なコンパクトさでありませんと、枝葉が混んできた際に圧迫感を感じる様になってしまいます。

維持管理的には、あくまでも1本1本が独立した木に見える様にするのが望ましくあります。

 

生垣を設置して長距離の目隠しに対応

生垣とは、丸太や竹を使用して組み上げた骨組みに植木を列植して縛り付けた、壁状の植栽エリアを指します。
生垣の施工直後は十分な目隠し効果を得られない事もございますが、木の生育と刈り込み剪定を繰り返して枝葉の密度が高めながら、緑濃い壁として仕立てていく事を想定します。

道路側全面を目隠しする生垣

道路側全面を目隠しする生垣

隠したいエリアの距離が2mや3mでは収まらず、時には10m以上の目隠しが必要なケースもあります。
道路側に境界となる物が無かったり、リビングから道路が丸見えだったりする場合です。
この場合は骨組みを組んだライン上へ植木を並べて植えて壁にする、生垣によって視線への対策をします。

生垣についてはこちらで詳しく解説を致しております。

生垣の役割と構造-おすすめの生垣17種類と助成金の活用法

 

プランターでの目隠し植栽

土の無い場所で目隠しが欲しい時は、プランターを利用して植栽をセットする方法もあります。バルコニーやコンクリート土間など、土の無い場所でも植木を植える事が出来ます。

プランターならバルコニーの目隠しも

プランターならバルコニーの目隠しも

あらゆる場所へ庭木の設置を実現できるプランター植栽ですが、非常に土が乾燥しやすい事は考慮する必要があります。
設置の際は付近に水遣りの為の蛇口・水栓設備があるかどうか等を確認する事をおすすめします。
また、プランターの庭木は生育上、どうしても庭植えの木程の元気さを見る事は難しい現実があります。
数年~毎の植え替えを視野に入れる事が望ましくはありますが、コスト面を考えてサイズの小さい木を選んでおく事も有効です。

 

どんな庭木が目隠しに向いているのか

植物による目隠し方法について触れてまいりましたが、肝心の庭木種類はどの様な木を選べば良いのでしょうか?
庭木の種類全体を考えてしまいますと多岐に渡りますので、ここでは目隠しに向く庭木の特性面をご紹介致します。

葉密度の高さ

目隠し用の庭木であれば、木の向こう側が透けて見えない葉の密度が求められます。
これは細かな葉がたくさん付いている庭木が優れており、美しい壁の様に見える事も求められます。

目隠しに向く、葉密度の高い庭木

目隠しに向く、葉密度の高い庭木

細かな葉が多く付いている庭木であればしっかりとした目隠し効果を発揮でき、美しい自然な仕上がりに見せる事が出来ます。

葉が大きい庭木を目隠しにすると?

目隠しの木と言えば大きな葉を連想する方もいらっしゃるかと思います。
しかし葉の大きな庭木は剪定を行って葉数が少なくなった際、驚く程に目隠しの効果が失われるケースが多いものです。
例えばカクレミノなどは昔から目隠しとして知られた庭木ですが、剪定の度にほぼ幹と枝しか残らないという結果となります。
大きな葉でも内側に葉が残る庭木であれば、ツバキ類などが該当しますのでご参考下さい。

 

萌芽力の強さ

庭木は必ず成長・生育するものであり、定期的な剪定・刈り込みは必須となります。
これにより枝がカットされた際、再び切り口付近から芽が出て枝が再生する力、この「萌芽力」が目隠しの庭木にとっては重要となります。

切り口からの萌芽力

切り口からの萌芽力

こちらはソヨゴの枝、切り口から2か所に芽が吹いてくる様子です。
普段は枝葉が少ないソヨゴですが、意外にもこの様な萌芽力を持っている為に目隠しの庭木としても活用する事が出来ます。

萌芽力によって葉密度を高める

萌芽力は枝葉の再生だけではなく、この力を活かせば枝葉の数を増やしていく事が出来ます。
一か所の切り口から2~3つの芽が吹く事により枝分かれが行われ、結果枝葉が多くなるという仕組みです。
つまり植栽当初は目隠し効果が薄い庭木でも、度重なる剪定に対する萌芽力によって葉密度の高い木へ成長させる事が出来るのです。

 

