造園、植栽、千葉県・東京都の庭施工、坪庭・垣根施工。千葉県市川市の「住まいの造園施工専門会社」です。

お庭の植木を選ぶ基準

こちらのページでは、造園業者であります弊社がお庭へ植栽する植木を選ぶ際に基準としております事についてご紹介を致しております。
もちろん植木を選ぶ際はお客様のご希望、ご要望が第一となりますが、植える場所や用途によりましては現実的な部分も判断しなければなりません。

それではお庭に植える植木選びは、どの様な事を考えて決めているのでしょうか。

 

常緑樹、落葉樹のどちらが望ましいか

お好みの木はあるものの、その木が常緑樹・落葉樹のどちらかにより、植え付け後の姿や生育は大きく変わってまいります。もちろん、こちらの2種類の違いは冬季に葉を全て落とすか落とさないかの違いとなりますが、「半落葉」と呼ばれます、寒さにより葉を半分~それ以上に落とす常緑樹も存在するので考慮が必要です。

常緑樹の特性

常緑樹のソヨゴ

写真のソヨゴの他、近年に植栽される常緑樹ではシマトネリコやオリーブ、カシ類などが主流となっております。コニファーなども常緑樹にあたり、これらは寒さに強い特性を持っています。

常緑樹で注意したい寒さ対策

常緑樹は全てが耐寒性を兼ね備えているという事ではなく、どんな常緑樹におきましても寒さや霜によって葉の色味が落ちたり、その数を減らす事象が起こり得ます。冬眠をしないからこそ寒さに留意した植栽が必要であり、暑さと同じ位に気を遣う所です。
寒さに強い常緑樹と言えば昔ながらの
マツ
ツバキ
モッコク
モチ
などの植木がありますが、これらにおきましても冬場の強剪定はなるべく避ける事もあります。
寒さに弱めな常緑樹を植栽する際は北風が吹き続ける場所や、広い中にぽつんと植えたりするのは避けると良いでしょう。

意外にも降り積もる常緑樹の落ち葉

落ち葉の掃除が大変だから落葉樹は避けたい、といったお声をよくお聞き致しますが、常緑樹におきましても落ち葉はかなり落ちる事をご注意下さい。
常緑樹の葉は通年同じ物が付いている訳ではなく、生育期には新たな葉を出すに伴い古くなった葉を自分で落とす行動を起こします。この葉の数が意外と多く、しかも落葉樹の葉と違って重い為に自身の足下へ堆積するようにどんどん溜まっていきます。
特に顕著なのは
ツバキ類(寒椿・ヤブツバキ)
カシ類(シラカシ・アラカシ・ウバメガシ)
シイ・マテバシイ
が挙がられます。

この葉は落葉樹の落ち葉に比べてとても腐り難く、いつまでも残ってしまう事が多い為、掃除などは必須となります。
ただし飛散はし難い為、境界付近への植栽でない以上はご近所迷惑になる落ち葉にはなりません。

目隠しや生垣など、用途も豊富な常緑樹の存在感

常緑樹はその存在感からシンボルツリーはもちろんの事、目隠しとして単体で植栽したり、生垣を構成することも可能です。
数は多くございませんが花を楽しめる物もあり、こちらの様に目隠し効果を兼ねたシンボルツリーとして植栽した施工例も多くございます。
世田谷区F様邸 2ヶ所の花壇へ緑が溢れる様な植栽を
世田谷区F様邸 2ヶ所の花壇へ緑が溢れる様な植栽を

 

落葉樹の特性

落葉樹の最大の特徴は、やはり冬季に葉を全て落とす事が挙げられますが、自然を切り取ったかの様な樹形の魅力があるのではないでしょうか。
シンボルツリーはもちろんの事、落葉樹の場合は同種に限らず上手に異種との混植を行う事で、それぞれの魅力がさらに引き立つ様な自然な景観を作り出す事が出来ます。
近年よく植栽をします落葉樹と致しましては
ヤマモミジ
ヤマボウシ
ヒメシャラ
エゴノキ
アオダモ・トネリコ
ジューンベリー
などが挙げられます。

落葉樹をシンボルツリーとして植栽したい場所

落葉樹をシンボルツリーとして単体で植栽する際は、冬季に落葉した際に寂しさを感じさせない様な場所を選びたいものです。
落葉樹に葉がなくなっても樹形を美しく見せられる場所としては、スクリーンとなるものが背後にある場合ではないでしょうか。

