
とても管理しきれない面積の芝生は大きな負担に
庭のデザイン~リフォーム施工を行っております、新美園:新美雅之です。
このページに来られた方であれば、芝生のメンテナンスや草むしりにお悩みなのではないでしょうか。
芝生は面積が広いと芝刈り作業が大変な負担になり、草むしりについても同様の事が言えるでしょう。
お庭のリフォームのご依頼でも、まず芝生や雑草にお困りでこれを何とかしたい、というのが第一希望である事が多いものです。
そこでこちらのページでは、芝生撤去や雑草対策を目的とした庭リフォームに焦点を当て、その撤去の工程やリフォーム事例について解説をしてまいります。
業者さんへリフォームをご依頼の方へも、DIYで芝生や雑草をどうにかしたい方へもご参考となれば幸いです。
こんな筈じゃなかった…芝生の庭の落とし穴

広い芝庭はメンテナンス計画が必要
一面に芝生が張られた広い庭で気持ち良く過ごすイメージを、誰しも思い描かれた事があると思います。
しかし実際に広々とした芝生の庭を作っても次第に芝生の状態が悪くなり、いつの間にか雑草の方が多くなってしまい、最終的には雑草なのか芝生なのか解らない様なお庭になってしまうケースも非常に多く見られます。
まず私は芝庭のご依頼をいただいた際、必ず必要となる芝生の管理面についてご説明をさせていただいており、これは芝生の管理作業を怠ってしまうと芝張り直後の綺麗な状態から良くなっていく事はなく、景観も年々右肩下がりに悪くなってしまう為です。
この「管理面」というのは、
- 芝刈り作業
- 芝生の上の草むしり
- 施肥
- 目土入れ
を総合した諸作業であり、これを継続して行わない限りは年々芝生の状態は悪くなり、気付かない内に雑草と同じ様な存在になってしまいます。
芝張りをご希望されるお客様へ業者側からきちんと芝生の管理面についてご説明があれば良いのですが、管理計画が必要である事を知らされずに広大な芝生を張ってしまうというケースは多々見られます。
なぜ芝生を綺麗に維持出来ないのか
芝生が綺麗に育ってくれない原因としては、まずほとんどが上で解説の
■「年間管理」をやり切れない
という事が該当し、次いで挙げられるのが
■元々芝生に適さない「日陰」へ芝生を張っている
というケースです。
芝刈りを「伸び放題になってから」行っている程度ですと、かなり草丈が伸びた状態を一定期間放置しているという事になります。
この期間、表向きは陽が当たっていても芝生の根元は自ら伸ばした葉によって日陰となっており、日照を強く必要とする芝生はこの期間だけで葉の数を減らしていく事になるのです。

日陰の芝生が傷み、雑草に覆われた庭
芝生が好む明るい日向であれば成長速度も速くなり、これはこれで芝刈りが大きな負担になりますが、芝生の生育に適さない日陰等へ張られた芝生はみるみる内に土が露出し、まるで雑草の様な景観となって今います。
もちろん芝張りを行った直後は景観も美しく、これが何年も簡単に維持出来ると考えてしまうかもしれませんが、日陰に張った芝生はゆっくりと葉の数を減らし、その隙を突いて様々な雑草が顔を出し、いつの間にか雑草の庭に変わってしまうという訳です。
この様に管理面や環境面から芝生の庭が荒れてしまう場合は芝生を根本から諦め、芝生撤去を伴うリフォームを検討されるのがおすすめと言えます。
雑草や芝生を放置するとこんな弊害が