剪定・手入れのしやすさ

目隠しの為の庭木ですから、剪定の際は密度を薄くする透かし剪定を行う事は少なく、多くが表面刈り込みを中心とした作業になります。

刈り込み手入れのしやすさも重要

刈り込み手入れのしやすさも重要

ほぼ刈り込みによってのみ維持が出来る庭木であれば、ご自身での管理も行いやすいものです。
特に生垣などは年に2~3回程刈り込んだ方が仕上がりが格段に良くなる為、手軽に鋏を入れられる様な、手入れのしやすい庭木がおすすめです。

ご自身で剪定を行いたい方は

DIYにて庭木を手入れされたい方は、予め目隠しの庭木もコンパクトに設計しておくと良いでしょう。
後述でご紹介する低木類を始め、生垣の場合も高さを引くく抑えておく事がおすすめです。

 

目隠しにおすすめな常緑樹

目隠し用として使える庭木は、どの様な種類があるのでしょうか。
使いやすく、実際に弊社でも植栽する代表的な樹種をご紹介してまいります。

高さ2m以上の目隠しに対応する高木タイプ

背を低くしたまま維持する事が難しいタイプの樹種ですので、やや高い場所への目隠しに向いています。
逆に高さを無理に低く切り詰めたりしますと成長が早くなって樹形も崩れますので、植栽時からある程度の高さを許容しておく様にしましょう。

シラカシ


シラカシは葉が細長く、正しい剪定によって柔らか味のある目隠しに出来ます。
無理に背を低く切り詰めた際の反動が激しく樹形を著しく乱す為、植栽計画時から高い位置への目隠し用と意識しましょう。

アラカシ

アラカシ
シラカシよりも葉が大きく少ない為、強い目隠しには不向きな一面も。枝透かしをした姿が美しい為、やや弱めの目隠し用として和風の庭へもマッチします。

チャボヒバ

チャボヒバ
古くは生垣用としても植栽されてきたチャボヒバ。ヒノキ系統としては稀な生育の緩やかさであり、きめ細かで密度の濃い壁を形成する事も可能です。刈り込みはさくさくとした感触で行いやすく、美しい目隠しを作りやすい庭木です。密度の高さから蜂の巣を作られやすいので注意しましょう。

ウバメカシ

ウバメカシ
シラカシやアラカシとは一風異なる雰囲気を持つ庭木で、小型で丸みのある葉が密生して目隠しを担ってくれます。1本植えはもちろん、大規模であれば生垣を構成する事もあります。自然味も感じられる常緑樹ですので、落葉樹が多くなりがちなナチュラルガーデンの目隠しポイントへ植栽するのもおすすめです。また、日陰への植栽も可能です。

シマトネリコ

シマトネリコ
近年よく見掛けられる様になったシマトネリコですが、どこへでも植えられる植木とは異なります。その生育の強さから、大きくするのを前提とした高所の目隠しとして植栽する事をおすすめします。
余裕のある場所へ植栽すれば、その柔らかさを活かした美しい洋風目隠しとなるでしょう。

オリーブ

オリーブ
オリーブといえばこの様な爽やかな樹形をイメージされるかと思いますが、この樹形で維持するには周囲に空間がある場所に限られます。
ですがオリーブは幅を詰める剪定を繰り返せばそれなりに密度の濃い目隠しになりやすく、シマトネリコの様に下枝を極端に減らす事も稀です。
整形的な樹形を許容出来る場合において、目隠しの庭木としておすすめ出来ます。

ヤマモモ

ヤマモモ
ヤマモモは目隠し用としても古くから親しまれてきましたが、生育に伴い必然的に横幅が増してきます。おすすめの植栽としては広い庭の中で単独で植えるレイアウトになります。
ヤマモモの遠く向こう側に隣家の窓があったり、広い庭の角を緑で埋めたい場合等、視点から距離のある位置への植栽がおずずめです。
剪定からの萌芽力が強いので、剪定の際は思い切った枝透かしが有効です。

ゴールドライダー(コニファー)

ゴールドライダー
比較的刈り込み維持がしやすいコニファーとしては、ゴールドライダーがお勧めではあります。
他種にゴールドクレストやエメラルドグリーン、エレガンテシマも挙げられますが、刈り込みが追い付かず段々と膨れ上がってきてしまうケースが多くあります。
ゴールドライダーは刈り込みからの芽の吹きが細かく、葉の密度の高い目隠しとして活用する事が可能です。

