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トキワマンサク(紅花・白花)

トキワマンサク:左が白花・右が紅花

トキワマンサク:左が白花種・右が紅花種

トキワマンサクはマンサク科トキワマンサク属の常緑樹で、萌芽力と成型のしやすさから様々なお庭シーン・用途として植栽をされております。

トキワは常緑、つまるところ常緑のマンサクという解釈もされており、落葉樹のマンサクに似た花を咲かせます。

トキワマンサクの基本データ

・科名と属名 マンサク科・トキワマンサク属

・学名 Loropetalum chinense

・英名 Fringe flower, Evergreen witchhazel

・常緑広葉樹 低木~小高木

・庭木として維持したい樹高 1.6~2m

・開花期 5月

・原産地 日本 中国 インド

マンサクに似た花をたくさん咲かせ、葉が常緑(常盤)である事から、常盤のマンサク、トキワマンサクと呼ばれています。

花色の違いで葉の色も全く異なる為、庭木の種類としても花色を冠して「ベニバナトキワマンサク」と「シロバナトキワマンサク」を分けて取り扱います。

 

トキワマンサクの特徴

トキワマンサクは常緑樹でありながら繊細で細かい葉を持ち、花付きも良く和洋を問わない庭木として昔から親しまれています。

それではトキワマンサクの特徴を見てまいりましょう。

トキワマンサクの葉

トキワマンサクの葉は小さく数も多い為、庭木の印象としては「葉密度が高いこんもりとした木」に部類します。

トキワマンサク(紅花)の葉

トキワマンサク(紅花)の葉

小さな葉がたくさん付いている為、トキワマンサクは樹形・枝ぶりはほとんど見えない事が多い庭木です。
生い茂った「葉の輪郭」そのものを形の基準とする事が多く、賑やかな庭木をお求めの場合はおすすめです。

紅花・白花で全く異なるトキワマンサクの葉色

白花トキワマンサクの葉

白花トキワマンサクの葉

上でご紹介とは異なり、こちらは白花トキワマンサクの葉です。
紅花種は葉や根まで紅色に染まっておりますが、白花の方は清涼感のある黄緑色で覆われます。
紅花とは異なる軽やかさがありますので、本数を多く植栽する場合は圧迫感の出にくい白花種を採用する事が多いです。

「星状毛」により衣服に付着しやすい

トキワマンサクの葉にある細毛は、星状毛と呼ばれる星形に広がって生えるタイプです。

布地に付着しやすいトキワマンサクの葉

布地に付着しやすいトキワマンサクの葉

この為、衣服に非常に付着しやすく、特に軍手に付いてしまうと一枚ずつ剥がさないと取り除けない程です。
ご自身でトキワマンサクの剪定を行う際はポリエステル生地の衣服を着用する他、軍手ではなくゴム系のグローブを装着する事をおすすめします。

 

紅花・白花、トキワマンサクの見事な花

トキワマンサクの開花期は5月で、花期もやや長く楽しめます。

先述の通りトキワマンサクには白花種と紅花種があり、両方共に魅力的で見ごたえのある花です。

花は小さいのですが数が多く、木全体に咲かせる様子はとても見ごたえがあります。

しかしながら、終わって落ちた花弁の掃除が大変ですので、これは予め考慮しておきたいポイントです。

トキワマンサクの紅花

トキワマンサクの紅花

トキワマンサクの紅花

紅花トキワマンサクの赤い花は発色が強く、賑やかで豪華な印象があります。
赤ではなく紅と呼ばれるのも納得で、紫がかったピンク色を見せてくれます。
特に発色の良い紅花種は、蛍光ピンクの様に豪華な発色を見せます。

 

トキワマンサクの白花

トキワマンサクの白花

トキワマンサクの白花

こちらは白花トキワマンサクの花です。
当然花色は白いのですが、葉の緑色とのコントラストが美しく、色の組み合わせとしては白いバラの様なイメージでしょうか。
たくさんの花が咲いても重い印象がなく、開花期はとにかくお庭が明るくなります。

美しい紅葉も見せる紅花トキワマンサク

紅花種のトキワマンサクは、秋になると幹に近い部分の古葉を落としますが、この際とても美しい紅葉を見せます。

紅花トキワマンサクが見せる紅葉

紅花トキワマンサクが見せる紅葉

トキワマンサクは常緑樹でありますので、落葉樹の様に一面が真っ赤に染まる紅葉とは異なりますが、部分的に深紅が入る姿はとても美しく、おしゃれな紅葉といった雰囲気です。

