今回は、横浜市のお寺様にて施工を致しました人工竹垣根のご紹介です。

お住まいの工事に合わせる形にて、弊社HPよりお庭と垣根の設計・施工をご依頼戴きました。

横方向に塩ビ竹を寝かせて重ねて積み上げる「御簾垣」タイプと異なり、今回施工致しましたのは塩ビ竹を立てて並べていく「清水垣」タイプとなっております。

通常はブロンズ色のアルミ柱材も、今回は竹を模したカラーとし、全体色を統一させた仕様と致しました。

お住まいを外界から囲う垣根は、そのまま内側へ施工を致します和風のお庭のバックスクリーンとしての役割も担っております。

垣根の柱位置のライン出し
今回施工を致しました垣根は、中央の水糸ラインとなります。

適正サイズに裁断した塩ビ竹を、アルミチャンネル内側へ立てて並べていきます。

天然竹の垣根と同じく、パーツを一つ一つ手作業で組み上げるので、出来上がりも非常に繊細な物となります。
今回の垣根は距離もございます為、非常に壮観な眺めとなります。

パーツの組み上がった垣根の外観
部材の組み上がった垣根の様子です。

全ての部材が竹色で統一され、柱が目立たず全体が一体化した印象になっております。
この垣根に縄(ポリエステル)を掛けていきます。

縄を掛けた垣根  垣根の向こうにご本堂を望む

縄を掛けて完成した「清水垣タイプ」の人工竹垣根です。
ご本堂の更に奥は、県指定記念物の保護樹林となっており、小さな自然が残る由緒ある山となっております。

垣根調の扉
今回は垣根の端へ、垣根調の扉も備え付けました。

この後、完成した垣根の内側へ和風のお庭を施工致しました。
お庭デザインと致しましては、芝生スペースを広く取り、黒松を主役とした手水鉢を備える造りです。

和風造園が完了致しましたお庭です。

垣根を背景とした和風のお庭
垣根を背景に黒松・梅・サツキが映え、織部燈籠・手水鉢、鳥海石が醸し出す和の風景

背景に垣根を備えたお庭は、いわゆる「空間美」を持ちます。
植栽の隙間や枝の無い足元付近など、全ての間が心地良い眺めとなります。
こうした手法は無理に植栽を押し込む事がございませんので、植木の生育も良くなります。
特に芝生や黒松、サツキ・ツツジなどの低木類にとっては、日当たり良く風通しが良好な事が、重要な植栽条件となります。

垣根は、距離に関わらず一間でもその魅力を発揮します。
和風造園におきましては広いお庭はもちろん、小庭・坪庭にも欠かせない存在となっております。

現代の住宅事情においては、風通しの良いお庭設計が特に求められております。
お住まいの中に「間」の美しさを取り入れてみるのも良いと思います。

それでは失礼致します。