キンモクセイ

キンモクセイ
古くから庭木として親しまれてきたキンモクセイは、目隠し植栽としても多く用いられてきました。ですがキンモクセイが活躍した時代は個人邸の庭面積も広く、背の高さに比例して大きくなる幅にも対応が出来ていましたが、近年では中々維持が難しい庭木と言えます。
広い面積が確保でき、スケールの大きな目隠しが必要な場合には、剛健で目隠し効果の高い植栽としてお勧めする事が出来ます。

ツバキ

ツバキ
日陰や北側等で美しく目隠し効果を発揮してくれるツバキ類は、仕立てによって中木~高木まであらゆるサイズの目隠し範囲をカバーします。
ヤブツバキ等はスケールの大きな目隠しにも対応ができ、写真の木は1年に1度の刈り込みによって、30年程維持を続けています。目隠し植栽としながらも花を楽しめる側面が魅力的ですが、毛虫(チャドクガ)の発生を予防する措置は必須となります。

ラカンマキ(仕立物)

ラカンマキ
ラカンマキは生垣としてお勧め出来る木として下部でもご紹介を致しておりますが、古くはこの様な刈り込み仕立てをされた樹形も一般的でした。
3m程度の高さがあれば生育は非常に緩やかで、密度の高い濃緑葉によって確実な目隠し効果を保持する事が可能です。
また、マキ類はある程度の耐陰性も備わっているので北側への植栽にも向いており、暗い庭の木にありがちな、足下の葉が少なくなる事象も起こり難い特性があります。

大名竹(ダイミョウチク)

大名竹
大名竹は細竹が株立ち状にまとまった竹で、竹類の中では小型で庭植え向きです。完全な目隠しとしては向きませんが、列植すれば竹林の風情で落ち着ける空間になります。ですが地下茎が走って竹が増えてきますので、花壇状に囲まれた場所への植栽が必須です。また、落ち葉の多さも考慮しておく必要があります。

黒竹(クロチク)

黒竹
黒竹は古くは鉢植え物などでよく流通しており、玄関先でその姿をよく見掛けたものです。
樹形は大名竹と共通して株立ち作りが流通していますが、黒竹の方が細い印象を受けます。
日陰地でもよく育ちますので、狭い場所へ植えて繁殖に手を焼く事も考えられます。必ず根が広がらない環境へ植栽し、水遣りは頻繁に行う様にしましょう。

 

目隠し用としておすすめ出来る低木

こちらは剪定によって人の背丈程の感覚で目隠しが出来る庭木です。
目安としては高さ1.5m~2mエリアの目隠しに対応出来る庭木であり、この低木タイプの庭木であればご自身での剪定なども行いやすいメリットがあります。
必要最低限の目隠しが必要な際におすすめな庭木と言えます。

ソヨゴ

ソヨゴ
生育も緩やかで、安定した目隠しが期待できるソヨゴ。生育の緩やかさを最優先するなら株立ちタイプの木がおすすめです。
生育の緩やかさから植栽当初から予想外の姿になる事が少なく、葉の多いタイプを選ぶ事で目隠し効果も申し分ありません。また、明るめの日陰であれば生育が可能で、植栽選びに困った際は重宝します。

フェイジョア

フェイジョア
古くは果樹としての一面で有名だったフェイジョアですが、近年では洋風常緑樹としての存在感が強くなっています。艶があって厚みのある葉は目隠しにも向いており、日向である程丈夫に育ちます。日向であれば壁際などへの植栽に向いており、玄関付近の目隠し用として植栽する事があります。

ヒメシャリンバイ

ヒメシャリンバイ
シャリンバイの小葉種であるものの、葉の小ささや密度は数段異なります。庭木としての美しさはもちろん、葉の密生具合から目隠しの植栽にも向いています。多少の日陰にも強い為、半日陰でも下枝が綺麗に残ります。新芽の展開がやや赤く、古い葉が紅葉を見せる事もある為、年間を通して単色ではない面白さがあります。

モチノキ

モチノキ
モチノキは古くから庭植えとして植栽をされており、段作り仕立ての物の他、背を高く仕立てて列植えする防風林としてもその姿を見掛けられます。 大きな木としてのイメージが強いモチノキですが、近年のお庭サイズでも十分に活かせる事はよくございます。 常緑樹としては寒さにも強い特性も知られ、目隠し効果も申し分の無い頼れる植木と言えます。

ギンバイカ

ギンバイカ
ギンバイカはマートルというハーブ名でも親しまれており、葉の芳香や繊細な白花が楽しめます。目隠しとして植栽する事は可能ですが、生育力を抑える様な剪定が必要にはなります。ですので生育が遅くなるプランター植えなどでおすすめな目隠しとなります。日陰ですと極端に密度が落ちますので、日当たりの良い場所への目隠しに使いましょう。

