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造園、植栽、千葉県・東京都の庭施工、坪庭・垣根施工。千葉県市川市の「住まいの造園施工専門会社」です。

ヤマボウシ

園路に植栽したヤマボウシ

ヤマボウシはミズキ科・サンシュユ属の落葉樹で、造園や庭づくりの際は高木の位置付けの元に植栽を致しております。

手付かずの自然を身近に感じられる樹形が魅力であり、ある程度の広い場所での植栽に適しています。

流通するヤマボウシは圧倒的に株立ち樹形のものが主流であり、仲間であるハナミズキと異なる姿に見えます。
風に揺れる様な樹形を維持する為にも、枝透かしを主体とした剪定で、高さ3m前後で管理したい植木です。

 

野趣が感じられるヤマボウシの花

ヤマボウシの花

ヤマボウシの花

ヤマボウシの花はハナミズキと同様に、花の元からの葉が花弁に見える構成となっており、花期が長く梅雨時期を彩ります。

ハナミズキを始めとした多くの落葉樹の開花期は新葉の展開直前なので花が目立ちますが、ヤマボウシは既に葉が茂った中に花を付ける為、野趣を感じられる雰囲気となります。
山歩きの際に花を見付けた様な雰囲気といった所でしょうか。

白花の他に紅花ヤマボウシも存在しますが、ナチュラルガーデンや自然風の庭などでは可憐な白花の方を植栽する事が多いです。

 

お庭での生育傾向

ヤマボウシは伸びが大人しいと紹介される事も多いのですが、作庭・剪定に関わっておりますと生育は旺盛な部類に属するというイメージがあります。

生育につれて大きくなる葉

まず、植栽するにお庭へ搬入した際の姿と異なってくるのが葉の大きさです。
植木は流通している際は根を切られ続けてコンパクトに作られている為、ヤマボウシに限らず特に落葉樹は葉が小さくなった状態で取引される事も多いです。

植栽直後のヤマボウシ

上の写真は植栽直後のヤマボウシを施工例として撮影したものですが、根が張るに連れて葉は大きくなります。
特に日陰気味の場所へ植栽されたヤマボウシはその傾向が顕著に表れ、植栽時の倍近い大きさになる事もあります。

この特性から、庭木としてヤマボウシを維持するにあたり、枝の数を減らすという剪定が必須となってまいります。
徒長枝はもちろんの事、植栽の際にも内側へ向いた枝を取り外しておく事もあります。
雑木類はボリュームがあった方が木が立派に見える為にそのまま植栽される事が多いのですが、庭という環境での生育に備えて手を加えておく事も大切です。

出来れば避けたい夏の直射日光

ヤマボウシは夏場の直射日光により葉がひどく焼けてしまう事があります。
この様な環境にやむを得ず植栽をする場合は、枝葉がいくらか密生していた方が自らに日陰を作って保護する事に繋がります。

例外の樹種もありますが、多くの落葉樹は幹や根元に強い直射日光が当たるのを嫌いますので、ヤマボウシはその大きめの葉を活かして自らの木陰を作ってあげる事が出来ます。

 

ナチュラルシンボルツリーとして自然味を活かす

ヤマボウシをシンボルツリーとして植栽するのも魅力的ではありますが、山の木としての風情をそのままお庭へ持ち込みたい植木ですので、枝詰めが頻繁に必要となる場所は避けたいものです。

常に歩行されるアプローチ沿いやお車に近い場所、道路境界付近への植栽をしますと常に幅を詰める「カット」が必要となってしまいますのでお勧め出来ません。

シンボルツリーとしてのヤマボウシ

シンボルツリーとしてのヤマボウシ

そのナチュラルな樹形をお住まいに添えるシンボルツリーとしての植栽はもちろん、ヒメシャラやジューンベリーと共存させて自然風の庭を演出する事にも適しています。

 

ヤマボウシと自然素材を組み合わせてナチュラルガーデンを構成

ヤマボウシは単体で植栽する他、ナチュラルガーデンの1キャストとしてデザインの中へ溶け込ませる事にも向いています。
しかしながらヤマボウシは樹形が左右均等で整っている場合が多いので、他種雑木との抱き合わせ、寄せ植えを行うと違和感を生んでしまう事があります。

ナチュラルガーデンの中のヤマボウシ

ナチュラルガーデンの中で独立植栽したヤマボウシ

ですのでナチュラルな植栽と言えども、ヤマボウシの場合は写真の様にあくまでも独立したレイアウトとし、周囲を自然素材で馴染ませると良い雰囲気となります。
ヤマボウシは自然に樹形を乱さず幅が広くなっていく為、なるべく周囲を木で遮蔽しないレイアウトがお勧めとなります。