外壁沿いに植栽したヤマボウシ
こちらのヤマボウシは美しい外壁沿いの花壇部分へ植えられており、少ない葉数でも樹形の美しさが引き出されている事がお解かりいただけると思います。もちろん落葉時期になりますと外壁がスクリーンの効果を発揮し、繊細な枝もくっきりと浮かび上がらせてくれます。
同じ効果を得る為、おしゃれなウッドフェンスや樹脂フェンスなどをスクリーンとして施工しておくのも景観的に有効な方法です。

特に注意したい夏場の葉焼け

お客様とのご相談時に最もお話しをする機会が多いのが、この葉焼けに関する事でしょうか。
近年は自然な木、ナチュラルな志向が主流になりつつある中で、山間に生える様な木を、道路面や花壇の中など、強い直射日光下や乾燥する場所へ植えてしまうケースが非常に多く見受けられます。施工直後に撮影されたものをご参考にされているかと思いますが、現実的には1~2回の夏で半分程度の枝が枯れてしまう、または枯死してしまう事も多くお聞きします。

ナチュラルな木々が生える姿を楽しむ際は、
■東側など日長が半日程度の場所に植える
■建物付近などに添える様に植える
■雑木林の様に何本かを寄せ植えする
などをしますと効果的です。

ヤマモミジやジューンベリーなど、ある程度の直射に耐えうる種類もございますので、弊社の場合は環境と経験測に合わせたご提案をしております。

美しい樹形を維持したい。気を付けたい落葉樹の剪定

枝透かしをされたヤマモミジ
モミジといえば写真の様にスッキリと、軽やかに美しい姿を想像される方が多いかと思います。落葉樹は「どうしても人の背丈程に留めておきたい」という制約がある場所では植栽をしない事をお勧め致します。
落葉樹の剪定は「背丈を詰める」ことは二の次であり、まずは徒長枝や重複枝を間引く事が肝心となります。想定以上に背丈がありましても、枝葉の数が最低限に留められていますと圧迫感も感じられず、むしろ樹形を崩す剪定を繰り返しますと元に戻すのは至難の業となります。自然樹形をお庭へ取り入れる際は、周囲に余裕を持った植栽計画がお勧めです。

 

生育に適している環境かどうかで植木を選ぶ

植木を選ぶ際、陽が当たらないと育たないのでは…と心配されるお客様も多くいらっしゃいます。その際、私の方からは「半日陰や日陰の方が植木選びの選択肢が広いのですよ」とお伝え申し上げております。

乾燥環境・夏の直射日光に耐え続ける植木は限られます

強い日射に耐える植木は、安全を優先しますと常緑樹の中より選ぶのが通常となります。ですがソヨゴやハイノキなどは葉または木そのものが傷みやすく、あまりにも暑い場所は植栽を避ける様にします。

直射を好むオリーブ
反面、オリーブなどは日当たり、直射日光を好みますのでこうした環境にも困らず選択する事が出来ます。さらに乾く時はしっかり乾く様な土壌を好みます。

シマトネリコ
こちらも直射日光を好むシマトネリコ。むしろ日当たりが少ない場合は葉が大きくなりすぎ、尚且つ葉数も少なくなっていきます。ですが生育力があまりにも旺盛な為、植栽場所は下記でも触れます様に生活環境を考慮する事が必須です。

半日陰や陰地で植木や下草の瑞々しさを楽しむ選択

半日陰の立地は最も様々な種類の植木を選択する事が出来るのではと思います。ですが半日陰や日陰は広くないというケースが多く、こじんまりとした植木や下草を選ぶのがお勧めです。もちろん広さがある場合は落葉自然樹の寄せ植えなどを構成する事が出来ます。
こちらではソヨゴやヤマボウシなど日陰で美しい植木をメインに植栽のうえ、下草類で庭をデザインしています。
リビングダイニングから眺める小さなナチュラルガーデン-柏市S様邸
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陰地ならではの雰囲気を出す様に植木を選ぶ

陰地で美しい庭と言えば、坪庭を思い浮かべる方も多いかと思います。坪庭や中庭は元々が日陰環境である事が必然的ですので、和風の美しい庭文化が発達した場所とも考えられます。
こちらの施工例では陰でも美しいソヨゴやモミジといった植木を植栽し、マホニアコンフューサやヤブラン、セキショウなどの陰向きの下草類を選んでおります。
日陰へ蹲を設えた小さな和風の庭-浦安市E様邸
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お住まいという環境を考えて植木を選ぶ

生活環境を考えて植木を選ぶという事は、簡単に申しますと生育によって植木が生活の邪魔になってしまう事を避ける、といった意味合いとなります。
生育の仕方を予め考慮したうえで植木を選ぶという事になりますが、具体的にはどの様なケースがあるのでしょうか。

