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エゴノキ

エゴノキ

落葉樹の中でも一際自然の趣を感じられる樹姿に加え、花も魅力的なエゴノキは、古くから和洋を問わない落葉樹として庭づくりにも用いられてきた雑木です。
小さな葉がそよぐ涼しげな姿が人気のエゴノキのご紹介と解説をしてまいります。

エゴノキの基本データ

・科名と属名 エゴノキ科・エゴノキ属

・学名 Styrax japonicus

・英名 Japanese snowbell

・落葉広葉樹 小高木

・原産地 日本、中国、朝鮮半島、台湾、フィリピン

・別名 チシャノキ ロクロギ

・用途 雑木の庭 シンボルツリー

実を口に入れてしまった際に、含まれる毒で口中が「えぐく」なる事が名の由来。
木材としては、将棋の駒やおもちゃ、櫛として用いられる。

 

エゴノキの適応環境・土質

エゴノキの植栽環境ですが、落葉樹としてはやや日光に耐えうる性質は持っています。
ですがやはり長時間の夏の直射日光が当たる場所では葉が黄ばみ、小さな枯れが登頂部から下ってくる恐れもあります。
エゴノキの美しい姿を維持する為にも、雑木らしく半日陰や東側等への植栽が無難です。
または、他種や同種の雑木で寄せ植えを行うと木漏れ日程度の環境を作る事が出来ますので、雑木の庭ではおすすめのレイアウトと言えます。

尚、暗い日陰へエゴノキを植えますと枯れ枝が多くなり、葉数も減らし始めます。
また、同時に葉も大きくなってきますので、日向のエゴノキとはかなり異なる姿になってしまいます。

エゴノキが好む土質は、保水性と腐植質に富んだ砂壌土~埴壌土であり、乾燥に弱い一面があります。
植え付けた地表は低木類やグランドカバーの植栽で直射日光から保護する事も有効な方法です。

 

落葉期の姿が特に寂しく見える点に注意

エゴノキは落葉樹ですので、当然冬季は葉が落ちた姿になります。
ですが他の落葉樹に比べ、エゴノキの落葉期は枯れた様な姿に見える事があります。

落葉期のエゴノキ

落葉期のエゴノキ

エゴノキは他の落葉樹に比べて非常に細かい枝が多く、実際に枯れ枝が常に付いている木でもあります。
小さく細く、短い枝は枯れ木の様な姿に見える事もありますが、これがエゴノキの魅力でもあります。

しかしながら、エゴノキは幹肌がやや滑らかな印象があり、落葉期にはその美しさが際立つ様になります。

落葉期にも柔らかなシルエットをお望みの際は、やや注意したい点かもしれません。

 

雑木のシンボルツリーとして映えるエゴノキの樹形

エゴノキは繊細でナチュラルなシルエットを持っておりますので、ナチュラル志向のお住まいへのシンボルツリーによく似合います。
玄関先だけでなく、芝生の庭に1本生えているようなシチュエーションにも似合う雑木です。

シンボルツリーとしてのエゴノキ

シンボルツリーとしてのエゴノキ

庭木用として流通するエゴノキはほとんどが武者立と呼ばれる均等株立ち樹形であり、左右均等に近い木が多くみられます。同じ樹形傾向が多い庭木(植木)としてはヒメシャラヤマボウシがあり、植栽候補として検討する機会が多くなります。

幅を詰めずに済む、広い場所を選ぶ

エゴノキをシンボルツリーとして植栽するのであれば、横方向への柔らかな広がりは維持したいものです。
エゴノキは日光を遮断されて日陰になった部分の枝をすぐに枯らせてしまう程、遮蔽物を嫌います。
ですのでシンボルツリーとして植栽をする場合は、周囲が均等に開けた様な、極力枝詰めを行わずに済む環境であるかを確認しておくのが良いでしょう。

 

エゴノキの生育考察

樹高5m前後で生育はかなりおとなしく

樹高5m前後で生育はかなりおとなしく

エゴノキは生育がおとなしい、といった事を耳にする事もございますが、厳密に申しますと樹高3m~前後になったエゴノキは生育がおとなしくなり始め、5m前後になると極端におとなしくなる傾向が見られます。
※木によってはほとんど伸びなくなります

反対に庭木としてはかなり小さく若いエゴノキを植えてしまうと、若木特有の生育力が強く、慌てて切り戻した途端に強い吹き返しが繰り返し起こって樹形も崩れてしまいます。

エゴノキの植栽でおすすめなサイズ

特にエゴノキの植栽を検討する場合、小さなサイズの植木を植える事はあまりおすすめが出来ません。
小さなサイズから育てて美しい自然樹形とするのは難しく、やはりある程度の大きさで綺麗な形が出来上がっているサイズがおすすめとなります。
低くても2.6m、可能であれば3m程度のエゴノキであれば、生育による樹形の変化も少なく、生育自体も若木よりおとなしくなります。 ※ジューンベリーも同じく共通します

 

エゴノキの花の魅力

下垂するエゴノキの花

下垂するエゴノキの花

5~6月に咲くエゴノキの花は、花数が多く下垂する姿が特に美しさを引き立てます。
きちんと自然なままの樹形を保ったエゴノキが花を咲かせる様子は白雲の様にも見えて実に見事であり、お庭の主役になる事は間違いございません。
花付きも健全な木であれば安定しており、毎年の楽しみとなってくれるでしょう。

 

花の後にそのまま下垂するエゴノキの実

エゴノキの実(有毒性)

エゴノキの実(有毒性)

エゴノキは花が咲いた後、10月頃に実が大きく垂れ下がります。
このエゴノキの実は(花も含む)、皮の部分に有毒のエゴサポニンが含まれており、誤食をしてしまうと胃腸障害・溶血を起こす事があります。
実は固いので誤食をしてしまう可能性は低いのですが、かつては魚毒として漁に使われていた時代もあり、一応の注意は必要です。

熟した実は皮が自然に裂け、種が地面に落下します。

 

エゴノキの剪定

エゴノキは幅や高さを揃える様な「カット」を行ってしまった後の樹形の崩れが顕著であり、ナチュラルな樹形に戻す事が相当に難しくなります。
エゴノキの若木は相応に細長い枝を伸ばしていく為、やはり植栽当初から優雅に伸ばす様に計画するか、予め背の高いサイズの安定した木を植える事がおすすめです。

不要枝の見極め

自由に生育させていく過程で発生する不要枝を見極め、それを取り除く事が剪定の要となります。
・幹元からのひこばえ
・枝元から発生する徒長枝
・発生時から真上へ伸びようとする強い枝
・内側へ向かって他の幹と交差する枝
・生育によって枯れた古い枝・小枝
これらを除去する事が主な剪定作業となり、数年に一度程で枝透かしや整理を行う感覚となります。

エゴノキにとって樹形を柔らかく見せる小枝は本当に細く、触れると枯れ枝の様に折れやすい性質があります。
剪定作業の際は手や腕で大切な小枝を折ってしまわない様に気を付けましょう。

 

注意する病虫害

新芽が展開する時期はあらゆる庭木でも注意するアブラムシですが、エゴノキの場合はエゴノネコアシに注意が必要です。 毎年の様に発生する様な状況の場合は、予めオルトラン粒状等を株元に撒いて予防とするのが効果的です。

また、人体にも被害を加えるイラガにも食害される事があります。
イラガの発生時は木全体への殺虫剤散布を行い、駆除の残しが無い様にしましょう。

また、エゴノキはカミキリムシの成虫・幼虫が見付かる事もあります。見付けた際は必ず取り除く事を心掛けましょう。

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