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造園、植栽、千葉県・東京都の庭施工、坪庭・垣根施工。千葉県市川市の「住まいの造園施工専門会社」です。

ジューンベリー

ジューンベリー

ジューンベリー

ジューンベリーはバラ科・ザイフリボク属の落葉樹で、アメリカザイフリボクやセイヨウザイフリボクの別名として知られています。

ザイフリボク(シデザクラ)という樹木が日本国内に自生する唯一のザイフリボク属として存在しますが、実の小ささや味の薄さから、食用果樹としては扱われません。

私がジューンベリーを扱う際は、果樹と申しますよりも雑木の一種として植栽する事が多いです。
ジューンベリーはシンボルツリーからナチュラルな植栽まで、幅広くおすすめ出来る庭木と言えます。

ジューンベリーの基本データ

  • 科名と属名 バラ科・ザイフリボク属
  • 学名 Amelanchier
  • 落葉広葉樹 小高木
  • 原産地 北アメリカ
  • 別名 アメリカザイフリボク・セイヨウザイフリボク ※近縁種
  • 開花期 4~5月
  • 実の収穫期 6月
  • 適正土壌 やや湿り気のある肥沃な酸性土壌
  • 樹高 5m前後
  • 植栽用途 シンボルツリー 雑木の庭やナチュラルガーデン

別名とされるアメリカザイフリボクが正式な名称ですが、6月(june)に熟すベリーの様な実という意味でジューンベリー(JuneBerry)と呼ばれる様になっています。

 

ジューンベリーの特徴・季節ごとの見所

ジューンベリーの見所は多くあります。

4月開花の白花はもちろん、すぐに6月に収穫期を迎え、秋には色付きの良い紅葉まで楽しめる人気の庭木となります。

そんな魅力的なジューンベリーですが、まずは特徴を見てまいりましょう。

ジューンベリーの花:開花期4月

四月開花の花は葉が展開する前から咲き始め、開花中に新葉が展開していきます。
開花期や新葉展開のタイミングを考えますと、桜にも似た風情を感じられます。

枝いっぱいに花を付ける様子

枝いっぱいに花を付ける様子

ジューンベリーの花は枝いっぱいに咲くのが特徴で、この部分も桜と似た雰囲気が感じられます。

花の期間が短いのも良く似た特徴であり、一週間前後で終わりを迎えます。

やや下垂する上品な白花

やや下垂気味の白花

やや下垂気味の白花

細い花弁を持つ白花は、花房からやや下垂する様に複数開花します。
ジューンベリーの花は花弁の白と中央のグリーンのグラデーションが美しく、華美ではない上品な印象を感じさせます。

木全体に開花する様子は圧巻

ジューンベリーはその花数も圧倒的で、開花や結実は植栽後すぐに見る事が出来ます。

果樹は年数を経ませんと結実しない種類が多くありますが、ジューンベリーであればその心配もありません。

木全体に白花を付けるジューンベリー

木全体に白花を付けるジューンベリー

弊社ファームに在庫中のジューンベリー(品種:ラマルキー)を撮影した写真ですが、上から下まで万遍なく花が咲く様子が解ります。
ジューンベリーの花については当たり外れ年はさほど見られず、特に「ラマルキー」は花数が多く圧巻の姿を見せてくれます。

 

ジューンベリーの葉:5月には美しい新緑に

花も咲き終わりますと、途中から展開してきていた新葉が大きくなってきます。

花後に充実してくる新葉

花後に充実してくる新葉

5月には葉の大きさが充実しますが、夏まではまだ柔らかい手触りの葉です。

ジューンベリーの葉はやや幅広で丸みがあり、葉同士の間隔はやや空いている印象です。

夏までには葉の表面に若干のツヤが生じ、落葉樹としては夏の日差しに耐え得るたくましい葉に成長していきます。

 

ジューンベリーの実:色付きから収穫~食用まで

ジューンベリーは花後は速やかに実が充実してきます。
実成りは良く、通常の日向であればほとんどの枝に実が成ります。
熟す期間がとても早く、翌6月下旬には収穫期を迎える程です。

色付き始めるジューンベリーの実

色付き始めるジューンベリーの実

実の成熟は、緑の実が白っぽくなり、さらに美しい赤い色へ変化していきます。
赤い実はまだ収穫するには早いのですが、ジューンベリーの実は熟すまでの鑑賞価値も高く、緑色の葉とのコントラストがとても美しく映えます。