 

ヤマボウシを植栽した庭づくりの一例

こちらの施工例では花壇の中をあらゆる植木で植栽レイアウトを施しておりますが、道路からの入り口となる部分へメインとなるヤマボウシを植栽しております。アプローチに向けて傾いだ様な樹形のヤマボウシをお探しして植栽しており、木々の下を歩く様な気持ち良さを感じていただけます。
樹脂フェンスと植栽で花壇が小さな庭に-花見川区A様邸
樹脂フェンスと植栽で花壇が小さな庭に-花見川区A様邸

 

こちらの施工例はアプローチから一段上がった構造の花壇の中へ雑木植栽を施しており、それぞれの周囲に余裕を持たせたレイアウトとなっています。
ヤマボウシはヒメシャラ等他種の雑木類と並ぶ様に植栽しており、頭上で枝葉を感じられる構成です。
限られた空間で雑木の自然な木立を楽しむ洋風の庭-葛飾区M様邸
限られた空間で雑木の自然な木立を楽しむ洋風の庭-葛飾区M様邸

 

こちらの施工例では日陰のナチュラルガーデンへヤマボウシを植栽しております。
背後は樹脂フェンスを施工しておりますので冬季の落葉時もヤマボウシのシルエットが浮かび上がります。
立ち木はヤマボウシとソヨゴの2本構成となっており、お互いの間は空間を設けて健全な生育に重きを置いております。
リビングダイニングから眺める小さなナチュラルガーデン-柏市S様邸
リビングダイニングから眺める小さなナチュラルガーデン-柏市S様邸

 

ヤマボウシの剪定と毛虫(イラガ)対策

ヤマボウシは植栽後に自然と大きくなる姿を観察の上、状況に合わせて枝の間引きを行う剪定を基本としております。

環境やその木の傾向により、どこからの枝が徒長するかを予測するのは難しいので、混んできた部分は枝元から切る様に間引きをする事になります。
ヤマボウシの小枝は横方向へハナミズキの様な枝分かれをしていきますので、剪定ポイントとなる分岐点を探すのは容易です。
ですが分岐点で枝数を減らしていても木が太っていく傾向がありますので、ある程度小枝も育ったところで小枝毎の枝減らしも行う事があります。
つまりますところ、出来るだけ細い小枝は切らず、あくまでも数を減らすという剪定が理想です。

この様な剪定では維持できない場所へ植わっております場合は、ハナミズキと同様に分岐点での間引きを行って大きさを維持する剪定を行います。
その際は繰り返しの間引きによって太ってしまった枝を見つけ次第外し、少しでも剪定後の姿が柔らかく見える事を心掛けます。

幅を小さくせざるを得ない場合の剪定事例

ヤマボウシは幅をなるべく小さくしたくない雑木です。
全体的に樹形を乱さず自然に大きくなる木であり、「詰める」剪定を加えると非常に見た目にも解りやすい変化が生じます。

切り戻し剪定を行ったヤマボウシ

切り戻し剪定を行ったヤマボウシ

ヤマボウシの幅を詰める為に切り戻し剪定を行った例ですが、この場合は枝分かれの分岐点を主にカットする事が必要です。
小枝の無い箇所でのカットは直ちに強い枝の発生を誘発し、カット点から明らかに樹形の流れが変わります。
自然な樹形とは横向きの細い枝で構成されるものですので、剪定後に強い縦方向の枝を発生させない様に心掛けます。
分岐点での剪定を心掛け、幹回りの枝を透かして全体を軽く仕上げると写真の様になり、イメージとしては横幅が広く柔らかいハナミズキといった樹形となります。

イラガ(毛虫)が発生しやすい事へ注意

ヤマボウシはイロハモミジやハナミズキと同様に、人へも害があるイラガの発生が懸念されます。
不用意に葉に手を触れた際、手の甲や腕を刺されてしまう事が多く、夏は葉に食害が無いかよく観察する事が必要です。
イラガは発生したてですと非常に小さく密集しており見付けるのが困難ですが、食害をしながら大きくなりますので葉の観察が大切となります。
イラガは葉の食べ残しや葉脈だけを残したりする事が多く、葉さえ観察していれば気づく事が出来ます。
葉脈だけ残された葉は遠くから見ると白い葉に見えます他、木の下へフンが多く落ちる様になります。
見付けた際は手を触れず、速やかに全体へ殺虫剤散布を行う事がおすすめです。

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