雑草は繁茂すると際限が無くなる
芝生と同様に、雑草が繁茂する庭も大変な負担となる事でしょう。
土面という場所は僅かでも日光が当たる限り必ず何らかの植物、「雑草」が生えてきます。
これは元々土中に雑草の種子や根の一部が含まれていれば成長をし続ける他、雑草の種が風に乗って庭へ落ち、そこから芽を出す事もあります。
雑草は発生時に人が歩いて踏みつけたりすれば成長を阻害する事になり得ますが、人が歩かなくなった庭や裏手通路は小さな雑草の芽も確実に育ちます。
雑草については芝生の様に管理して育てる事とは逆で、とにかく除草作業・草むしりが日課となり、しかもその時期は暑い夏にも重なります。
これではとても何年も続けられる作業とは言えないでしょう。
加えて雑草は繁茂して育ってしまう程に強く剛健になり、雑草の種類によっては庭木と同じ様な太い根が成長してしまう事もあります。
芝生の管理と大きく異なるのは雑草駆除は常に根を撤去する必要があるという点で、これを頻繁に行う事はまず難しいと言えるでしょう。
雑草が伸びた庭は蚊の住処になる
雑草を放置すれば人の腰丈ほどの高さ、種類によっては人の背丈まで伸びてしまい、荒れ方に際限はありません。
雑草を放置し続けた庭へは人が入る余裕すら無くなり、雑草が生い茂る庭は風が通らず湿度も保たれて蚊の住処となってしまい、夏場は藪蚊が大量発生します。
こうなると余計に庭へ入る事が嫌になり、除草作業はますます困難になってしまいます。
そして蚊に関しては雑草に限らず芝生が放置された庭でも同様の事が起こります。
芝生は放置すれば草丈20cm、壁際など支えとなる構造物がある場所では30cm程の高さまで伸びて蚊が大量に発生する条件が簡単に整ってしまい、とても過ごせる様な庭ではなくなってしまいます。
雨上がりに歩けなくなる
雑草や芝生が生い茂った庭に雨が降ると葉がびっしょりと濡れ、陽射しが入りにくい部分の葉はいつまで経っても乾かずに濡れたままになります。
この庭を歩いてしまうと靴が驚く程に濡れてしまい、洋服の裾まで水が浸み込んでしまうという事にもなります。
また、雑草や芝生の葉によって水たまりを目視する事も出来ず、これが更に庭を歩けなくなる原因にもなります。
雑草の根同士が絡んで厚い層を作る
雑草の根の撤去が難しい場合、つい地上の葉だけを切り取って作業を終わらせてしまうという事はよくあると思います。
しかしこれが雑草の葉数を増やし根も強く育てる事になり、その理屈は芝刈りと同じです。
葉だけを刈り取るのは常に新しい葉を展開させて雑草を強くしている事になり、雑草によっては地下茎を縦横無尽に伸ばして増殖の勢いが増してしまいます。
少しずつ草むしりをしていたのに、いつの間にか手が付けられない庭になった、というのはこれが原因です。
放置された雑草の根は互いに地中で絡み合って固い層を作ってしまい、こうなってしまうとご自身で根を撤去するのも不可能になり、何よりも穴すら掘れなくなるので草花や庭木を植える事も出来なくなります。
この様に雑草や芝生が放置されたお庭は景観も使い道も諦めてしまうものですが、雑草対策、つまり雑草を封じ込める事を目的とした庭リフォームを行う事でお庭が生まれ変わる可能性は十分にあります。
こうした庭リフォームについてはまず芝生や雑草の層を取り除く事から始まりますが、下から具体的に解説していきます。
雑草対策を行う前の芝生撤去方法
ここまでの解説の様に、芝生や雑草にお困りのお庭であれば思い切ってこれらを撤去し、その後はローメンテナンスな空間にする為のリフォームがおすすめです。
しかし芝生や雑草は簡単に撤去しただけでは再び発生してしまうもので、これらはきちんとした撤去作業を行い、更に再びの発生を防ぐ「雑草対策」を施しておく事が肝心です。
後に庭リフォームを検討される場合は、芝生や雑草の撤去は下の解説の様に確実に行っておく事がおすすめです。
芝生に切れ目を入れる

まずは芝生に切り込みを入れる
まずは撤去する芝生にスコップを刺していく形で四角く切り込みを入れていきます。
芝生は根を含んだ土ごと撤去する必要があり為、重量も相応になります。
芝生を切って一枚ずつ剝がしていくのは芝生の生産と同じ形なのですが、概ね30cm×40cm程の四角形を作る気持ちで切り分けを行っておきます。
芝生の床土を横から持ち上げて剥がす

スコップや鎌を芝生の横から入れて土ごと剥がす
次に芝生の下に付いている土ごと剥がす感覚で、横からスコップや鎌を入れながら持ち上げる様に1枚ずつ剥がしていきます。
左手でゆっくり芝生を捲り上げながら鎌を入れて土ごと切断する様なイメージです。