成熟間近のジューンベリー

成熟間近のジューンベリー

速やかに熟すジューンベリーの実です。

この状態から紫に近い成熟をするまでは短いので、実を収穫される場合はタイミングを観察する様にしてください。

尚、成熟タイミングは実の位置によって異なります。
暖かい場所から順次熟していきますので、収穫作業は少しずつ行うつもりでいるのが良いでしょう。

鳥によって食べられてしまう事も

ジューンベリーの実は大きさは小さいのですが鮮やかな色と数が鳥の食事になりやすく、お住まいの環境にもよりますが鳥に食べ尽くされてしまう事もあります。

せっかくの実が鳥の食事に...

せっかくの実が鳥の食事に…

鳥による被害を防ぎたい場合は防鳥ネットの使用がおすすめです。

景観的な面さえ許容すれば、実は守る事が出来ます。
しかし後述の「高い位置の実」については収穫が難しい為、これらは鳥におすそ分けするのも宜しいではないでしょうか。

収穫が出来ない位置の実に注意

樹高が3m以上あるジューンベリーですと、高い枝の実を収穫する事が難しく、放置していた実が落下して庭を汚す可能性があります。

収穫が難しい高い場所の実は落下します

収穫が難しい高い場所の実は落下します

ジューンベリーの植栽位置が玄関アプローチ傍であったり、落下した実がカーポートの上へ落ちたりする場所でありますと、実によって汚してしまう可能性があります。

実の落下についてはナチュラルガーデン等では汚れも気になりませんが、タイルやルーフに付着した汚れは落ちにくいものでありますので、ジューンベリーを植栽する場合の注意点として挙げておきます。

ジューンベリーの実を食用として楽しむ

収穫したジューンベリーの実は見た目も美しく、ブルーベリーと似た可愛らしさも感じられます。
先述の様に、収穫するのは紫~濃い赤の色合いになった実です。

ジューンベリーの実を食用に

ジューンベリーの実を食用に

ジューンベリーの実は生食やジャムへの加工がポピュラーで、これはフェイジョアでも楽しむ事が出来ます。

やはり商品として流通している果物とは異なり、味はほのかな甘みであり酸味も少なめと言われていますが、肥料や生育環境によって異なると思います。

種が口に残る感じが否めませんが、やはりご自宅の庭で採れた実であるという事が、代えがたい喜びなのだと思います。

ジューンベリーの実はトッピングとしておすすめ

生食をご紹介しましたが、ジューンベリーの実は既に出来上がっているデザートなどへのトッピングとしておすすめが出来ます。

とにかく果物としての色合いが美しいので、お菓子やデザートへの彩りとして使う事が出来ます。

ジャムへの加工

実を最も有効活用できるのが、ジャム作りです。
ジャム作りはそもそも実の数が必要なレシピですから、実が大量になるジューンベリーは適した庭木です。

最も、生食で収穫した実を全ていただく事が難しいのですが…

ジューンベリージャム

ジューンベリーをジャムに

ジューンベリージャムの簡単なレシピ

 

①収穫

少しずつ収穫した実を都度冷凍庫で保存し、貯めていく様にして集めます。
ジャムにする実の場合は、なるべく黒色に近い状態まで熟した実を選びましょう。

②煮詰め

ジューンベリーの実を鍋に入れ、焦がさない様にする程度の水を加えて煮始めます。
実自体からも水分は出ますので、水少しでも構いません。

③攪拌

水分が抜けてくるまで十分に煮て、ハンドミキサーでペーストになるまで混ぜます。
この時、アクを取りながら不純物も取り除きます。

④裏ごし

種が口に入りますと感触が宜しくない為、種が残らない様に裏ごしをします。

⑤砂糖・レモンを加えて完成

柔らかくなったジューンベリーペーストに、総重量の半分の重さの砂糖、レモン果汁(半分)を加えて煮詰めれば完成となります。

実のたくさん成る大きなジューンベリーを植栽した際は、是非ジャム作りにチャレンジしてみましょう。

 