オガタマ(ポートワイン等)

オガタマ(ポートワイン等)
オガタマも古くから造園用として植栽されてきた庭木で、常緑中低木として取り扱う事が多い品種です。
やや大きめ光沢のある葉は半日陰の庭に良く似合います。
大きめの葉を持つ自然な常緑樹である事から、自由に生育させれば目隠し用の庭木として活躍するケースも多くあります。
年間を通して同じ様な姿で佇む庭木ではありますが、花には甘い芳香があり、こちらを楽しまれる目的で植栽する事もあります。
夏の強い日差しや冷たい北風を嫌いますので、植栽場所には気を付けたい庭木です。

マホニアコンフューサ(ナリヒラヒイラギ)

マホニアコンフューサ
古くは必ずお庭で見られたヒイラギナンテンですが、こちらは葉にトゲの無いヒイラギといった庭木になります。植栽時は1mに満たない大きさで低木として植栽する植木ですが、狭い場所へ植えた際、背をとにかく伸ばす事があります。その特性を活かし、写真の様に人の背丈にやや満たない程度の高さの目隠しとして利用する事が出来ます。こちらのマホニアコンフューサの背後には室外機等が設置されていますが、きちんと目隠しをする事が出来ております。日陰にも問題なく植栽できる剛健種ですので、裏庭や地窓への目隠しにも向いています。

オオムラツツジ

オオムラツツジで目隠し
地面を覆う様な寄せ植えで使われるツツジ類の中でも、オオムラツツジは背丈も幅もボリュームある姿へ育てる事が出来ます。刈り込み剪定を施しながら育てたオオムラツツジであれば高さ1.5~2m程の高さまでも目隠しする事が可能です。
ただし背丈を高くしたオオムラツツジは相応に幅も広くなります為、高さと同じサイズの幅も見込んでおく必要があります。つまり高さ1.5mの場合、幅も1m~は必要となりますので、植栽計画時には横幅スペースも念頭に入れておく必要があります。

 

生垣に向いている庭木

広範囲への目隠しとして列植を施す、生垣に向いた庭木です。
冬季も葉の残る常緑樹である必要はもちろん、繰り返し行う刈り込み剪定にも向いている植木を使う事が条件となります。
また、生垣は壁沿いに設置する場合以外は表裏両面の刈り込みメンテナンスが必要である事を留意しておく必要があります。
生垣を隣地境界等へ設置してしまいますと、お隣の敷地へ入らない限り刈り込みを行う事が出来なくなります。
生垣は両面ご自身の敷地内であるか、管理のしやすい道路側である事が望ましくあります。

紅花トキワマンサク

紅花トキワマンサク
近年では生垣の庭木としてすっかり定着したトキワマンサク。
中でも紅花種は最もポピュラーで、他の庭木には無いレッドリーフの見た目が人気です。
トキワマンサクの葉は非常に細かく密生しますので、高い目隠し効果が期待出来ます。
ですが伸びは決して緩やかではなく、すらっとした枝が伸び、全体的に速い生長を見せます。なるべくであればご自身での刈り込みを年に2~3回は行っておきたい木です。

白花トキワマンサク

白花トキワマンサク
こちらは白花のトキワマンサクです。葉の色は全く異なり、明るい緑色が特徴的です。
風通し良く日当たりも良好な場所へ植えれば綺麗に育てやすく、状態の良い木は非常に美しい生垣となります。
トキワマンサクは和風洋風を問わず幅広いシチュエーションに取り入れる事が出来ます。

斑入りマサキ・キンマサキ

キンマサキ
原種のマサキは濃緑色ですが、斑入り種やキンマサキであれば葉色が鮮やかで、洋風の目隠しにする事が出来ます。
マサキは縦方向に伸びる特性がありますので、生垣は予め刈り込みのしやすい高さに設定しておくのが良いでしょう。

マキ類

マキは古くから防風目的の生垣にも使用されており、潮風にも強く毛虫の被害を受けにくい特性があります。
マキを更に分別しますとイヌマキとラカンマキがあり、特性や雰囲気が異なります。