土に含まれる芝根ごと持ち上げて撤去する
捲り上げた土の中に芝生の根がぎっしりと詰まっているのが解ります。
この地下茎を土中に多く残してしまうと、後から芝生が再発生しやすくなってしまいます。
もちろんこの地下茎を完全に除去するのは手作業だと難しいのですが、なるべく土ごと撤去しておく事が望ましくあります。
撤去する土層の厚さは芝生の状態によって異なりますが、多くの場合最低でも5cm程の厚みの土を芝生と一緒に撤去するのが良いでしょう。
芝生を剥がした土面を更に軽く漉き取る

芝生を剥がした土面を角スコップで軽く漉き取る
芝生を剥がした土面を、雪掻きでもお馴染みな四角形のスコップを使って軽く漉き取ります。
1cm程漉き取る感覚で行い、この作業によって微細な根やゴミを取り除ける他、芝生剥がしを終えた個所を平らに整地するという作業も兼ねる事が出来ます。

芝生剥がしは整地をしながら進めていくのがコツ
スコップで地面を平らに整地しながら芝生剥がしを進める事で、剥がし作業と整地作業を同時に進めていく事が出来ます。
ご自身で芝生の撤去を行う場合は一日で作業を終える事は難しいかもしれず、この様に仕上げを兼ねながら進める事で中断もしやすく作業続行のモチベーションにも繋がります。
雑草の場合も土ごと撤去する

雑草撤去の場合も土ごと撤去する感覚で
雑草の撤去についても芝生の場合と同様で、後に行う雑草対策に備えて地面を整地しながら行うのが良いでしょう。
背丈の高い草であればまず地上の草を刈り取っておき、残った根を角スコップで土ごと撤去するイメージです。
大切なのは雑草を「引き抜く」という感覚を捨て、スコップで根こそぎ土ごと除去するのがコツになります。

芝生を綺麗に撤去して雑草対策に備えた庭
芝生を土ごと撤去して高さを下げておく工程は、この後に砂利敷きや平板設置等の雑草対策を行う上で必須となります。
土の高さを下げておかないと新たに砂利を入れたり平板の厚みを収める余裕が無く、砂利や平板の高さが上がってしまう事になります。
DIYで芝生や雑草の根を撤去される方も、是非土の高さを下げておく意識を持っていただければ、その後のリフォーム工程も綺麗に行える事でしょう。
芝生や雑草を撤去した後は?6つのリフォームパターン
ここまでの解説の様に芝生や雑草が撤去された空間が出来上がれば、その空間をどの様に活かすかを考える事になります。
もちろん再度芝生や雑草が発生しにくい様に雑草対策を行うのが前提となりますが、その対策の仕方やレイアウトはもちろん、活かし方も様々になります。
芝生や雑草を撤去した後のお庭は自由にデザインする事が出来ますが、ここでは雑草対策を目的としたお庭リフォームでおすすめ出来る6つのパターンを紹介・解説していきます。
芝生剥がしを一部に留めて芝刈りの負担を軽減する
芝生を全て撤去するという趣旨からはやや外れてしまいますが、芝刈りの負担を軽減させる為に芝生を一部だけ剥がすというリフォームも有効です。

芝生の一部分を剥がして雑木を楽しむ庭へリフォーム
芝刈りに苦労する庭であっても芝刈り面積さえ減らせれば良い、そんなご意向をいただく事もあります。
実際に私もこれまでに、芝庭の1/3程度の芝生を撤去して新たに植栽エリアを設け、芝生の部分と綺麗に区切るというリフォームも多く行ってきております。
芝刈り作業については半分程の面積になればかなり負担を軽減する事にもなり、具体的には年間芝刈り作業に費やしている時間も半分程度になる訳です。
写真のリフォームでは雑木を楽しむ庭へ生まれ変わっていますが、雑木を選んだ理由としては芝生への陽当たりを妨げ過ぎない様にする事が挙げられます。
芝生へ濃い影を落とす常緑樹を多用してしまうと芝生の生育に悪影響を与えて雑草化してしまう事もあり、芝生と植栽を合わせる場合は落葉樹や低木類をレイアウトして芝生への陽当たりを確保する様にしましょう。
全面砂利敷きで仕上げる