秋の紅葉:色付きやすい深紅の葉を楽しむ

ジューンベリーは秋の色付きも楽しむ事が出来る庭木です。

落葉樹であれば大抵はいくらか秋の色付きを見る事が出来ますが、ジューンベリーは深紅に染まりやすい庭木と言えます。

紅葉の色付くジューンベリー

紅葉の色付くジューンベリー

庭木として根付くまでは黄葉に終わる事もありますが、深紅に染まる様になったジューンベリーは色付き方も見所です。

他の庭木ですと緑の部分が黄色~オレンジ~赤と順次色付いていくものですが、ジューンベリーは緑から急に赤く染まる事があります。
これはブルーベリーの紅葉と似ており、純粋な深紅を楽しめる数少ない庭木とも言えます。

ですので秋の季節感をお庭で楽しまれたい場合は、ブルーベリーの他、イロハモミジも取り入れて一緒に植栽をすれば、美しい秋の庭を作り出せます。

季節毎に見られるジューンベリーの特徴・魅力をご紹介してまいりました。

それではここからはジューンベリーの庭木としての側面や成長・生育傾向を見てまいりましょう。

 

お庭での生育傾向

ジューンベリーは放任して自然樹形を楽しむ庭木ですので、小さなサイズの木を植えてそれを維持していくのは難しい事です。

剪定によって適切な大きさに維持する、というご意見もありますが、庭木には維持の方向性によって向き不向きがあります。

ジューンベリーについては少なくとも樹高は3m~とし、自然に育った樹形を崩さない事が大切です。
ですので当初からある程度の樹高を持つサイズを植栽しておけば、予想外の姿に成長してしまう事は避けられます。

幹と化す「ひこばえ」の発生

ジューンベリーは幹元から無数の垂直枝(ひこばえ)を出す傾向が強く、気付かない内に樹形を乱す事があります。
庭木として流通する事が多い品種「ラマルキー」は特にひこばえを出して幹数が増えてしまう傾向が強いです。

その他の横向きの細い枝は成長が大人しいものの、枝の途中から不要な垂直枝が突出して発生しやすく、これは早い段階での除去が望ましくありますので、落葉期に元から外しておく事が有効です。

「見上げる雑木」のイメージを大切に

庭木を植えられる際はどうしても、人の背丈程度の高さの木を維持するというイメージをお持ちになられるかもしれませんが、特に雑木類の植栽では「見上げる木」が理想形である事をご認識いただきたく思います。

見上げる様な庭木イメージを大切に

見上げる様な庭木イメージを大切に

ジューンベリーも同様で、特に自然な姿を感じていただく為にもある程度の樹高は必要です。

ヒメシャラやヤマボウシ等の株立ちであれば整った印象で大きくなってきますが、ジューンベリーの場合は山の木らしく自然な曲がりや方向性(樹勢)が出てきます。
造園上これを大切にするのはイロハモミジと共通しており、ジューンベリーは特に自然な扱いが求められる庭木です。

見上げる様な姿を想定し、自由に成長して形付けられる場所へ植栽してあげましょう。

植栽するジューンベリーのおすすめ樹高

ジューンベリーはいわゆるサイズ(樹高)のみでは規格を判断しにくい庭木です。

例えば「2.5mのジューンベリー」といった規格であっても、苗木がそのまま2.5mまで伸びた様な木もあれば、幹数も幅も充実した木もあります。

植栽におすすめなサイズ:弊社ファームにて)

植栽におすすめなサイズ:弊社ファームにて

人の背丈ほどの樹高(約2m)のジューンベリーを植栽しますと、低木品種を除き、その高さをそのまま維持する事は難しいでしょう。

あくまでも成長させる事を前提とするならば、写真の様な2.5m~の樹高を植栽し、若干の成長をさせるのが望ましくあります。

成長によって樹形が大幅に変わってしまう事も少なく、若木よりも成長が緩やかであるメリットもあります。

 

ジューンベリーをシンボルツリーに

ジューンベリーはその優雅さと自然体から、庭の中心で主役を演じさせてナチュラルガーデンをデザインする事が多く、直射日光下で生育出来るイロハモミジに並んで自然風の庭で重宝します。

広い場所であれば玄関付近のシンボルツリーとして植える事も出来ますが、あくまでも頭上に枝葉を感じられる様なサイズ感で検討する事をおすすめします。

庭のシンボルとしてジューンベリーを

庭のシンボルとしてジューンベリーを

ジューンベリーをシンボルツリーにすれば、お住まいを山の様な雰囲気に見せる事が出来ます。

形が整った洋風植栽とは少し異なった雰囲気であるのは、やはりジューンベリーが自然に作られた樹形を持つ庭木であるからかと思います。

ナチュラル志向のお住まいであればジューンベリーが特にマッチしますので、自然溢れるシンボルツリーとしておすすめです。
さらに高い樹高を許容できる場合は、コナラを使う事もあります。