ラカンマキ

ラカンマキ
ラカンマキはイヌマキよりも葉が小さく繊細で、仕立てで使うマキとして扱われてきました。
生垣は刈り込み剪定を繰り返し行うものですので、ラカンマキの様に切り込みの後で細かな萌芽が行われる方が密度の濃い生垣へ生長しやすいです。
刈り込みによって完成された生垣は驚く程に葉が細かく、緑の壁に見えます。日陰にもある程度耐えますが、上から下まで目隠しをしたい場合は明るい日陰までの植栽にとどめておきましょう。

イヌマキ(写真は細葉タイプ)

イヌマキ(細葉タイプ)
イヌマキはラカンマキ程の枝の細かさは見られませんが、生育上の剛健さでは上回ります。
特に刈り込まれる頻度が高い生垣においては剛健さも求められますので、特に刈り込みが欠かせない場所の生垣におすすめ出来ます。

スカイペンシル

スカイペンシル
スカイペンシルは遠くから見ますとシルエットがコニファーに良く似ておりますが、ツゲの仲間に分類される庭木です。 ツゲらしく丈夫でツヤのある葉は濃緑色が美しく、シックでモダンな目隠しを作る事が出来ます。
しかし1本の幅がとても細い木でありますので、きっちりと隙間を無くす生垣を作る事は難しく、敢えて隙間を均等に空けた姿をデザインとして許容する事が必要となります。
スカイペンシルはある程度の日陰にも耐える庭木ですが、全体的に葉のある姿を維持したい場合は日向への植栽がお勧めとなります。

キンメツゲ

キンメツゲ
キンメツゲは新芽の鮮やかな色が魅力とされますが、私の見解では葉の小ささと密度の高さ、生育の緩やかさが特筆すべきポイントとなります。
また、背の低い生垣を自然に構成する事が出来ますので、下部だけを目隠ししたい場合や、境界線を庭木で表現したい場合にも向いています。
高さ50cm程度でも生垣を作る事が出来る、貴重な庭木です。

ボックスウッド

ボックスウッド
ボックスウッドもキンメツゲと同様に、低い生垣を構成できる常緑樹です。日当たりによって黄緑~濃緑といった色の違いが生じやすく、寒さの影響も受けやすい特性があります。
陽当たりが良すぎず、北風が当たりにくい場所ですと濃い緑色を維持して生育も良くなりやすく、刈り込みによって枝葉の密度を高めやすくなります。
陽当たりの強い場所への植栽時は、土表面に当初から直射日光が当たりにくい様に密度の高い寄せ植えを行う事がおすすめです。

寒椿(カンツバキ)

寒椿
古くから生垣用として親しまれ、現在でもよく目にする寒椿の生垣。植木業界では寒椿は這性と立ち性に区別され、市場ではそれぞれ「ハイカン」「タチカン」と呼ばれます。
生垣としては剪定もしやすく目隠し効果も高いのですが、知る方も多いチャドクガの発生リスクが最大の弱点となります。
もちろん予防的に薬剤を撒いておけば良いのですが、住宅地ですと中々気軽には行えない実情もあります。薬剤散布さえ可能であれば、花も目隠しも供えた優れた庭木としておすすめ出来ます。

カイヅカイブキ

カイヅカイブキ
カイヅカイブキも生垣としては古く、かつては丸み掛かった入道雲の様な仕立て樹形を多く見る事が出来ました。
生垣とした場合も葉密度の高さから申し分の無い目隠しとなりますが、とにかく刈り込みの手間が掛かる上、段々と膨らむ様に大きくなってくるのを抑制する事が難しい庭木です。
また、周辺の果樹へ赤星病を誘発させる木(ビャクシン類)に指定されており、果樹園のある地域では植栽してはいけない庭木となっています。

 

目隠しの植木をお考えの際は、ぜひご相談下さい

如何でしたでしょうか。
フェンスや垣根とは異なる緑の目隠しですが、お住まいのちょっとした部分へ取り入れる事が出来たりします。

目隠しの必要性にお悩みの際は、ぜひお声掛けをいただければと思います。
庭木の植栽による目隠し対策につきましては、随時ご依頼を承っております。

 

庭木による目隠しがお好みであれば、生垣の設置もおすすめです

こちらのページでは庭木を植える事による目隠し方法をご紹介してまいりましたが、同じ様に植物を使う目隠し対策として、生垣の設置があります。

別ページであります「生垣の役割と構造-おすすめの生垣17種類と助成金の活用法」では、庭木を列植して構成する生垣について、詳しい解説やおすすめな種類のご紹介の他、生垣設置助成金についても触れております。
是非ご参考下さいませ。

生垣の役割と構造-おすすめの生垣17種類と助成金の活用法

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