白花トキワマンサクも秋に色変化を見せますが、こちらは黄色っぽく染まった後に部分落葉をします。

 

お庭での生育傾向

トキワマンサクは枝が細い為にご自身でのカットもしやすいのですが、剪定維持によって形が整ってくると毎年の走り枝も強くなる傾向があります。

道路側の生垣仕立てなどですと歩道にもはみ出しやすいので、こまめな刈り込みが必要になる事も想定しましょう。
特に頭部分からの伸びは顕著で枝数も多く、刈り込みポイントが高い位置にある場合はご自身での作業は困難になります。

トキワマンサクの適応環境

トキワマンサクはとにかく日当たりの良い場所を好みます。
暗い日陰ですと生育は極端に悪くなり、葉の数は半分以下になります。

また、明るい日陰の場合は葉のツヤが増して大きくなります。
この姿はとても美しいのですが、花が咲かなくなるケースが多いのでご注意ください。

また、日光が少ないと育たない傾向は部分的な面にも表れます。
壁側や足元、太陽を背にした裏側、などは部分的に葉が少なくなりますので、予め植栽計画時に考慮しておきましょう。

乾燥にはいくらか強い

トキワマンサクは剛健な庭木でありますので、乾燥にも耐えやすい木ではあります。
マンサク科の木は剛健な面がある為に、庭木生産者や問屋の方も安心して取り扱っている程です。

しかしながら、トキワマンサクは日当たりの良い場所に植えられている事がほとんどですので、夏場は乾燥が続かない様に水遣りをしてあげましょう。

寒さに弱い一面

丈夫な常緑樹というイメージのトキワマンサクですが、寒さに弱い面があります。
シマトネリコやホンコンエンシス程の変化と傷みは見せませんが、関東よりも北での越冬は難しいとされています。

関東北部での植栽では、冬も寒さに晒されにくい南側を選んであげるのが良いでしょう。

 

トキワマンサクはシンボルツリーに向く?

後述の目隠しや生垣として植栽される事が主流なトキワマンサクですが、実はシンボルツリーにも向いている庭木でもあります。

シンボルツリーとして適した庭木は、単独植えでも立派で存在感がある、という事に加え、剪定による維持管理もしやすければベストです。
トキワマンサクはこれらの条件を満たす事が出来る庭木であり、尚且つ低木サイズで留められるというメリットもあります。

紅花トキワマンサクをおしゃれなシンボルツリーに

シンボルツリーとして成型されたトキワマンサク

シンボルツリーとして成型されたトキワマンサク

紅花トキワマンサクをシンボルツリーにすれば、そのレッドリーフが目を引き、玄関前のおしゃれなアイポイントとして活躍してくれます。

刈り込み成型による剪定であればご自身で行う事も可能であり、2m前後の低木シンボルツリーとして維持していく事も可能です。

白花トキワマンサクであれば清涼感のあるシンボルツリーに

白花種の清涼感もおすすめ

白花種の清涼感もおすすめ

こちらは白花トキワマンサクをローソク型に仕立てた樹形で、この様な形であればシンボルツリーにもおすすめできます。

紅花種と違ってこちらは軽い印象になり、和風建築にもマッチし、飲食店舗への植栽ならおしゃれな雰囲気づくりに役立ってくれます。

 

生垣・目隠しに最適なトキワマンサク

トキワマンサクは葉密度の高さ、刈り込みに負けない強い萌芽力を持った庭木ですので、目隠しや生垣用としても広く知られています。

刈り込む程に枝数も増えて葉も増える為、初めから密度の濃い仕上がりにしておく必要はありません。

トキワマンサクであれば、成長によって数年以内に濃い目隠しを実現してくれます

トキワマンサクの生垣

トキワマンサクの植栽で最も多い、生垣仕立て。
単体植えでも美しい景観となりますが、列植をしやすい樹形、目隠し効果を活かした生垣とするのが主流になりつつあります。

紅花トキワマンサクの生垣

植栽して翌年から少しずつ刈り込みを行えば、枝数が増えて生垣らしい景観になっていきます。
濃緑色とは異なる、独特の色合いが洋風ガーデンにもマッチします。

少し間を空けて植えたトキワマンサク
こちらは生垣の場合よりも少し間を空けて植栽したトキワマンサクです。
数本規模の列植であれば、1本ずつ木鋏で剪定する事も容易ですので、生垣とは異なる軽快な目隠しに仕立てる事が出来ます。
トキワマンサクは光が入りますと葉色がより美しく見えますので、こうした空間を設ける植栽もお勧めとなります。