 

自然な姿で出迎えるシンボルツリーに

自然な姿で出迎えるシンボルツリーに

こちらは門周りに設置したウッドフェンスと合わせ、シンボルツリーとして植栽したジューンベリーです。

自然な姿を大切にして放任成長させれば、この様にウッドフェンスとのマッチングが非常に良く、花や実も美しく映えます。

ジューンベリーは放任すれば枝が混んできますが、自然風景の様な雰囲気がお好みであれば無理に強い枝透かしをする必要はありません。

山の木がそのままシンボルツリーとなった姿を楽しんでいただけます。

 

雑木としての魅力を活かす植栽に

ジューンベリーは周囲の自然に溶け込ませて手付かずの自然を演出するに適した植木です。
芝生や草花との相性も良く、これらの空間と合わせて植栽すると更に魅力的な景観を作り出す事が出来ます。

周囲の植物に溶け込む雑木として

周囲の植物に溶け込む雑木として

ジューンベリーの葉は夏になれば木陰や木漏れ日を作ってくれます。

落葉樹としては夏の日光に耐え得る方であり、これもイロハモミジと似た剛健性であるかと考えます。

広い陽当たりの良い庭へ植栽できる落葉樹は限られており、多くは大木になる様な樹種です。
小高木の部類で該当する木は少ない為、住宅街で自然な姿を楽しむ雑木としておすすめが出来るのがジューンベリーの魅力です。

雑木の寄せ植えを楽しむ

ジューンベリーはシンボルツリーとして単独で植栽する事も良いのですが、雑木の雰囲気を活かした寄せ植えにも向いています。

あまり整いすぎていない樹形の木を使う事が大切で、この様なジューンベリーであれば寄せ植えを行っても自然な群生の様に見せる事が出来ます。

雑木類の寄せ植えとしてジューンベリーを

雑木類の寄せ植えとしてジューンベリーを

左手前がジューンベリーですが、右手に角度を合わせて小さなアオダモを寄せ植えしています。

さらに低木であるブルーベリーも寄せ植えしており、この一角で3種の庭木による群生を作っています。

落葉樹を綿密に植え付けるデザインは、ジューンベリーの自然らしい姿を楽しむおすすめの植栽方法と言えます。

葉の雰囲気が異なる庭木とのコラボレーションも

ジューンベリーの葉は飾り気がなく存在感も強くはありませんが、葉の雰囲気が異なる庭木と組み合わせれば魅力を増す事も出来ます。

イロハモミジとジューンベリー

イロハモミジとジューンベリー

葉の形が大きく異なるジューンベリーとイロハモミジですが、この2種類の庭木を組み合わせる事で双方の木の魅力が引き立ちます。

また、両方とも紅葉をしやすい庭木でありますので、秋には庭が見事な色に染まる様子を見る事が出来ます。

 

ジューンベリーを植栽した庭づくりの一例

下の施工例では芝生空間とテラスを持つ洋風ガーデンにジューンベリーを植栽しております。
ジューンベリーはお庭の中心に位置しており、存分に自然樹形を活かす事が出来ます。
枕木と芝生、テラスを合わせた洋風ガーデン-白井市K様邸
枕木と芝生、テラスを合わせた洋風ガーデン-白井市K様邸

 

こちらではヒメシャラやヤマボウシなど他の雑木類と共に木立を構成する様な植栽をしております。
※写真左手がジューンベリー
単体植えで主役を演じるだけではなく、その自然樹形を活かして林の様な景観を作る事も出来る植木です。
限られた空間で雑木の自然な木立を楽しむ洋風の庭-葛飾区M様邸
限られた空間で雑木の自然な木立を楽しむ洋風の庭-葛飾区M様邸

 

お客様が植えられたあらゆる植物が美しく繁茂するナチュラルガーデン。
その庭のシンボルツリーとして植栽したジューンベリーが自由に成長する姿を楽しめます。
イロハモミジとの組み合わせによってさらにナチュラル感を増した庭となっています。
お客様ご自身で育て上げる美しいナチュラルガーデン-夷隅郡S様邸
お客様ご自身で育て上げる美しいナチュラルガーデン-夷隅郡S様邸

