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造園、植栽、千葉県・東京都の庭施工、坪庭・垣根施工。千葉県市川市の「住まいの造園施工専門会社」です。

シマトネリコ

シマトネリコ

シマトネリコはモクセイ科・トネリコ属の常緑樹で、主に洋風ガーデンへのレイアウト、シンボルツリーとしての植栽を致します。

日当たりと水捌けを非常に好み、厳しい夏の直射日光下でも問題なく育つ為、乾燥もしやすく暑い場所での植物選びに困った際は頼りになる植木です。

シマトネリコの基本データ

・科名と属名 モクセイ科・トネリコ属

・学名 Fraxinus griffithii

・半常緑広葉樹 高木

・原産地 沖縄 中国 台湾 フィリピン インド

・別名 タイワンシオジ

・用途 シンボルツリー 洋風ガーデンやナチュラルガーデンへの植栽 日除け

同属の「トネリコ」の常緑種であるという意味で「シマ」を冠してシマトネリコと呼称とされます。

 

涼し気なシマトネリコの列状葉

独特の雰囲気を持つシマトネリコの葉

独特の雰囲気を持つシマトネリコの葉

規則的に小さな葉が並ぶ姿、植え付け時の柔らかな枝や幹は爽やかな印象を受け、背景の色彩はどんな色でもよくマッチします。
列状の葉は風によって揺らぎやすく、柔らかな樹形で維持されたシマトネリコはとても涼しげな印象を受けます。
落葉樹の葉が傷みやすい真夏でも光沢のある葉を維持する事が多く、こちらも夏に涼しげな印象を感じさせる一因となっております。

シマトネリコの新芽

シマトネリコの新芽

シマトネリコは硬い灰色の葉芽が大きくなり、この位の大きさから葉の姿を現してきます。
新芽が展開する時期はやや遅く、本格的に暖かくなってきてから生育を開始する印象を受けます。

 

シマトネリコの雌雄、花と翼果

シマトネリコは雌雄異株でありますが、庭木として剛健に育つのは花の咲かない雄株であると考えております。
寒さのダメージも花の咲く雌株の方が大きく、植栽後に年数を経た際に自然に枯れてくる傾向も見られます。

雌木は5~6月、枝先に円錐状に集合した白い花を咲かせます。
集合する小花は3mm程の大きさで、集まって咲いた様子はサルスベリにも似ている印象を受けます。
雌木であり、尚且つ根を張って落ち着いた木は花を多く付けやすくなります。

花期が過ぎ夏になりますとへら状の翼果が大量に付き、シマトネリコ全体の色が変わって見える程です。

 

生育力を想定した植栽計画を

シマトネリコは成長力の強さが最も大きな課題となる植木です。
鉢植えの観葉植物としても流通しておりますが、その様な場合とは大きく異なり、地植えによって根が展開すればとてつもない生育力を発揮します。

当初は細い直径1cm程の幹が株立ちとなっている樹形でも、植栽計画や剪定方法を誤りますと幹はそれぞれ直径15cm~まで太くなり、これらが数本まとまって生えている状況と化します。

遮蔽物の無い日向への植栽を

庭への地植えをした際はとにかく上へ上へと背を伸ばし、放任致しますと5m~の木となるまでにさほど時間は掛かりません。
剪定維持を前提にした場合でも予め樹高3m前後を想定しませんと、強い切り戻しを繰り返す事となり、樹形の崩れと生育速度の倍化を招きます。

自由に生育出来る場所への植栽を

自由に生育出来る場所への植栽を

日当たりが不十分な場所へ植栽しますと下枝をどんどん枯らし、日光を求めて上へ伸びる速度が速くなります。
同時に背の高さを支える幹も太くなり、当初の柔らかな姿とは一変してしまいます。
ですが中庭などへ植栽して頭上高くに葉が展開させたい場合、2階リビングから葉を眺めたい場合等は、この生育力がメリットとなります。

シマトネリコは建物や塀の脇、狭い場所などへ植栽した場合は極めて成長速度が増す傾向があり、幹も曲がって育つ事を想定しておく事が大切です。

太く展開する浅根にも注意

シマトネリコは重く背が高い上部をいち早く支えようとする為、比較的浅い場所へ太い根を張り巡らせる傾向があります。
この為低木類の生育を阻害したりする他、埋設された配管類にも影響が生じる事があります。
特にガス管や上水道管の存在には注意が必要であり、植栽計画時にはこれらの存在を確認する必要があります。
同じ事項に留意する木としてはシラカシが挙げられますので、併せてご参考下さい。

 