整地された庭を全面砂利敷きで仕上げる
特にデザイン性は追求せず、芝生や雑草を撤去した後はシンプルに全面砂利敷きによって仕上げるケースも多くあります。
庭の活用方法を特に限定せずに雑草対策だけを重んじる場合であれば、全面砂利敷きによる仕上げは一つの選択肢と言えるでしょう。
例え全面を砂利敷きにしても庭の使い道が無くなってしまう訳ではなく、物を置く事も出来れば雨上がりも快適に歩ける様になります。
とにかく雑草や芝刈りから解放される事が目的であれば全面砂利敷きはお勧めできるリフォーム方法であり、特に庭の面積が広くデザイン性を追求すると高コストになってしまいそうな場合は、砂利敷きだけにすれば比較的コストも抑えられます。
デメリットとしては一面砂利の空間になる為、外から落ち葉が多く落ちてくるお庭ですと掃除がしにくくなります。
普段から自然にゴミが吹き込んでこない様なお庭であれば問題ありませんので、全面砂利敷きへのリフォームは今一度お庭の環境をチェックしてから考えてみましょう。
植栽エリアと雑草対策エリアを分ける

雑草対策(人工芝)と植栽エリアを分ける
このお庭の場合は雑草対策エリアに人工芝を採用しておりローメンテナンスな緑豊かな景色に見えますが、やはり庭に美しさを求めたり四季を感じられる様にする為には、庭木の存在が欠かせません。
人工芝は不思議と背景に庭木があるだけでより本物の様に見えるもので、単なる雑草対策の為のリフォームとは思えない美しい庭へ生まれ変わっています。
また、例えばこの人工芝が砂利敷きで仕上げられていたとしても、背後にある植栽の存在によってお庭が彩り豊かに見える様になる事でしょう。
雑草対策と植栽の区分けを行うリフォームでは庭木の本数も無駄なく最低限で仕上げる事が可能で、後々の庭木メンテナンスも軽減される事になります。
雑草対策はしっかり施したいけど緑の存在も欲しい、そんな場合におすすめなリフォームと言えるでしょう。
雑草対策エリアと植栽を融合させる
上で解説を致しました雑草対策と植栽を区分けするパターンとは逆に、雑草対策を施した中へ植栽をレイアウトするというリフォームも可能です。

雑草対策の中に植栽を施すパターンも
例えば砂利敷きの中から庭木が生えていると不自然な構図となりますが、写真の様にバークチップの中から庭木が生えている場合は不思議と違和感が薄くなります。
これはバークチップが山の落ち葉の様な雰囲気を持つ為、そこから木々が生えている風景も自然に見えるという訳です。
もちろんバークチップ自体に雑草対策効果は無く、底へ敷いた不織布防草シートによって雑草対策を行っており、この防草シートはバークチップが土面に触れるのを防いでチップの腐食を遅らせてくれます。

雑草対策と雑木林の様な景観を両立させる
庭木の根鉢部分は防草シートを丸く切り抜いて敷いておけば、雨水も水やりも問題なく根鉢に浸透されます。
この庭木の根が育って広がったとしても防草シートは透水性がありますので、以後も雨水は土中へ浸透して庭木の成長は問題なく行われます。
砂利敷きは冷たい感じがするし庭木の存在も捨てがたい、そんなご希望をお持ちの方へおすすめなリフォームの形と言えるでしょう。
また付加的なメリットとして、バークチップで仕上げられた地面は砂利にした場合に比べて落ち葉などが落ちていても自然に見えて気になりにくいという事が挙げられます。
常に綺麗にしておきたくなる様な砂利庭とは異なり、自然でローメンテナンスな雑草対策とも言えるでしょう。
生活に役立つスペースとして活用する

芝生を剥がした空間をサイクルスペースに
ちょっとしたスペースであっても、芝生や雑草で鬱蒼としている時は思い付かなかった様な活かし方が可能になります。
庭としてお住まいから眺める事が出来ない場所や植栽はしにくい場所、そこへ雑草対策を施す場合は生活に役立つスペースとして活かしてみては如何でしょうか。
こちらは一面芝生が張られて困っていた道路沿いのスペースですが、芝生を撤去した後にシャープな黒い敷石によって雑草対策を施し、サイクルスペースとして活用する事が出来ています。
芝生を剥がした場所は「庭」として限定する事はありませんし、アイデア次第で思いもよらぬお役立ち空間へリフォームしてみるのも良いでしょう。
雑草対策の素材を組み合わせて庭全体をデザインする