 

ジューンベリーの品種や種類

ジューンベリーには様々な品種がありますが、庭木として流通するのは品種が定かでない木や「ラマルキー」が多いです。
これは背丈が伸びやすく庭木として仕立てる事に向いており、花数も多い事が理由です。

その他品種は主に花色や実に個性が表れ、庭木としては品種に拘る事はあまりございません。

アメリカザイフリボク・セイヨウザイフリボク

近縁として扱われる2種ですが、ジューンベリーは主にこの二つに含まれます。
こちらのページでご紹介したジューンベリーもこちらの品種について解説をしております。

 

ザイフリボク

日本国内の自生種。花と新葉の展開が同時に行われ、実の成熟も6月ではなく11月頃となります。

 

ラマルキー

本ページの花についての項目でもご紹介した庭木用品種です。特に花数が多い為、それに準じて実の数も多くなります。
実の収穫をされたい方はこちらの品種を選んでおくと良いでしょう。

 

ロビンヒル

希少な紅花種でありますが、咲いた花は紅がうっすらと白地に溶けた様なピンク色をしています。
この色彩は咲き始め、蕾の頃が最も濃く、開花が進むに連れて白色へと変化していきます。

 

バレリーナ

こちらも時折取り扱う品種ですが、庭木の市場で頻繁に流通する事はありません。
樹高が1m台と低く、実の大きさも大きい(10~15mm)のが最大の特徴です。
味も良い為、質の良い実を少し収穫したい方や、プランター・鉢植えで栽培をしたい方におすすめです。

 

ジューンベリーの剪定・施肥・病気や害虫

お庭での維持サイズは、枝を見上げる様な大きさが最も美しい姿となります。
3m~の高さを想定のうえ、剪定によって大枝を取り除き、なるべく小枝には触らず維持していきます。

太い枝を途中でカットしてしまいますとそこまでの部分が太り、切る以前の徒長枝が真上へ向けて再発生します。
これをまた取り除くという繰り返しになりますと、すぐさま幹から枝までが太くなり、自然体とは程遠い姿へ変わってしまいます。

また、地表から発生するひこばえも多く、これは早い段階から剪定の一環として取り除く必要があります。
ひこばえは栄養分を優先して摂取しやすく、肝心な幹よりも数段早い速度で幹を形成していってしまいます。
気が付かない内に幹の本数が増えてしまう事もありますので、柔らかく剪定が容易な内から取り除くと良いでしょう。

施肥の時期と方法

12~3月:寒肥として堆肥・油かす・骨粉を混合したものを樹冠下へ埋め込みます。

3~4月:緩効性肥料を地表へ与えます。

 

ジューンベリーで注意したい病気・害虫

ジューンベリーは日当たりの良い場所への植栽が適していますが、日照不足の場所ですと葉にうどん粉病が見られる事があります。ただしかなりの日陰でなければ心配は無いでしょう。

ケムシの被害には遭い難いのですが、近年になって食害の報告が少し出てくる様になっています。
ですが樹木全体を食べ尽くす様な被害はなく、少しの食害で済む事がほとんどです。

新芽については周囲の庭木によってはアブラムシの発生があります。
ジューンベリーは樹高が高い事が多い為、農薬散布よりも粒状オルトランを地表に撒く事をおすすめします。
浸透移行作用によって高所まで薬効が期待でき、アブラムシの予防対策としてご活用下さい。

 

ジューンベリーのポイントまとめ

ここまでご紹介をしてまいりましたジューンベリーですが、庭木としておすすめ出来るポイントと注意したいポイントをまとめます。

おすすめなポイント

  • 桜に似た白花を楽しめる
  • 食用出来る実や紅葉も楽しめる
  • 落葉樹でありながら日差しにも強い
  • ケムシの発生が少ない

注意したいポイント

  • 「ひこばえ(不要な垂直枝)」の発生が多い
  • 収穫しきれなかった実が落下して汚れになる
  • 小さく維持するのが困難(品種:バレリーナを除く)

如何でしたでしょうか。

ジューンベリーは季節それぞれに見所があり、ナチュラルなシンボルツリーとしてはもちろん、雑木らしい魅力も兼ね備えた庭木です。

自由で自然な樹形を楽しめる場所であれば是非おすすめしたい庭木ですので、ご検討されてみては如何でしょうか。

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