背の高さを許容すれば自然味ある常緑樹に

上記で解説を致しました様に、シマトネリコは当初から樹高のある木として植栽計画に盛り込む必要があります。
狭い場所へシマトネリコを勧めてしまうどうかが、業者選びのポイントとなると言いましても過言ではありません。

シマトネリコは上記の生育面を踏まえる事はもちろんですが、最初から大きなサイズを植栽する事が最もおすすめとも言えます。

4mクラスで維持されたシマトネリコ

4mクラスで維持されたシマトネリコ

予め4~5mクラスのシマトネリコを植栽した場合、その生育は若木と比べると大人しくなります。
この為、計画的に正しい整枝剪定を行う事が可能となり、自然な樹形を維持する事が出来る様になります。
枝透かしを行ったシマトネリコは懐付近の枝が少なくなり、幹や枝のシルエットが非常に美しく見える様になります。

上部まで透けるシマトネリコのシルエット

上部まで透けるシマトネリコのシルエット

枝透かしをされたシマトネリコは下部への採光も滞る事がなくなり、圧迫感も皆無な美しい常緑樹となります。
この様な樹形であれば同じ木を列植しても美しい景観を生み出す事ができ、夏場は適度な日除けとしても頼りになる木となります。
また、シマトネリコは乾燥に強い面がありますので、マンションやオフィスビル、ホテルエントランスへの植栽におすすめが出来ます。

 

暖地の植物特有の寒さに弱い一面

あらゆる場所へ適応して生育もたくましいシマトネリコですが、本来は熱帯から亜熱帯の山間部に自生する高木であり、常緑樹特有の寒さに弱い傾向が特に顕著に表れます。
関東におきましても、冬季に北風が当たり続ける場所ですと半分~の葉を落としてしまう程です。
ですのでお住まい建物が北風避けとなる南庭への植栽がお勧めとなりますが、建物脇などからの通り風が常にあたる場所ですと冬季に傷みますので注意しましょう。

基本的に関東以北では越冬は困難とされており、寒い時期は茨城県の生産ファームでもシマトネリコの流通が無くなる事もあります。

 

スケールの大きなシンボルツリーに向くシマトネリコ

シマトネリコを植えるシチュエーションと致しましては、まず日当たりが良く、周囲に遮る物が無い場所への単体植栽が最もお勧めとなります。
この為、一本植えが通常となるシンボルツリーとしても活躍しますが、本来であれば庭の中心で主役となる様な植栽が望ましくあります。

庭の中心へシンボルツリーとして

庭の中心へのシンボル的な植栽

庭の中心へのシンボル的な植栽

こちらは広いお庭の中心へ、シンボルツリーとして植栽したシマトネリコです。
高さは4m以上あり、悠々とした姿がお住まいを引き立ててくれます。
このサイズであれば生育面で後からお悩みになるケースは少なく、夏場も青々とした美しい景観を得る事が出来ます。
ですが大きなサイズのシマトネリコを植栽する際は、強風による倒木を防ぐ為、しっかりとした風止め処置を行っておく事も必要です。

2階窓から見えるまで生育させるシンボルツリー

2階窓まで生育させるシンボリツリーに

2階窓まで生育させるシンボリツリーに

こちらもシマトネリコをシンボルツリーとして植栽した事例ですが、既に3m弱の背丈を更に伸ばす事を想定した植栽計画となっています。
2階に位置するリビング窓より緑が望める様になるまで生育させる事を見込んでおります。
最初からさらに背の高いシマトネリコを植栽する事も可能ではありますが、大きなシマトネリコは強風による倒木をしやすい為、まずはこちらのサイズのシマトネリコを植栽し、しっかりと根を張らせる事を目的としています。

 

目隠しフェンスを補うシマトネリコの列植

シマトネリコの場合、目隠しとして植栽しますと始めの内は効果がありますが、生育に連れて下枝が少なくなっていき、肝心な目隠し部分は幹だけとなってしまう傾向があります。
これは日照が当たる部分が優先して生育展開し、陽の当たり難い内側や下部の生育が衰える為で、特にシマトネリコはこの性質が顕著に表れます。

2階の目隠しとして列植したシマトネリコ

2階の目隠しとして列植したシマトネリコ

こちらは目隠しとしてシマトネリコを列植しておりますが、下半分の目隠しは予め低いフェンスを設置しており、上半分はシマトネリコの葉を自由に展開させる手法を取っております。
高さが2~3mもある目隠しにフェンスを長距離に設置しますと圧迫感が強くなり、お住まいの景観そのものを大きく変化させてしまいます。
植物の葉が高く展開すれば写真の通り、目隠しをしながらも緑化を伴う景観向上にも寄与します。

 

シマトネリコにおすすめなプランター植栽

シマトネリコは地植えでの成長力に困る反面、プランターで観葉植物的な扱いをする事には向いています。
プランターは地植えと異なり根が成長しにくい為、生育力に悩む場面は少なくなります。