袖垣風に仕立てたトキワマンサク

玄関脇を目隠しするトキワマンサクの生垣

玄関脇を目隠しするトキワマンサクの生垣

こちらは玄関脇の目隠しとして生垣調に列植したトキワマンサクです。
目隠し効果も高く、個性的な色合いがエントランスをおしゃれに見せてくれます。

隙間を空けた白花トキワマンサクで軽やかな目隠し

隙間を空けた軽快な目隠し

隙間を空けた軽快な目隠し

色が明るく軽やかな白花トキワマンサクに、やや隙間を空けて「列植」とした手法もおすすめです。

紅花種ですと隙間がハッキリとした印象になってしまいますが、白花種ですとシルエットが柔らかい為、この様に隙間を空けた植栽でも自然に見えます。

葉が小さく清涼感のある白花トキワマンサクは、ナチュラルなお住まいに非常にマッチします。

 

トキワマンサクの剪定・肥料

まず先にも述べましたが、トキワマンサクの手入れをする際は軍手をしておりますと葉がたくさんくっついてきてしまいますので向いておりません。
葉にある繊毛が軍手に付きやすい為、ゴム製の作業手袋などがお勧めです。

刈り込み剪定で整えるトキワマンサク

刈り込み剪定で整えるトキワマンサク

トキワマンサクは広範囲に植栽されている場合が多いので、手早く作業を進める考えも必要です。
よほど太い枝でなければ刈り込み鋏によって大まかに形を整えてしまい、後から目立つ切り口を見付けて木鋏で取り除く、といったローテーションで行いますと広範囲の作業もしやすくなります。

芽吹きは強い植木ですので、思い切った刈り込みをしませんと年々大きくなってしまいます。
葉が少なくなってしまったかな、という程度まで刈り込んでおく事が景観維持に繋がります。

地面からの「ひこばえ」と徒長枝を外す

トキワマンサクは、特に勢い強く走る徒長枝が各所から発生しますが、発見して外す事は容易です。
横向きにゆっくり伸びる小枝とは明らかに勢いも角度も異なっており、これらは必ず発生点から外しておきましょう。
放っておいてしまいますと大事な小枝の中へ割って入って成長を続け、樹形を担う小枝を枯らせていってしまいます。

また、地面から新たな幹の様に吹き出すひこばえの力が強く、これも外しませんと幹がいつの間にか増えている様な密生状態になります。
こちらも発生したてであれば容易に取り除く事が出来ますので、きちんと元から外しておきましょう。

トキワマンサクへの施肥

1~2月:寒肥として骨粉、油かす等の有機肥料を周囲へ埋め込む

4月と8月頃:追い肥として緩効性の化成肥料を撒く

 

トキワマンサクで注意したい病気や害虫

トキワマンサクには虫害はほとんど起こらず、この点はメリットと言えます。

ただし稀にハマキムシやカミキリムシが付く事はあります。
トキワマンサク自体は甚大な被害を受ける事は少ないのですが、これらの害虫は庭の他の木へ移っていくと被害が大きくなります。

やはり害虫の予防措置として、毛虫用の殺虫剤は庭全体に散布しておく事が望ましいです。

 

トキワマンサクのポイントまとめ

ここまでご紹介をしてまいりましたトキワマンサクについて、おすすめ出来るポイントと注意したいポイントをまとめます。

おすすめなポイント

・紅花・白花で葉色も全く異なり、好きな方を選べる

・色鮮やかで豪華な花を楽しめる

・刈込によって成型しやすくシンボルツリーとしてもおすすめ出来る

・小さな葉と葉密度の高さで目隠しや生垣にも最適

注意したいポイント

・花が多い為、落ちた後の掃除が大変

・葉に星状毛があり、衣服や手袋にしつこく付着する

・成長力があり、徒長枝やひこばえを必ず外しておく必要がある

 

トキワマンサクのご紹介でしたが、如何でしたでしょうか。

剪定での形の作りやすさに優れており、トキワマンサクの様にあらゆる用途で使える庭木はそう多くはありません。

庭木でちょっとした目隠しをしたい、コンパクトなシンボルツリーが欲しい、という時には是非トキワマンサクをご検討されてみては如何でしょうか。

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