あらゆる雑草対策を組み合わせたお庭リフォーム
雑草や芝生を全て撤去したお庭へ雑草対策を施す際、あらゆる雑草対策素材を使ってお庭をデザインするのもおすすめです。
上の写真ではこれまでの解説に含んだ雑草対策、
- 防草シート+砂利敷き
- 人工芝
- 防草シート+バークチップ
- 平板
これらを組み合わせる事で庭をデザインしています。
人工芝は基本的にグリーンですが砂利や平板は自由なカラーを選択できるので、お好みに合ったお庭をデザインする事ができ、しかもその庭は雑草が生えにくいという優れた空間になります。
近年の庭作りは雑草対策が軸になっていると言っても過言ではなく、雑草対策素材の魅力を活かしておしゃれなお庭へリフォームしてみては如何でしょうか。
関連記事>>>お庭をおしゃれに見せる雑草対策の方法とは?雑草対策におすすめなマテリアルもご紹介
雑草対策リフォーム事例を一挙解説
それではここからは、芝生や雑草を撤去する事から始まった庭リフォームの実例をご紹介、解説してまいります。
それぞれ管理作業のご苦労から解放され、ローメンテナンスに生まれ変わったお庭の実例となっておりますので、現在芝刈りや草むしりに悩まれていらっしゃる方の、お庭リフォームのご参考となれば幸いです。
草木で鬱蒼とした中庭や通路をスッキリと雑草対策

荒れ放題になった建物横の通路
建物脇の通路は一時的な物置き場として使われる事がありますが、ついつい物が溜まっていってしまう事があります。
普段出入りをしない場所へ物を置いてしまうと、つい忘れがちになってしまい、繰り返し物を置き続けてしまう事も。

人が入らない中庭は雑草で荒れてしまいがちに
また、出入りの無い場所の雑草は際限なく広がっていき、いつの間にか鳥が落とした種から木が生え、これが気付かない内にとてつもない成長を遂げてしまっていた例は多々あります。
ネズミモチやカシ類、シマトネリコ等は種子から発芽するいわゆる実生の木が成長しやすく、気が付いた時には隣地へ越境してしまっている事もあります。
いただいたご希望
- とにかく草や木を除去したい
- 再び草木が生えてくるのを抑止したい
- 快適に歩けるようにして通路としての機能を取り戻したい
- コンクリート平板やレンガも処分したい
ご提案したリフォーム内容
- 草根は土ごと撤去する
- 大切な木以外を伐採~抜根処分する
- 掘り出したコンクリート製品やレンガを搬出処分する
- 建物や土間に挟まれた細い土面は透水舗装材による雑草対策を行う
- やや広い面は不織布防草シートを敷設する
- 全体の仕上げとして砂利(砕石)を敷き込む

両脇の草木が処分されて快適に生まれ変わった通路
通路の両サイドの草木は根や土ごと処分しており、これは砕石を敷く為に地面の高さを下げる事も兼ねています。
木々については根を掘り出し処分しているので再萌芽も起こらず、きちんと抜根を施す事で綺麗で平らな地面を取り戻す事が出来ました。
雑草対策が細長い形状となるので、この場合は防草シートを敷いても既存物との間の隙間が多く、防草効果が半減してしまいます。
そこでこの細長いエリアへの雑草対策としては透水性簡易舗装、いわゆる固まる土を使用して微弱な隙間も塞いでいます。
固まる土は強度の強いものではありませんので、この様に歩く場所がきちんと整備されており、舗装材の上を頻繁に歩く事が無いケースでおすすめとなります。
このリフォームによって水たまりも出来にくくなり、広々とした通路はいざという時の安全な避難経路としての機能も取り戻す事が出来ました。

雑草対策によって広さを取り戻した中庭
草木によって歩くスペースすら無くなっていた中庭も、雑草対策リフォームによってその機能を取り戻す事が出来ました。
古い平板類はかえって歩く事が危険になる場合も多く、この様に一面の砕石敷きの方が使い勝手が良い空間になります。
砕石は文字通り石が砕かれたものですので表面が割肌で砕石同士の嚙み合いが良く、上を歩いても砕石面が動きにくくしっかりとした感触を持って歩く事が出来ます。
この生まれ変わった中庭であれば勝手口から出てゴミの一時置き場にする事もでき、スッキリとした空間は蚊の発生もかなり減る事になるでしょう。
風通しも改善されたので室内への通風も良くなり、リフォームによる改善効果は多岐に渡ると言えるでしょう。
芝生に飲み込まれた玄関周りや駐車場を改善