玄関や駐車場へ植える植木は生育の緩やかなものを

玄関や駐車場などは、毎日の様に歩いて通る場所と言えます。植木を植えても通るのに不自由ではない様に見えましても、時には荷物を手に持ったり、傘を差す事もあると思います。
この様な場所へ植える木は、やはり生育の緩やかな種類を選びたいものです。
ソヨゴ
ヒメシャリンバイ
アロニア
などは、背丈も含めて生育が非常に緩やかであり、お勧めの植木と言えます。

こちらは通路そのものを小庭にデザインしておりますが、植木はヒメシャリンバイ1本というシンプルな構成です。
バークチップの中を枕木アプローチが続く小さな庭-杉並区N様邸
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背丈の高い自然樹を選び、枝の下を歩く構成もあります

狭い通路でも背の高い自然樹を楽しむならば、枝葉を頭上に見ながら歩ける様な思い切った選択も可能です。
ヤマモミジやアオダモ、コハウチワカエデなどは生育と共に下部の枝を枯らしていきますので、ある程度の高さの植木は幹周りがすっきりとしたものが流通します。特に枝が少ないものであれば歩く際に干渉する事がなく、こちらの施工例の様に幹の傍を普通に歩く事が出来ます。
頭上の緑が心地良さを感じさせるナチュラルガーデン-板橋区N様邸
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花や実、紅葉などの季節感で植木を選ぶ

お住まいにいながらにして植木の季節感を楽しみたいのは、今も昔も変わらない文化と言えます。植木それぞれ季節ごとの姿を持ち合わせておりますが、植木選びの際はどの様な部分で季節感を取り入れていけば良いのでしょうか。

花のある植木を選ぶ

白山吹の花
花物と言えば、昔であればツバキやハナミズキが主流となっておりましたが、現在では花物として植えられる植木も多岐に渡ります。

常緑樹で花を付ける植木

常緑ヤマボウシ(ホンコンエンシス):白花。時折白地に赤模様が入るものも流通します。

フェイジョア:ハイビスカスの様な南国の雰囲気の花。花の存在感が強い事を予め考慮する。

オガタマ:バナナの様な芳香の白花。ポートワインと呼ばれる赤花品種もあります。

ブラシノキ(キンポウジュ):赤色のブラシの様な花が特徴的。葉は小さく尖っています。

アセビ:房状に釣鐘の様な花が下がります。ドウダンツツジの花にも似ています。

常緑ガマズミ(ビバーナム):レイフレアーズドワーフやハリアナムといった品種が有名です。

ギンバイカ:繊細な作りの白花が特徴。生育は旺盛ですが切り戻しが可能な植木。

マホニアコンフューサ:寒い時期に黄花を付けるので、寒い時期もお庭が華やかに。

オオムラ・クルメツツジ類:寄せ植えによる造形などで使える低木の常緑ツツジ類。

落葉樹の花物

ヒメシャラ:白い小さな花が多く付き、樹形そのものが白く浮き上がります。

エゴノキ:垂れ下がる様に下向きの花が多く付く植木。生育が旺盛なので余裕のある場所へ植える。

ジューンベリー:桜に似た展開を見せる白花が多く付く。花期が短い代わりに実を多く付ける。

ヤマボウシ:ガクの部分を花として干渉する部類。存在感が大きく、紅花も存在する。

アロニア:小さな花がいくつも寄せ合った状態で非常に美しい花。生育も緩やかで重宝します。

白山吹:ヤマブキの黄花も美しいものの、樹形も異なり白花の付き方が上品な植木。直射日光は避けて植栽する。

ツツジ類:ミツバツツジやドウダンツツジの他品種多数。庭作りの際は剛健な物を選びたい。

実のなる植木を選ぶ

ジューンベリーの実

お庭で実のなる植木を植えるのは楽しいものです。収穫・食用となるものは限られてまいりますが、植木の実は食用だけではありません。昔は大きな柿の木や栗の木、ミカン、ビワなどをよく目にしましたが、近年の住宅事情では難しいとも言えます。
弊社は実成りの植木を選ぶ際は生育面や周辺環境を念頭に置いてご提案を致しております。

