今回は世田谷区のS様邸の花壇への植栽をご紹介致します。

お住まいはオフホワイトとブラックを基調としたシックな佇まいとなっており、塀や花壇は打ち放しによる重厚な仕上がりとなっております。
外壁は高級マンションなどに使用される石調タイルで、通常よりも大判の物を美しくあしらっております。

こちらのお住まいに自然に調和致します様、ご希望やイメージをお聞きしたうえでの植栽ご提案となりました。
お客様よりいただきましたご要望と致しましては、
■玄関を開けた際に緑がさりげなく目隠しとなる(植栽には高さが必要)
■十分な高さもありながらも乱れの少ないスマートな作りの植木を
■色彩に統一感を持たせ、全体にまとまりが見られる様に
上記名の様に具体的なご意見を戴く事ができました。

花壇は大小2箇所ございますが、ご要望の通り色彩・品種共に綺麗に揃える事でお住まい周り(間口)が広く見え、離れて眺めた際にお住まいのスケールが明確になり、全体が立派に見える効果がございます。
お客様のお住まいに対するセンスがうかがえるご要望であったと思います。

まずは3本の立ち木を植栽します

目隠しとなるソヨゴの植栽
まずは玄関の目隠しの役割を持つソヨゴの株立ちを植栽します。
シンボルツリーという見方も出来ますが、今回の植栽におきましてはお住まいと調和する自然な緑といった様な捉え方で植栽を考えました。
幅のありすぎる物や曲がりの強い物とは異なり、ストレートで無駄なく作られた樹形をご用意致しました。
直線を基調としたお住まいに良く映えます。
植栽位置はお客様にご確認をいただき、微調整をして決定致しました。

主木に添える形でブルーベリーを
ソヨゴに添える存在として一回りコンパクトなブルーベリーを植栽します。
ソヨゴは実成りも良く季節の変化を感じられる植木ですが、さらに自然感と四季を感じられる存在としてブルーベリーも植栽致しました。
花壇の方角・土質・夏場の水遣りなどの条件が揃えば綺麗に育ちます。

反対側花壇にもソヨゴを合わせます
門扉を挟んだ反対側にも同じデザインの小さな花壇があります。
こちらにもメインと同じくソヨゴを植栽する事で、幅広い統一感を持たせる事が出来ます。
違う品種を細かく多種に寄せ植えをしますと、遠くから眺めた際にテーマが薄い印象になってしまい、またお住まいとの引き立て合いが難しくなってきます。
まず単純な色彩コントラストのイメージを決め、常に離れて眺めた風景を考えると良いと思います。
こちらのソヨゴは単幹物ですが、柔らかい印象を残した樹形となっております。
植木は「高さ」ではなく樹形によって印象が決まります。
小さな植木でも骨格や「芯」が通っている事で初めて綺麗に生長を見込む事が出来ます。
一見して幅広くボリュームがあり、幹や骨格が見えない木は特に注意が必要となります。

足元を見栄え良く。乾燥も抑制するグランドカバーの植栽

グランドカバーで足元を締めます 06245
続けて立ち木類の足元へグランドカバーを植栽致します。
グランドカバー類は多種存在しますが、最低限のメンテナンスにて綺麗に長期に渡って絨毯状に出来るものは以外に限られています。
あまりに容易に地面を覆う物ですと当然すぐに溢れ出し、挟みを日頃から入れる事になってしまいますし、何よりもあまりにも植栽同士が被さり合いやすいものですと、手を入れても中が枯れてしまってた、という事が起こり得ます。
メンテナンスが容易な場合は、少し伸びた辺りで時折挟むと見栄えが簡単に良くなります。
これは生垣を育てる事と同じ仕組みで、挟みを入れる事で天端(真上の面)の枝が緻密になって葉が細かく密になる為です。
生垣の側面同様、グランドカバーの天端も低く綺麗に揃えておく事をお勧め致します。

散水をして植栽が完了となります
グランドカバーの植栽時には十分な量の堆肥混合赤土を使用しております。
花壇の様に乾燥のしやすい場所ですと、乾きやすい培養土などを使用する際は注意が必要です。
庭土に近い保水性を持つ土に、程ほどの栄養素を混ぜ込む程度で考えると良いと思います。
押し込んだ赤土をさらに水で締める様に、十分に散水します。
同時に塀や花壇を洗浄し、植栽作業が完了となります。

植栽を終えたお住まいの様子です

花壇とお住まいの全景
お客様のご希望より、統一感のあるシックな植栽スペースとなりました。
外壁やお住まいの形状、共に植栽との相性が美しい仕上がりとなりました。
お住まいの顔となる植栽は、お好みも大切ですが建物との調和が非常に大切だと再認識する機会となりました。

こちらの施工のご紹介はお庭の施工例世田谷区S様邸 濃緑色の植栽がお住まいをシャープに引き立てますにてご覧いただく事が出来ます。

花壇スペースは、広くはないケースがほとんどではありますが、道行く方々からの印象を決めてしまう程の重要性を秘めているスペースでもございます。
ご依頼の際は全体像を考え、お住まいの風景をご一緒に考える事が出来ましたら幸いです。

それでは失礼致します。