管理しきれない芝生に埋もれた玄関周り
お客様が建売住宅であったお住まいをご購入された際、敷地周囲は綺麗に芝張りがされており、とても良い景観と感じていらっしゃたそうです。
しかし敷地の3方を全て芝生で仕上げられていた為、この芝生の管理が想像を超えた重労働だと気付かれたのは後になってからの事だったそうです。
陽当たりが南北問わず良好であった為、写真の北側玄関周りすら芝生で覆われてしまい、設置済みであった枕木との「段差」が発生して歩行も危険を伴う状態でした。
いただいたご希望
- とにかく敷地内全ての芝生を撤去したい
- いたる所にある段差を無くして歩きやすくしたい
- 雨あがりでも靴が濡れないようにしたい
- 玄関周りだけは最低限の木々で彩りたい
ご提案したリフォーム内容
- 全ての芝生を剥がし、土を深さ60mmまで漉き取り処分する
- 枕木類を全て撤去処分する
- 全面へ防草シートと強化テープによる雑草対策を行う
- 玄関周りへローメンテナンスな植物を植栽を施す

芝生から解放されて生まれ変わった玄関周り
全ての芝生を撤去してお住まいは快適に生まれ変わり、今後芝刈りや草むしりに悩む事も無くなりました。
防草シートの上に施工している砂利敷きにはグレーとブラウンが入り混じる割れ肌の砂利で、砕石と同じく歩いても砂利が滑り動く様な感触はありません。
砂利については明るいカラーの洋風砂利を、といったご希望をいただく事もありますが、着色系の砂利はすぐに色あせ、天然色であったとしても明るいカラーの砂利が経年によって黒ずんでいくと景観も悪く感じてしまいます。
ですので砂利の色については出来るだけ目立ち過ぎず華美でないものを選ぶ事で、水垢などによる黒ずみも目立たなくなるというメリットが得られます。
むしろ明るい色の砂利を選ぶよりも、建物自体が明るく目立っているのがお解りいただけると思います。

玄関はローメンテナンスな植栽デザインに
改めて玄関周りへ施した植栽は、グランドカバーや低木類をメインにしたローメンテナンスなデザインにしています。
立ち木のビバーナムティヌスも相応の成長をし、グランドカバーのブルーパシフィックも旺盛に匍匐していきますが、これらは単純な領域カットという形で維持する事が可能で、難しい剪定知識や技量もさほど必要としません。
砂利止めを兼ねた洋風庭石も色彩アクセントになっており、上品な玄関周りへリフォームする事が出来ました。
盛り上がった芝生を撤去してサイクルスペースとして再活用

地面から上がっていく様に張られていた芝生
こちらのお住まいの芝生も当初から張られていたというパターンで、このスペースは道路からしかアクセス出来ずお住まいの中からも全く見えないというデッドスペースでした。
しかし芝生が張られてしまっている以上は芝刈りを続けないと景観が悪くなり、お客様はこの作業に大変ご苦労をされていらっしゃいました。
そして問題なのが芝生面に付けられた強めの傾斜で、この状態で芝生が傷んで土面が露出してくると雨の際に土が道路へ流れてしまう事にもなります。
庭木についてもオリーブとヤマボウシという成長が旺盛な樹種同士を寄せてしまっており、芝生と木々の両方のメンテナンスに追われてしまう状況でした。
いただいたご希望
- 庭木も芝生も全て撤去したい
- 盛り上がった地面を平らにしたい
- 歩道からアクセス出来るサイクルスペースにしたい
- 玄関アプローチからも見える、邪魔にならない庭木も植えたい
ご提案したリフォーム内容
- 芝生は深い部分まで土ごと撤去する
- 庭木は地中部も残さず抜根処分する
- 雑草対策となる舗装はモダンなブラックの敷石を使う
- 玄関もサイクルスペースも歩ける様に、下枝の無い庭木を植栽する
- サイクルスペースの中へ自然に見える植栽スペースを確保する