庭作りのキャストとして楽しめる実の成る植木

ジューンベリー:食用も可能で、多くの赤い実を付ける。ただし生育により樹高が高くなると収穫が難しく、放置した実は落下して周辺が汚れやすくなる事を想定する。

ブルーベリー:食用が可能で庭木としても扱いやすい植木。特にノーザンハイブッシュ系の品種は葉も肉厚で実が大きく、樹形も乱れ難く丈夫である事を確認しております。

ヤマモモ:食用も可能な有名な実で、実成り品種は「瑞光」「森口」が有名。放任では大木になる得る為、最低でも3m程の樹高管理を想定しておく。

アロニア:実成り時期が早く、秋に赤く染まるまで付き続ける。鑑賞用の赤味の他、加工用として黒実が付くアロニアはチョークベリーと呼ばれる。

オリーブ:造園・庭作り用としてはスプレッシーノと呼ばれる樹形重視のものが主流。実成りの為には他品種のオリーブとの近接が必要とされる。

ソヨゴ:花は存在感が小さいものの、実がなると秋に色付いて美しい。実が小さい為、多く成ると繊細な美しさを見せる。

ナツハゼ:黒い実が幾つか垂れ下がり、加工して食用とする場合もある、野趣ある植木。日向では葉焼けを起こすも、暗い日陰でも育ち難い。周囲に風通しが確保されたような明るい日陰だと育ちやすい。

ユズ・キンカンなど:ミカンと比べるとやや小さな姿で樹形を維持する事が出来る柑橘類。ミカンは美味しく作る事が非常に難しいものの、こちらの2種であれば薬味やハチミツ漬けで楽しむ事が出来る。

紅葉する植木を選ぶ

紅葉するヤマモミジ

植木が美しく紅葉する様はとても美しく、庭作りの恩恵を最も感じられる瞬間かもしれません。ですが紅葉は周辺環境による影響が大きく、どこでも山の様な色合いを見れる訳ではございません。ですが根を張って何年も経過して落ち着いた際に綺麗に色付いた例もございますので、長い目で期待する事も大切です。
ですが簡単に綺麗な色月を見せる植木も多くあり、以下は庭作りのプランに盛り込む事も多い種類となります。

紅葉・黄葉をしやすい、住宅のお庭向きな植木

ヤマモミジ:夏場の環境や昼夜の寒暖差によって紅葉具合が異なる。小さな繊細な葉が樹形に沿って染まる姿が美しい。

コハウチワカエデ:ヤマモミジよりも葉が少ないものの、それによる上品な樹形が紅葉を引き立てる。

ヒメシャラ:植栽場所や年により色味が異なるが、赤く染まる際は非常に濃い紅色も見せる。

ジューンベリー:容易に赤い色付きを楽しめる植木。実が終わった後に紅葉も楽しめる為、生育に余裕のある場所であればお勧めの植木。

アオダモ:場所と環境により黄・赤に染まる自然味ある植木。葉の形成が独特であり、山の風情を気軽に楽しめる植木。

ナツハゼ:生育場所を選ぶものの、自然に生えてきたかのような山間低木の雰囲気が美しく、樹形と紅葉のバランスが特に美しい。

アロニア:実の色付きと共に葉も見事な紅色に染まる植木。自然味豊かな樹形に対して生育も緩やか。

ブルーベリー:ノーザンハイブッシュ系では枝までも真紅に染まる見事な紅葉。赤味は特に透明感を感じる程で、かつ手軽に紅葉を楽しむ事が出来る植木。

オトコヨウゾメ:ナツハゼと同様に生育場所を選ぶ植木。特に葉焼けを起こしやすいが、健康に育った際は自然味豊かな表情を見せる。

ツリバナマユミ:植栽場所により黄・赤の色付きに分かれるものの、実が成った際は実の色付きが美しい。直射日光を避けて暗い場所へ植えてしまうと非常に花~実が付きにくい。

ドウダンツツジ:紅葉を楽しむ植木の中では最も剪定方法を問わない植木。強い刈り込みによる造形も行う事が出来るものの、丈夫さの反面夏の直射日光には非常に弱く葉焼けしやすい。

常緑樹(半落葉含む)ながら色付きを見せる植木
ヒメシャリンバイ:成育が緩やかで丈夫な為、植栽場所も自由が効く。古くなった葉が落ちる際に赤くなる事があり、通常の緑葉
とのコントラストが楽しめる。

紅花トキワマンサク:元々紅色を帯びた葉が秋になると部分的に真紅に染まり、紫と赤が混じる美しい姿になる。日陰に植えると葉に艶が出て美しいものの、葉そのものが大きくなって花が付きにくくなる。

ビヨウヤナギ:低木類として扱える、黄花が美しい植木。半常緑(半落葉)の植木にあたり、落葉する葉が美しい紅色に染まるのが特徴。

お庭の植木を選ぶのも、実に多くの要因がある事がお解かりになったかと思います。
ですが住宅街のお庭に向く植木は限られている事もあり、無限な選択を迫られる訳ではございません。弊社施工によってこれまで植栽してきた植木の特性を考慮し、お庭作りのお手伝いとなれれば幸いです。

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