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造園、植栽、千葉県・東京都の庭施工、坪庭・垣根施工。千葉県市川市の「住まいの造園施工専門会社」です。

イロハモミジ

カエデ科・カエデ属の樹木はとても多く存在し、葉の切れ込みが深いイロハモミジもこれらに含まれます。ご存知の通り落葉樹の高木であり、野山での自生を始め、古い庭園・住宅造園にも多く植栽されてきた植木です。

イロハモミジとヤマモミジの区別は詳しい方でなければ難しいのですが、分布地や葉の大きさ形状に明確な違いがあります。

一般的に植木として流通するのはイロハモミジが最も多いのですが、イメージが近いからかヤマモミジと呼ばれてしまう事が多々あります。

伸び伸びと生育させたいイロハモミジ

伸び伸びと生育させたいイロハモミジ

モミジは最もよく知られた庭木かもしれませんが、これほど木によって繊細に品種や葉性が異なるものは珍しいかと思います。

育った環境や剪定のされ方で形が大きく異なり、モミジについてはどの様な木に仕立てていくかを植栽当初から考えておく事が大切です。

 

優雅で自然な枝振りを楽しむイロハモミジ

モミジはその優雅な枝振りを見せますが、この美しさは木が自然に伸びた造形そのものであり、人の手によって綿密に仕上げられたものとは異なります。
もちろん剪定は施されておりますものの、モミジ自身の意思を曲げない様な付き合いで行う事が求められます。

花を付けますが目立った花ではなく、どちらかといいますと実がぶら下がった時の方が面白味があります。

1本植えで庭の景観を締めるモミジの魅力

モミジの株立ち樹形

モミジの株立ち樹形

レイアウト手法上、「モミジは大いに威張らせる」という表現が昔からされており、落葉樹の中では最も主木として据えられる事が多いのではないでしょうか。
坪庭に一本、コーナーに一本など、その場を単体で締めてしまう程の存在感を持ち合わせています。

また、同種のモミジを連続させる様にレイアウトしても、不思議と自然風景的な美しさを醸し出す力があります。

流通するモミジは株立ち物と単幹物があり、やはり単幹の方が生育が早い傾向があります。
ですがリアルな山間風景を求める際は単幹物の方が向いており、株立ち物は住宅の庭向きと言えます。

 

モミジの紅葉を楽しむ工夫

住宅の庭で楽しむイロハモミジの紅葉

住宅の庭で楽しむイロハモミジの紅葉

モミジといえば紅葉を思い浮かべられますが、これは植栽環境によって大きく左右され、排気ガスの影響を始めとした空気にも左右されます。
美しい紅葉には昼夜の気温差が必要なのはもちろん、車通りが少なめな場所が良いのかもしれません。

住宅地で紅葉を楽しむ場合は、夏に一日中日差しが当たる場所よりも、午前中だけ日向になる様な東側が良いかと思います。
また、植わっている足元へ直射日光があたらない場所を選んだり、低木植栽などで地表を保護する事も有効です。

自らの足元を日陰にするサイズのモミジであれば問題は無いのですが、その様なモミジを住宅地で維持する事は難しい為、植栽場所を工夫する方が現実的と言えます。

モミジの紅葉を意識する剪定時期

また、夏場などに剪定を施しますと、新しく吹いた枝葉が夏の日差しで焼けてしまい、紅葉時にも景観上悪影響を及ぼします。
新芽だけではなく日陰となる懐に元々あった小枝も日焼けする為、紅葉を意識するのであれば夏場は強い剪定をしない事が無難です。
出来れば落葉期である季節に剪定を行う方が紅葉への影響もなく、枝も見極めやすいメリットがあります。
切り口からの雑菌侵入を考えましても冬季の方が安全ですのでお勧めとなります。

 