芝生を撤去し敷石で舗装されたサイクルスペースに
今回の芝生撤去も雑草対策の施工を想定し、敷石設置の深さ確保を見込んで歩道-100mm程の土を漉き取り処分しています。
敷石による舗装はタイルよりも表情が豊かであり、舗装という処置でありながらも趣ある空間になります。
ペイピング材を用いた雑草対策は最も効果が強く、この敷石エリアからは今後まず雑草が出てくる事はありません。
サイクルスペースとして再活用する為のリフォームですが、舗装材にモダンなマテリアルを選ぶ事で自転車を停めていない時の景観も美しく見えます。
敷石周囲は透水性舗装(固まる土)を施工した上にレンガチップでマルチングを行って細部まで雑草対策を行い、玄関アプローチの雰囲気を高める植栽の為のスペースは洋風庭石で自然に繋げました。
石組みだけが目立つ事が無い様に、植栽エリアとの区切り以外にも置き石をレイアウトし、ロックガーデンの様な楽しさも取り入れてみました。

近くを歩行できる、下枝の無いアオダモを植栽
サイクルスペースの中に設けた植栽用エリアからは、玄関アプローチへ向かってアオダモの美しい幹が立ち上がります。
下枝の無いアオダモは近くを歩く事も可能な樹形であり、頭上展開した柔らかな枝葉が建物を引き立ててくれることがお解りいただけると思います。
このアオダモの植栽によって玄関アプローチとサイクルスペースの存在が自然に繋がり、全てが違和感なくお住まいの一部として引き立つ様になりました。
シンボルツリーと少しの低木類だけで構成した植栽デザインはローメンテナンスそのものであり、芝刈りの苦労から解放されて機能性と美観まで取り入れるという雑草対策リフォームの好例となりました。
広大なお庭への雑草対策で既存庭木の存在感を引き出す

ドクダミやゼニゴケが増殖する広いお庭
古くに造られたこちらのお庭は、庭木が大きく育って庭が日陰となっており、広い土面には陰を好むドクダミやゼニゴケが大量に発生する状況になっていました。
まずお庭のイメージからして防草シートと砂利敷きによる雑草対策が良いかとご提案を差し上げましたが、雑草対策エリアと既存樹・庭石を如何に溶け込ませるかという事が焦点となりました。
雑草対策エリアだけが独立して見えてしまう形ですと庭の景観に違和感が生じてしまいますので、雑草対策と言えども美観と融合性を意識してリフォームを行いたいものです。
いただいたご希望
- ドクダミやゼニゴケの存在を見えなくしたい
- 日陰特有のぬかるみを無くしたい
- 古くから続く庭のイメージはそのままにしたい
ご提案したリフォーム内容
- ドクダミの地下茎を想定し、厚手不織布防草シートと強化テープを使って雑草対策をする
- ぬかるみ防止とゼニゴケ再発生を防ぐ為に砂利敷きをする
- 雑草対策ラインは曲線エッジとし、既存の庭石と繋げて一体化させる

砂利敷きエリアが既存の庭と馴染んだ景観
まず雑草対策リフォームを行う上でテーマとなったのが、既存の庭木や庭石との融合でした。
広いお庭であれば隅々まで砂利敷きを行う事は少なく、どうしても多くの庭木が生える土面は残しておく形になる事がほとんどです。
こちらの砂利敷き工事の場合、雑草対策エリア(砂利)の境界線をプラスチック製のエッジ材で区切り、庭木が生えるエリアへ砂利が流れない様に止めています。
この境界線に美しいラインを持たせ、既に存在する大きな庭石にも接触させて統合的なデザイン性を加えています。
この砂利エリアの美しい曲線模様が既存樹や庭石を大いに引き立て、全体的に日本庭園的な風情を感じられる様になりました。
単なる砂利敷きでリフォームを完結させる事無く、今ある素材をより美しく見せる様な雑草対策も可能である事が解ります。
芝刈りからの解放と目隠しを両立させるリフォーム