プランターへ植栽したシマトネリコ

プランターへ植栽したシマトネリコ

プランターは乾燥対策が最重要となり、水遣りはもちろん雨に当たり難い葉への葉水をする等のメンテナンスが必要になります。
シマトネリコは乾燥気味になると葉を減らして色も黄色掛かってきますが、枯死までは至り難い剛健さをもっています。

シマトネリコのプランター植栽設置時は、北風が当たらない場所がおすすめとなります。
枝葉が寒さで傷む事はもちろん、プランターごと根が冷やされる事にもなりますので要注意です。

外壁カラーに合わせたプランターへ植えたシマトネリコ

外壁カラーに合わせたプランターへ植えたシマトネリコ

こちらはお住まい外壁のカラーと合わせたプランターへ植栽したシマトネリコです。
シマトネリコ特有の株立ち形状は、列植をした際に自然な木立の様な景観に見せやすいメリットがあります。
単純に木が並んでいるというよりも自然群生の様な枝葉の雰囲気を作り出す事が出来ます。

大型プランターへシマトネリコを植栽した施工事例

下の施工例では大型プランターの中へ3mクラスのシマトネリコを植栽し、エントランスを彩っています。
余裕のある容量のプランターであればある程度の生育も見込む事が出来ますので、より安心です。

マンションエントランスへ夜間も美しいプランター植栽を-足立区マンション
マンションエントランスへ夜間も美しいプランター植栽を-足立区マンション

ですがこの場合、背が高く枝葉の重量が原因で転倒する事を考え、強風が吹き付けない場所に設置するか、プランター自体を大型で重い物にしておく工夫が必要となります。

 

バルコニーの円形プランターへの植栽施工事例

こちらのバルコニーでは左右がウッドフェンスで囲まれており、強風が吹かない事を前提にプランター植えのシマトネリコをセットしております。

デッキバルコニーに設置されたプランターへ緑濃い植木の植栽を-葛飾区A様邸
デッキバルコニーに設置されたプランターへ緑濃い植木の植栽を-葛飾区A様邸

 

スクエア小型プランター植栽で目隠しをした施工事例

こちらのマンションバルコニーでは、近くに見える歩行者や車への目隠し対策としてプランター植えのシマトネリコを設置しております。

バルコニーへ設置した美しい目隠しプランター-中央区M様邸

バルコニーへ設置した美しい目隠しプランター-中央区M様邸

 

お庭での剪定・メンテナンス

シマトネリコはその剛健さゆえに病気や害虫被害に遭いにくく、年間を通じて逞しい印象があります。

ですのでお庭での維持管理は生育的な剪定メンテナンスに集約されてまいります。

まずはシマトネリコを小さく維持する事は諦め、せめて3m~の樹姿を想定します。
シマトネリコの樹形は、幹から枝へというよりも幹自体で構成されている事がほとんどで、この幹をいかに太らせないかにかかってきます。

剪定のポイントとしては、
・必要最低限の本数の幹にする(バランスが良く見える3本程度)
・背丈を切り詰める際は木が硬く見えない高さまでに留める
・濃いシルエットではなく、向こう側がかなり透ける軽さにする
という様になります。

背丈を無理に詰めないシマトネリコの仕立て

背丈に余裕を持たせて剪定したシマトネリコ

背丈に余裕を持たせて剪定したシマトネリコ

こちらのシマトネリコは高さ2.8m程を想定して植栽しており、無理に切り詰めを行わない剪定を施しています。
シマトネリコは高さに余裕を持った樹形が最も自然に見えますうえ、剪定後の生育も幾分緩やかになります。

背の高さを許容して、柔らかな姿を維持する

背丈を詰めずに枝透かしで維持するシマトネリコ

背丈を詰めずに枝透かしで維持するシマトネリコ

無理に背丈を詰めず、植栽計画の段階から4m程の高さを想定していれば、こちらの様に柔らかな木立を思わせる庭木となります。
シマトネリコの様に、常緑樹でありながら自然な木立を演出できる植木は限られておりますので、背の高ささえ許容出来る場所であれば是非取り入れたい植栽方法です。

詰め過ぎず、カット後の反動を考えた剪定を

背が高くなりすぎて困ったというケースに多くお伺いを致しますが、背丈を低くする事を優先に剪定をしますと全体が一気に太る事に加え、あっという間に元の高さへ戻ってしまいます。
つまり木を太らせる為にカットをしている様なものとなってしまいますので、シマトネリコの剪定におきましてはなるべく詰めず出来るだけ柔らかにする、実は剪定の本来の心得が特に必要な植木とも言えます。

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