イロハモミジを使った庭づくりの例

先述の様に落葉樹としては稀に見る存在感を活かして主木として植栽したい植木です。

スペースが限られている場所ほど植木のレイアウトは難しくなりますが、モミジの存在感を活かしてシンプルなデザインを構築する事が出来ます。

下の施工例はモミジを植えて坪庭風のレイアウトを2箇所施しており、遠目から見ますと2本のモミジが表玄関を包む景色になっております。

東京 八角部屋様 表玄関を包む2つの小さな和風坪庭
東京 八角部屋様 表玄関を包む2つの小さな和風坪庭

 

下の施工例ではイロハモミジを他種の雑木類との混植として使用し、山間の雰囲気を演出しております。
モミジは最も自然を楽しめる樹形を持っております為、お庭の入り口にて出迎える位置へ植栽をしております。

狭い庭の概念を払拭させるナチュラルガーデン-板橋区N様邸
狭い庭の概念を払拭させるナチュラルガーデン-板橋区N様邸

 

モミジらしさを損なわない更新剪定を

モミジは剪定の最も難しい部類に属する木かもしれません。
実は生育も早く伸びも強く、かと申しましても単純に強く切り詰める訳にもいきません。

モミジがどう伸びたいのかは強い枝は除外して大人しい枝を観察すれば掴む事が出来ますので、矯正をしない限りは大人しい枝を放任させる様な意識が必要です。
当然背を低くでは維持しようとするのは難しい(樹形が崩れる)為、モミジについては特にある程度自由に展開出来る場所が必須です。
しかし上手に剪定をしていけば、建物脇から生える風情や狭い坪庭でも美しい景観を作る事が出来ます。

イロハモミジの更新剪定

更新剪定を施したイロハモミジ

更新剪定を施したイロハモミジ

モミジは根付き後は一年間で左写真の様に枝を伸ばします。
この特に強く伸びた枝(徒長枝)は途中を切り詰めてしまうとそこがそのまま樹形となって太り始め、これを毎年繰り返すとあちこちに団子状の塊が形成されてしまいます。
上の剪定では徒長した枝葉に隠れて見えなくなった小枝を探し出し、それらが次回の樹形になる様に「残す」事を目的として行っています。 これは切り戻し剪定とは異なる「更新剪定」という手法になります。
剪定後の樹形は手付けずの小枝だけで形成される為に仕上がりも自然で、次回の生育も緩やかになります。

手付かずだったモミジへ、枝振りを決める剪定を施す

枝数を半分以下にして樹形を形成

枝数を半分以下にして樹形を形成

左は植栽後数年間、手付けずの状態だったイロハモミジです。
庭職でなければとても元に戻せるという発想は浮かばない状態ですが、あちこちを切り詰めてしまっていない限りは、小枝を探して樹形となる骨格のみを残す剪定処置が行えます。
上の剪定は実に半分以上に上る不要枝や幹を取り外し、新たな樹形を切り抜く感覚で行っております。
切り跡の痛々しい強剪定はなるべく避け、まずはモミジ自身が持つ柔らかな必要枝を活かしきる事が大切です。

 

モミジ類で注意したい病虫害対策

モミジ類が避けて通れないのが病虫害ではないでしょうか。
モミジ類はイラガの発生が起こりやすい為、農薬散布を想定しておく必要があります。

しかしモミジは薬害が起こりやすい為、他の樹木の様に予防として全体に散布をするのはなるべくなら避けたいものです。
仕方のない場合は規定よりも薄い希釈にて、日焼けをしない夕方~夜間に散布する事を推奨しております。
ピンポイントの農薬散布で済ますには、日頃から発生箇所が無いか観察している事が望ましいでしょう。

モミジのへのアブラムシは予防措置を

モミジ類は新芽にたかるアブラムシも発生しやすい為、こちらは予防措置として粒状殺虫剤(浸透移行性)を株元へ撒いておくのが最も効果的です。
アブラムシが発生してしまった後ですと、モミジが苦手とする薬剤散布を行わざるを得ず、やはり予防措置が大切となります。

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