陽当たりも良く芝生が旺盛に繁茂する庭
日陰に芝生を張ってしまうとどんなに管理をしても状態が良くならずに芝生が雑草化してしまいますが、この様に陽当たりが良く芝生にとって良好な環境ですと、芝生は管理が追い付かない程に成長する様になります。
若い方であれば夏の芝刈りや施肥も何とか続けられるかもしれませんが、お年を召した方々にとっては元気な芝生を維持管理する事は容易ではありません。
また、写真の様に一面が芝生で庭木が無く、隣地の会社様のトラック運転席から庭やリビング窓が丸見えになってしまっている状況にもお困りであり、単純に管理だけを続けるだけの庭ではなく、ローメンテナンスで実用性もある庭へのリフォームが必要でした。
いただいたご希望
- 芝刈りの苦労から解放されたい
- 植栽によって隣地からの目隠しをしたい
- ほんの少しでもデザイン性が欲しい
ご提案したリフォーム内容
- 芝生は旺盛に育ってしまった根土ごと撤去処分する
- 比較的安価でよく育つシラカシで隣地からの目隠しを行う
- 雑草対策エリアには和庭でも使える化粧砂利を使う
- ピンコロ石と小さな庭石で境界ラインを作る

砂利敷きと植栽でデザイン性のある雑草対策を
まずリフォームの要である芝生については深くまで撤去処分し、十分な厚みの砂利敷きを実現しています。
全面砂利敷きの殺風景なお庭にはせず、御影ピンコロ石と小さな庭石を組み合わせた境界ラインを設けて植栽用のエリアも確保しています。
境界ラインは単純な直線ではなく動きのある曲線にする他、この様に異なる資材を合わせる事で面白味のある景観に見せる事が出来ます。
雑草対策のエリアはしっかりと確保してローメンテナンス空間とし、植栽エリアには樹高のあるシラカシを植栽して高い位置からの目隠しを確保しています。
雑草対策リフォームのメリットはもちろん雑草が生えにくいお庭に生まれ変わる事ですが、庭の中に空間を作って風通しを改善するという付加効果も得られます。
この空間は庭に風を通して空気を常に動かし、これにより室内にも風が入りやすくなります。
雑草対策を目的としたリフォームは様々な方向へメリットをもたらし、生活環境を大きく改善する可能性も秘めている事が解ります。
雑草が先行してしまう小空間を和風坪庭で締める

日陰に強い雑草が育ってしまう小さな空間
お住まいの中に、どうしても雑草が育ってしまう小さな空間はありませんか?
日陰にある特に使わない小さな場所はつい放置してしまいがちになり、日陰に強いシダやドクダミといった植物が強く繁殖してしまうケースは多いものです。
小さな場所というのはどう活かして良いのかも思い付かないものですが、こんな場所も雑草対策を主としたリフォームが可能です。
どんなに小さな場所でも「庭」としてデザインする事は可能であり、狭小箇所で特に優れたデザインを施すには和風の庭、つまり坪庭風のデザインが非常に適しています。
いただいたご希望
- 雑草を生えにくくしたい
- エントランスを美しく見せたい
- 和風のデザインを取り入れたい
ご提案したリフォーム内容
- 既存の縁石も撤去して僅かでもスペースを広くする
- 灯篭・手水鉢・筧といった和の風情を凝縮させる
- 和のデザインを保ちつつ、雑草が生えにくい作りにする

ローメンテナンスな和風坪庭へリフォーム
完成した空間は雑草対策の存在を忘れる程に完成度が高く、土面を僅かに残した坪庭という表現が適しているかもしれません。
まず石組みや灯篭・手水鉢の存在する部分から雑草が出てくる事は無く、植栽が生える僅かなスペースもかなり陽が遮られる事で雑草の繁殖率は大幅に低減します。
小さな場所である程に雑草対策とデザイン性を組み合わせるのは容易であり、これはデッドスペースを美しく手間いらずの空間に生まれ変わらせる事にも繋がります。
まとめ
雑草や芝生から解放される様々な方法や事例について解説をしてまいりましたが、いかがでしたでしょうか。
この対策はとにかく雑草や芝生の根が厚く育ってしまう前に行う方が費用面でもメリットが大きく、DIYの場合でも労力が大幅に変わってきます。
また後々に苦労してしまう事を予見するのも大切であり、今管理されている除草面積、芝生面積が広過ぎるのではないかと少しでも感じられている様でしたら、雑草対策を行って要管理面積を少しでも減らしておくという事も大変有効です。
この記事を是非ご参考いただき、ご自身での雑草対策や業者様への依頼時に役立てていただければと思います。







